住み分け

人間は何種類かに分けられて生きている。

特にアメリカの場合はそれが顕著だ。
人種差別は減ってきてはいるが、住み分け
はなくなっていない。勿論、地下鉄の
ような公共施設内では人種による車両の
区別などは完全になくなったが・・・・

その住み分けを認識していてもいなくても、
普通は問題なく生きていかれる。しかし、
認識していないと、思わぬ落とし穴に落ち、
人生を誤ってしまうことは今でも多々ある。

住み分けの定義にもよるが、私はこんな
要素が分け方の基本だと思っている。
経済力、学歴力、腕力・暴力、情宣力
政治力、行政力、等々。これは勿論、
日本国内での話である。これがアメリカ
だと人種も加わってくる。だから、
50年前に住んでいたあのビバリーヒルズ
では、黒人を見たことがなかった。

この認識がなく行動して失敗する日本での
典型的な例は飲み屋街選びだろう。もし
新宿3丁目で飲み歩いていたら、どんなに
経済力や学歴力があっても大きな顔をして
歩いたりしてはいけない。もし、そんな
ことをしたら、翌朝ボコボコにされた顔を
して家に帰ることになる。

また、学歴力に酔いしれて、偉そうに
正義感を振りかざして駅で歩きたばこを
注意したりしたら、今の日本でも骨でも
折られるのが関の山なのだが、そんな学歴男
が後を絶たない。「お前は何を学んできたんだ?」
と思わず聞いてしまいそうになる。住み分け
認識力の欠如はとんでもない結果に
繋がってしまうことを知らない人が余り
にも多すぎる。

どんなに事業で成功して経済力があっても、
行政力にたてつけば、徹底的に虐められる。
だから、お金が出来ると政治家に近づく人
が多いのはこの行政力を味方に引き入れ
たいからなのだ。この好対照がホリエモン
とアパホテルだ。

ホリエモンは、政治家とのつながりを
作らないうちに行政力にたてついて
刑務所に送られた。半面、アパホテルは
行政力との絆を作っておいたから、
コロナ禍でも「コロナホテル」の指名を取って、
業績を維持した。これこそが、住み分け
認識力の差が人生を左右した典型的な
実例だ。自分がどの世界に住んでいて、
どんな力が足りないかを認識して、初めて
上手に人生を全うできるのだ。

暴力の世界に行けば、学歴力なんて糞
みたいなものだし、政治力の前に行けば、
経済人も膝まづかなければいけない。
これが世の中だということを知って行動
している人は、日々是好日である。
それは、千年後も同じなのだ。

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第三のお金

お金って、2種類だと思って生きている
人がほとんどだと思います。
自分のお金
他人のお金

でも、もう一つのお金があるんです。
自分のお金でもなく、他人のお金でもない。
でも、使い方は自分で決められる。そんな
お金を使える立場の人になるって凄い事
なんです。その典型が自民党幹事長と
いう立場です。そして、それを使って国を
大きく動かしたのがあの田中角栄先生です。

なんで、今更、田中角栄かって?
自分が今、そんな立場にいるからです。
角栄先生の気持ちが分かるからです。
お金を管理する、そして、それを動かす。
これって、結構ダイナミックで面白い経験
だってことが分かってきたんです。

自分のお金でないのに、使い方は自分が
決める。やってみるととっても不思議な
感覚です。勿論、自分の懐に入れれば、
罪になります。横領です。これで捕まった
人は大勢います。最近では、日大の理事長
や私立幼稚園連合会の前会長などが記憶に
新しいと思います。

〇〇財団の会長、〇〇協会の会長、医師会
の会長なんていうのも第三のお金を動かせ
ます。会社の社長がその地位を利用して
動かすお金とは全く違います。「気分」が
違うんです。会社は常に利益を追求してい
ます。だから、社長といえども、無駄な
お金は使いたくないのが普通の感覚です。

でも、〇〇協会の会長は利益を追求してい
ませんから、気楽に使ってしまえるんです。
自分の懐に入れなければいいだけで、
そのお金が利益を生むことなんか全然考え
なくていいんです。だから、接待でも
超一流のレストランに行けるんです。
テレビドラマ「ドクターX」でも
病院理事長がそんなシーンに何度も
出てきましたよね。

勿論、自民党の幹事長は、自民党が選挙で
負ければ、その責任を問われます。でも、
自分のお金を失うことはないのです。
地位を失っても、議員ではいられます。
でも、会社の社長は、会社が傾けば給与
も減りますし、時には解任されます。

この緊張感の違いは、なってみないと
分からないと思います。でも、なろうと
思っても、簡単にはそんな立場の人には
なれませんよね。「引き」がないと、
なれません。

「引き」って正に天のお導きです。
だから、自分で手を上げてもなかなかなれ
ません。勿論、東大なんて出る必要は全く
ありません。逆に出ない方がいいです。
何故なら、東大出は少数派で支持者が少なく
嫌われる率が高いからです。

日大の理事長なんかは日大相撲部の出身だった
し、4億円使途不明金の私立幼稚園連合会前会
長の香川敬は国立音楽大学出の僧侶でしたから
ね。

「引き」に遭遇できる人ってどんな人なんで
しょうかね。一種独特の才能を持っている人
だと思います。上記の二人も、貫禄があったし
口も達者でしたよね。でも、これでは答えに
なりません。次回までに、よ―く考え、この
「引き」とは何かが分かったら、このブログ
に整理してみます。

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調査と人間性

私の法人にも、毎年監査が入ります。
二人の公認会計士が来て、正しい会計処理
をしているかを調べるんです。

会社法人に来る税務調査に似ています。
50年前の独立したての9年間は
何度も税務調査を受けました。3年に
1回は来たように思います。30代そこそこ
で毎年土地を買い、ビルを建てていました
から、かなり目立っていたんでしょうね。

基本的に、悪いことをしないで生きて
いるので、3回の税務調査で多額の
更正決定通知書を貰うことはありません
でした。久しぶりに、3年前に来た調査
では、「更正決定なし」のハガキを
受け取りました。これは、大変珍しい事
らしいです。なので、そのハガキは額に
入れて、仏壇に供えてあります。

知り合いの中には、何度も多額の更正
決定を受けている人もいます。そんな人は、
共通して、傲慢な人で、人を顎で使う
ような感じの人が多かったように思います。

交通違反で捕まって、これでもかと警察官
にくってかかるような人は総じて税務調査
官には嫌われます。何か共通点があるので
しょうね。

要するに、人間として大人になり切れて
いない人が税務調査で大損をするように
思います。例えば、
① 「前の調査官はいいと言ったのに」
なんて食って掛かれば、間違いなくいじめ
られます。「それじゃ、前の調査まで
遡って調べましょう」なんて言われるのが
オチです。

② 調査官には良い印象を持たれなけ
ればならないのに、「税務署の人間が詐欺
やってるんじゃ、調べる資格なんてないよな」
なんて言ってしまったら、もうすべてが
オジャンです。

③ 税務調査官って、最初は必ず柔ら
かい物腰で「趣味はなんですか」なんて
ニコニコしながら訊いてきます。そんな時に、
べらべらとプライベートをしゃべって
しまったら、貴方は余程のバカです。
その後の調べは、その会話から聞き出した
情報を使って、深く、深く調べ尽くされて
しまいます。人間、普段から余計な
事は言わないにこしたことはないのです。

④ そして、絶対にしてはいけないことは、
「嘘」です。私は、子供たちに親の遺言として、
「嘘をつくな」と言い続けています。嘘なんか
つかなくても、努力すれば十分に豊かな生活は
手に入る世の中です。私だって、嘘つきとだけ
は縁を切ります。だって、お話しする価値が
ない人たちだからです。

でも、嘘つきでも大のつく大詐欺師になると、
愛想がよくて、人に好かれる人が多いんです。
税務調査官だってそんな大物詐欺師には
騙されてしまいます。そんな場面に出くわした
ことがあるんです。私、呆気にとられましたよ。
マー、それでも、いい死に方はできないで
しょうがね。

ヤクザだって、大物はすごいですよ。頭が良く
て、頭の回転が違うんです。あんな人たちにも
調査って入るんですかね。80年生きても、
それだけは見たことがありません。

世の中って怖いですよね。

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転倒がきっかけに

観光協会のボランティアを始めてから
下見でハイキングコースを歩くことが多い。
その度に、転びそうになったり、
崖下に落ちそうになったりして、
こんな危ないハイキングは止めさせ
なければいけないと思っていた矢先に、
今回の事故が起きた。

自分が休日によく歩くのは葉山の
南郷ハイキングコース。
武山ハイキングコースに比べたら
ずっと安全で78歳にはぴったりだと
思っていた。アジサイを見ながら、
フィトンチッドを浴び、山を
歩くのは本当に気持ちがいい。

そんな爽快感で油断してしまったのか、
この日曜日に歩いた時に、思いっきり
転倒した。長い下り坂を、走って駆け
下りたのがいけなかった。もう少しで
平らなところまできた途端に、
滑って6メートルくらい転げ落ちた。

左手、両膝からかなりの出血。一瞬目の
前が暗くなった。ふと気が付くと、
ズボンの膝は破け、血がしたたり落ちていた。

寝転がったまま、「もう松葉づえの生活
なのかな」とぼーっと仕事への影響を
考えていた。しばらくそのまま寝転んで
いたら、通りがかりの美しい女性が
「大丈夫ですか」と声をかけてくれた。

彼女は彼女の飲料用の水で傷口を洗って
くれ、更に彼女のタオルで傷口をふさい
でくれたので、何となくほっとして、
松葉づえのことが頭から離れた。その上、
心配して公園の駐車場まで送ってくれた。
「神は正直の頭に宿る」とは
このことなんだと都合のいいことを
考えながら家路を急いだ。

家に帰って、仕事柄たっぷりと備えている
薬や包帯で完璧な処置をしたら、急に
眠くなり、横になったら3時間も寝て
しまった。目が覚めたら、どこも痛くなく、
車いすにはならない感じだった。
それがとても嬉しかった。

今回のことをきっかけに、二度と山歩きは
しないと心に決めた。もうすぐ80歳なん
だし・・・・
車いすにならずに済んだ上に、
新たな決心も出来たし、美しい女性の適切な
処置もあって化膿も避けられ、更に骨折も
せず、「自分はなんて運がいいのだろう」と
亡き母の写真に手を合わせて、お礼を言った。

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命をとるか、男をとるか

久しぶりに隣町、野比で飲んだ。
地域振興の仲間が5人、ぶらりと集まった。
移住促進の話題が1時間以上続いた頃、
話をリードしていたAさんがトイレに立った。

すると、突然話題が変わった。
「命をとるか、男をとるか」という
地域振興とは無関係のテーマに。

5人の平均年齢は68歳で、私が最年長
の78歳。そろそろ男を卒業する年代の
4人の男たちの悲哀に満ちた会話が始まった。

さっきトイレに立ったAさんは70歳。
まだまだ男でいたいとサプリを漁って
いるのだという。今飲んでいるのは
アメリカ製のSというサプリで、毎朝
1錠で、40代の元気が保てているという。
背も高く、ロマンスグレーの素敵な
見てくれだから、男にこだわりたい
気持ちがよく分かる。

ただ、このサプリ、良い事ばかりでは
ないらしく、頻尿の原因の前立腺肥大
を一気に悪化させる効能もあるのだと
嘆く。このサプリ、男性ホルモンの
分泌を促進するので、男としての活力は
生まれるのだが、結果、前立腺肥大を
誘発させてしまうらしい。そう言って、
またトイレに立つAさんの背中には
何か悲しい老醜の雰囲気が漂う。

前立腺が肥大すると、いずれは前立腺癌
になるらしく、Sの大量摂取は命がけなの
だと、真顔でCさんが語りまくる。

するとハイボールをがぶ飲みしていたBさん
が横やりを入れる。「頻尿を抑えて、更に
男を元気にするサプリがあるんだよ」と。
急に、「オー」と、全員がBさんの方を向く。

あの有名な「ノコギリヤシなんだけどね
・・・・」ノコギリヤシのサプリにも
色々あるらしく、Bさんが飲んでいるのは、
ノコギリヤシにマカなどが配合して
あるらしく、頻尿を抑えるにも効くが、
若さの回復にもいいらしい。
普段は口に出さないが、みんな結構その
方面の研究をしているようだ。

兎に角、こちらを立てればあちらが立たず、
あちらを立てればこちらが立たずという
ことで、話が尽きない。こうして、
灰になるまで、もがき苦しむのが男の人生だ
ということで、お開きになったのが、11時だった。

そう言えば、こんな話を英語で書いたのは
今年1月の寒い日だった。まさか、半年後に
飲み屋で同じようなことを話すことになる
とは予想すら出来なかった。

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土地でも「惚れたら負け」

不動産貸付業者としては成功した。
成功の秘訣を問われて、必ず使う言葉が
「惚れたら負け」

女性に縁が生まれて、
「この人しかいない」と思ったり、
土地の情報を手にして、
「この土地しかない」と思ったりしたら、
その瞬間からかなり不利な立場になる。

土地の買収では交渉上手になりたい。
価格交渉で、1億の売地を1億で買う
ことはない。必ず、2割くらい安く買値を
伝える。当然、相手はすぐには下げない。
下げても5百万円くらいだったら、
OKは出さない。そんなこんなで時が流れる。

結果、縁がなければ他の人に買われて
しまう。でも、初めからその土地に執着
していないから、つまりは、惚れていない
から残念には思わない。否、惚れた
そぶりは見せないと言うべきか。

こんなだから、交渉しても買えない
ことも多いので、いつも買付証明書は
2~3か所同時に出している。
そうすれば、年に何か所かは好条件で
買えるのだ。「いい土地なんていくらでもある」
そう思うことにしている。

結果、安く買った土地が高利回りをたたき出す。
こうしてこそ、成功者になっていくという訳だ。
これは株でも同じ。

アメリカ株は値動きが激しい。
1年で10倍になるなんてザラだ。
だから、アメリカ株を気長に仕込んでおけば
120万を1200万にするのは簡単なのだ。
おまけに、ニーサで投資額が120万円以内なら、
何千万儲けても無税だし・・・

でも、いくらアメリカ株でも高値で掴んだら
そうは儲からないどころか大損してしまう。
だから、これはという株でも底値が来るまで
待つことが大切なのだ。つまりは、惚れこんでも、
高値では買わないことが肝要なのだ。

先日も、1年間下がるのを待ったアメリカ株を
友人と一緒にかなり超安値で仕込んだ。
「この株しかない」とは思わないから気長に待てた。
今は既に10日で5割以上値上がりしている。
この株では過去に数十倍というスケールで
儲けさせてもらっている。

立場上、具体例は書けないが、
女性についても同じだと思う。
仕事でも遊びでも人間関係でも
「これしかない」とか
「今しかない」とか
「絶対に欲しい」とか
という強すぎる感情はかなりの確率で
不幸への引き金になる。

「縁のあるものは手に入る」
私はそのくらいの気持ちで
毎日を軽快に生きている。
それで十分ではないか。

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●●夢中から滑稽へ

ゴルフ、スキー、ウィンドサーフィン、
テニス,英会話、夜遊び、グルメ、
ボーリング、自転車。
長く生きてきて夢中になったものは
かなりの数になる。

ゴルフに夢中な時は、
ゴルフ場の会員権を買いまくった。
20コース以上の会員権を持ち、
その時価総額は10億円を超えていた。
それが、今では一つも持っていない。
バブルの崩壊で、最高値で10億円の
会員権が売却後にはたった1億円に
なってしまった。

そんなゴルフに夢中だった頃が懐かしいが、
最近では、1年に1度くらいしか行かない。
あれほどの夢中はいったい何だったのだ。
夢中というのは、後から振り返ってみると
滑稽にすら思えてしまうことがある。

15コースの会員権を何のために買いたした
のか、何かに取りつかれ、狂っていたとしか
思えない。勿論、「老後はゴルフ三昧を
しよう」なんて考えていたのだろうが、
老後真っ盛りの今、コースには年一回しか
行かなくなってしまったのだ。
人生の先読みなんて全く当てにならない。

スキーに夢中な時は、斑尾に行きまくった。
斑尾高原ホテルと連結していたマンションを
購入し、冬は斑尾、夏は蓼科で遊びまくった。
今では、どちらの別荘も売り払ってしまった。
あれほど夢中だった斑尾のことなど思い出す
ことも少なくなった。勿論、もうスキーなど
する気もない。

夢中歴を整理すると、
ゴルフは20代、スキーは30代、
ウィンドサーフィンは40代、
テニスは50代、自転車が60代。
英会話は40代で、NOVAに通いつめた。
夢中がどうやって生まれ、どう消えて
いったのかはっきりとは覚えていない。

夢中なんて消えてしまえば、実に滑稽だった
ことを悟る日が来るのだ。そのことを若い時に
知っていたら、もう少し上手な生き方が出来
たのかもしれない。お金の使い方や家族への
配慮も含めて・・・・今、女性に夢中になって
家庭を顧みない人がいたら言ってあげたい、
「すぐに後悔するから、家庭に戻りなさい」と。

人生で最後まで残る夢中は何だろうか。
理屈から言えば、睡眠、食欲、性欲の
三大欲求関連だろう。
食欲関連で「美味しいものの食べ歩き」は
20代から今まで続く「夢中」ではある。
恐らく、この夢中は死ぬまで続くだろう。

性欲は死ぬまで続くかどうか自信はない。
「早く枯れたい」という気持ちもある。
こんな心をざわつかせるものは無い方が
いい気もしている。勿論、既に夢中ではない。

そして、最後は「睡眠」だ。何も考えずに
永眠する日が近いように思う。人生、過ぎ
去ってしまえば全てが滑稽なような気もする。
だから、夢中もいいが、ふと立ち止まって、
肩の力を抜いて、「滑稽だな」って思う
時間が必要なのではないだろうか。

※戦争に夢中なプーチンよ!
その夢中には何の意味もないことに
早く気付いて欲しい。お前の夢中で何人の
人が死に、何人の家族が悲嘆にくれている
のかを想像できないのか。夢中なんて振り
返ると大した意味もなく、滑稽なんだから。

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●収穫期か絶望期か

50代の教え子を見ていると
60代が収穫期になりそうな人と
60代が絶望期になりそうな人がいる。

まだ無理のきく50代、
いくらでも遊ぼうと思えば遊べる年齢だ。
それをいいことに遊び惚けている教え子もいる。
遊ばずとも、毎晩酒に溺れている教え子もいる。

「まだ青春ですよ」と大ぼらを吹くが、
確実に体力の衰えは忍び寄っていて、
夜の生活もあの薬頼りで無理を重ねる。
結果は明白で、「入院した」なんて噂を聞く。

あの清原がいい例だ。
体がボロボロになるまで遊びまくる。
そして、とんでもない薬にまで手を出してしまう。
見る影もないぶよぶよの体になって・・・・・
借金まみれの清原のように、50代で、
貯蓄が百万もない還暦人が
4人に一人以上だなんて統計もある。
出来れば、還暦をこんな絶望期にはしたくない。

それに引きかえ、
50代の教え子の中には
年収が5千万を超えているのに、
そんなそぶりは微塵も出さずに、
腰を低くして、建築の営業をして、
年商60億をたたき出している教え子もいる。

私のように、仕事が遊びになってしまい、
お金を使って遊ぶ必要のない世界で生きれば、
還暦を迎えても、それこそ還暦=収穫期になり、
老後に自死を考えることなど必要なくなる。
だから、還暦以降を収穫期にするために
真剣に生きて欲しいというのが
教え子への切なる願いだ。

60代の自死が急に目立つようになったが、
彼らのように派手な世界に生きている人たちは、
一度躓くと、還暦の寂しさに堪えられなくなって、
自死の誘惑に勝てなくなってしまうのだろう。
だから、己の立ち位置を、静かな環境に置くことも
老後の準備としては大切な気がする。

還暦は42歳の次に来るきつい厄年だが、
色々と工夫して、還暦を本当の厄年にしないように、
真面目に、夢中に生き抜いて欲しい。

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●寄り添う

喜寿(77歳)の楽しみの一つはマッサージ。
一人の決まった人に揉んでもらうよりは
色々な人にやってもらう方が好きだ。

理由は二つ。
一番の理由は、「こんなやり方もあるんだ」
という発見の意外性とそれを知った時の喜び。
指圧っぽいことを中心にして揉むセラピスト
ストレッチを中心に揉みほぐすセラピスト
能書きが多くてためになる面白いセラピスト
やって欲しい部位をピタリと当てるセラピスト
等々、セラピストには色々な特徴があるのだ。

二番目の理由は、施術中の会話の多様性。
人は人によって色々な人生を送っている。
そのお話を聞くのが実に楽しいのだ。
一人の決まったセラピストだとその人の人生や
経験しか聞けない。でも、色々なセラピストだと、
その人数だけの人生経験が聞けて、結構楽しくて、
ためにもなるのだ。

今日のセラピストは本業が公認心理士。
つまり、国家資格を取った心理カウンセラー。
東日本大震災で負った心の傷の相談に乗ったり
している人。でも、それだけで飯を食うのは
大変で、週に4日はここで働いているという。

相談に乗るときの一番のポイントは「寄り添う」
ことだという。なるほどと思うためになる事例を
たくさん聞くことができた。

私には、10年以上パーキンソンで辛い生活を
強いられている家族がいるのだが、どんな言葉
をかけてあげたらいいのかいつも悩んでいた。
電話の向こうの声を聴くと、辛くて涙が
出てしまう。でも、気の利いた言葉が出なくて
悩んでいたのだが、これからは教えたもらった
「寄り添うことば」で励ましてあげることにした。
決して、叱ったり、「もっとしっかりしろ」など
とは言わないことにしよう。

老いて、何も出来なくなった人にかける言葉の
難しさを知った一日だった。今日のセラピスト
からは本当に多くのこと学ばせてもらった。

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観光協会って何するの?

このご時世、「観光協会」で検索すれば、
観光協会についてのかなりの情報が手に
入る。ただ、その情報で観光協会の実態
を分かるなんてことはどんなに頭が良く
ても不可能だ。かなり深く理解しようと
思ったら、参加している人などに聞く
しかない。そして、本当に理解したければ、
入会して活動してみるしかない。

横須賀市の観光協会は基本的には10の行政
センター、つまり、本庁、追浜、田浦、
逸見、衣笠、大津、浦賀、久里浜、北下浦、
西を拠点にして活動している。私が会長を
しているのは、人口約3.3万人の北下浦
観光協会だ。

事務局は行政センターにあり、市役所職員
数名が担当している。市の人口が38万人
だから、一つの観光協会当たりの人口は
平均3.8万人で、小さな市くらいに
相当する。

活動目的は「地域振興」 平たく言えば、
「故郷を良くしようよ」ということだ。
活動メンバーは故郷をこよなく愛する
ボランティアさんだ。活動経費はかなり
市が負担してくれるが、収入の多くは
300人くらいの観光協会員からの寄付である。
予算規模はせいぜい500万円前後だ。

本題の「何をするのか」ということだが、
「何をしてもいい」のだ。ただ、基本的には、
連合町内会長、地元市会議員などから構成
される理事会での活動計画が土台となる。
例えば、ふるさと祭り、マラソン大会、
海岸清掃、ハイキングなどが恒例だ。

会長1年目の昨年は、様子見ということで、
私のやりたいことは封印していたが、
今年は会長としてやりたい次のような夢を
前面に打ち出している。
① ファンクラブを立ち上げ、
この地域の魅力を全国規模で宣伝する。
このクラブの第一弾企画は、5月8日の
「山城ガールと行く三浦一族歴史ツアー」 
で、もう既に満席である。
② 「犬の天国」を作り、全国から
犬好きを移住させる。犬SUP大会、
犬キャンプ大会、町中ドッグラン化、
ドッグカフェの名店の誘致等々。
③ この街に住んだ有名人の別荘を訪ねるツアー
やいま売りに出ている別荘や不動産を見て回る
ツアーなどを主催する。

6月28日にはドッグカフェ1号店が
牧水ビーチに開店する。この街の名物に
なること間違いなしである。兎に角、
規模が大きい。駐車場だけでも40台は
収容可能なのだ。下手な道の駅より大きい。
更に、ベランダからの夕日はスーパービューだ。

犬好きに悪い人はいない。それに、犬好き
の人の平均年収は統計上の平均年収を
かなり上回わり、街の税収が増え、
街が高級化する。成城、松濤町、芦屋
などは皆犬の町だ。更に、犯罪率が下がる
というから、良いことずくめである。

議員になって国や地域を良くする方法も
あるが、議員になるには頭を下げなけれ
ばならないから、私の性格に合わない。
だから、飯は自分のお金で賄い、報酬など
貰わず頭を下げる必要のない観光協会活動
を選んだのだ。

税金から給料を貰わない分、気持ちが
軽やかである。そんな美しい気持ちの
会員300名で日夜奮闘している。
知ってみる価値のある世界だと思う。
「人のために汗を流す喜び」は格別だ。

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自称「善人」の家

ブログを書き続けて20年になるのだが、
そんな私のブログを10年間も読んでくれて
いる人がGW初日に訪ねてきた。
それも名古屋から。

3月には四国から会いに来てくれた人が
いた。こんなダメ人間が書くブログを
どうして読んでくれる人がいるのかが
不思議でならない。フォロアーが
10万人を超えているのもミラクルだ。

名古屋から来たその人は、私と同じ不動産
貸付業者で、2時間も滞在してくれて、話に
花を咲かせた。私がテナントビル中心で
貸付をしているのに対して、彼は住居系が
多いという。兎に角、同業なので深い話が
通じ合い、楽しくて楽しくて、時間の
経つのを忘れるくらいだった。

話が弾んでいた時、突然教育の話を始めた
彼の口から、「善人の家には争いが絶えず、
悪人の家には争いが少ない」という言葉が
出てきた。今まで聞いたことがなかったので、
説明を求めた。聞けば、彼の家は浄土真宗で、
法事の時の住職のお話で聞いたのだ言う。
「自分で善人だと思っている人は、自分が
正しいという思い込みをしているので、
他人の話に耳を傾けないし、受け入れる
こともしない。そんな家庭の中では争いが
絶えない」という。

ところが、自称悪人は、自分は間違って
いると思っているので、人の意見に耳を
傾け、素直に受け入れる気持ちがあるのだ
といいうのだ。

「だから、普段から自分が正しいと思って
生徒指導などをしているような学校の先生
の家などでは、意外と争いごとが多く、
殺伐とした空気が流れていることが多い
んですよ」と説明をしてくれた。

そういえば、昔やっていた学習塾の生徒の
中で、扱いにくかった子の多くはそんな家
の子が多かったことを思い出した。両親が
学校の先生なんていう場合は特にそうだった。

我が家はどうだろうか。
私は常々自分がダメ人間だと思っている。
だからだろうか、我が家には争いの言葉が
飛び交ったことがない。

親鸞聖人はいいことを言う。そういえば、
我が菩提寺で法話を聞いたことがない。
寂しい限りだ。

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真面目はいいがくそ真面目は・・・

会議は長引くのが常。
その会議をぴたりと定刻で終わらせる人に
出会った。その技に驚いた、自分はまだ未熟
だとも思った。勿論、今後は時に応じて、彼の
真似をすることにした。

会議で、彼は意見が出ても、沈黙後それには
一切反応しないのだ。つまりは、無視してしまう。
だから喧嘩にもならない。「では、次の問題に
移ります。」と全然違う話題にすり変えて
しまうのだ。最初は唖然としたが、段々慣れて
しまうと、「自分がバカなことを言ったから
無視されたんだな」と思うようになる。

もちろん、そう思わない人が、
「今の討議の続きはは?」と食い下がると、
「時間がないので、こちらの討議を終えた後に
させてください」とやんわりと受け流す。
勿論、時間切れで二度とその問題は討議されない。

今まで、意見が出ると生真面目に必ず回答を
出そうと努力したくそまじめな自分が大馬鹿に
思えてきた。勿論、そんな私が主催した会議は
決して定刻に終わることがなかったのは言う
までもない。

余りに生真面目だと人生はうまくいかない。

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闘争の歴史

ウクライナの状況は実に悲惨だ。
「明日は台湾か?」
「その次は日本か?」
他人事ではない。

偽善に満ちているテレビコメンテーターは
言いたい放題「可哀そう」と「戦争は嫌だ」
を連発する。無難にそう言っておけば、
また次のお呼びがかかることを計算して
いる見え透いた心が嫌いなのだ。
私には、それが一番のストレス
で、すぐにyoutubeに切り替える。

そして、誰かが核シェアリングなんて
言おうものなら、「とんでもない、日本は
被爆国」なんて売国奴のようなことを言う。
戦争反対と叫んで一番喜ぶのは中国だ。
この世には戦争をしかけてくる国家元首
がうじゃうじゃいるのだ。プーチン、
習近平、金正恩・・・・・・・・・・

だから、口先で戦争反対と軽々しくいう
人は、かなり幼稚な人か、その運動で中国
辺りから金を貰っている真の売国奴だ
(小学生が言うなら許されるが)人類の
歴史は戦争の歴史と言っても過言ではなく、
人類は戦う遺伝子を組み込まれている
悲しい動物なのだ。

今のマリウポリ、第二次世界大戦の東京、
応仁の乱の京都、焼野原になった美しい街
なんて数えあげたらきりがない。人類は
本当にバカなことを繰り返している悲しい
動物なのだ。 

「戦争反対」と「可哀そう」という言葉は
人間性をあぶりだすリトマス試験紙でもある。
この語を軽々に使う人は歴史を学んでこな
かったか歴史を学ぼうとしない怠惰な人たち
で、そんな小学生レベルの人間を会社で採用
してはいけないし、友達にしてもいけない。

もう一度言う。人類の歴史は殺戮の歴史だ
ということを絶対に忘れてはいけない。
白旗を上げれば、争いが終って
もとの平穏な生活に戻れるなどと思って
いる平和ボケ老人になってはいけない。
征服されたら、それはそれで想像を絶する
辛い人生が待っている

強制労働を強いられたり、若い女は容赦な
く犯されているウィグル族の現状を決して
忘れてはいけない。ヒットラーのやった
ことをもう一度思い返して欲しい・・・・

既にプロパガンダ工作で日本に送り込まれ
ているスパイのような人たちの口車に
乗せられて、「戦争反対」などと言って
いる人たちがいることが寂しい。だから、
二度とそんな防衛費を減らすような軽率な
言葉を口にして欲しくない。敵の思うつぼ
だから。

それが分かったら、もう一度核シェアリング
について深く考えてみよう。そして、戦争で
日本が標的になっても家族が困らないように
用意周到に準備をしておこう。かくいう私は
40年前から、その準備をしている。当然、
核シェルターらしきものも二つ作ってある。
山にはこつこつと食用の雑草を植えている。
長沢に戻ってきたのはそのためだ。

「どこで、何が起きても困らないように
真剣に生きる」これは、第一次世界大戦→
関東大震災→世界恐慌→第二次世界大戦と
闘いの歴史に翻弄され続けた祖父からの
大切な大切な教えなのだ。

私が以前からこのブログに書いている
ことが次々と現実になっている。
だから、真剣に生きよう。

学べ、学べ、
多くを学んで
少しでも長くこの平和を守り抜こう。

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横須賀、時々表参道

駅から1分の家は海が一望で山が目の前だ。
孫との散歩は牧水ビーチに行くことが多いが、
月に一度は標高200メートルの山にも行く。
理想の故郷で、毎日を過ごしている。

そんな故郷にも少子高齢化の波が押し寄せ、
人口減少と街の衰退に歯止めがかからない。
で、この人口3万の「北下浦」活性化のために、
観光協会の会長職も引き受けた。

しかし、基盤となる町内会も衰退の一途。
以前汗を流した横浜の町内会よりは
まだましだが、流れは全く同じ下り坂。
若者が参加したくなる要素が何もない。
何故って、若者に楽しい企画が少なすぎる。

若者ターゲットの移住促進のために
「移住用の空き家を訪ねて歩く会」
「この地の有名人の別荘を見て歩く会」
「山城ガールとの三浦一族故郷探訪」
「きたしたうらの富良野を歩く会」
「インスタ映えポイントを訪ねるハイク」
色々と企画するが、すんなりとはいかない。

「初めにルールを作れ」
「そんなことより先にやることがある」
「情報の管理に責任が取れない」
挙句の果てに、「企業とは手を結ぶな」

金は出さない、ラインは危険だ、
あれもダメ、これもダメ
自分の会社なら半年で出来ることなのに・・・・・
最近は「辞職届」を懐に会合に出ている。
これ以上足を引っ張られたら辞めようと・・・

そして、そんな暗い気分の時には、
買いかえたばかりのポルシェで東京に行く。
ポルシェも電子化が進み、運転は超難しい。
渋谷に車を置き、のんびりと歩き始める。
宮下パークから表参道へ歩くのがマイルート
裏原で20代前半の「悪ガキ」時代を思い出す。
表参道の超近代的なデザインの建物を見ながら
「こんな建物に挑戦したい」と夢を膨らませる。

「やっぱ東京はすげー」
きょろきょろしながら歩くと、
気が付けば青山通り、246号線を渡って、
高樹町通りから骨董通りへと向かう。
「ここは何度来てもいい」と混みあうカフェに。
この6月28日に牧水ビーチにオープン予定の
ドッグカフェにもこんなに客が溢れるだろうと
高ぶるワクワク感が止まらない。

企業連携活動で仲良くなった社長がオープンする
2号店で、料理も一流で青山でも通用する名店だ。
このカフェで絶対に街が変わると確信している。
「ヴィジュアルに街を変えたい」という私の夢が
素敵な社長の協力で一歩も二歩も前進する。

そして、渋谷に置いた愛車へとタクシーで戻り、
MMのマイホテル「横浜ベイコート」でディナー
「さー、明日からまた頑張ろう」
85歳までは滅私奉公しなければ・・・

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難事を常と思えば、日々是好日

Life is a journey with a heavy burden.
と、家康が言ったとか言わなかったとか・・・

最近、この言葉が体で理解できるようになった。
格言とか、名言というのはただ知っているのと
理解して自分のものにしているのとでは全く
次元の違うことだということが分かってきた。

だから、なんでも知識として知っていると胸を
張る優秀な一流大卒が意外と惨めな人生を
送ることが多いのはそのせいなのだろう。
また、そう考えると、世の中は結構公平なの
かもしれない。

「本心を磨く」で書いたことにも通じるが、
人生とか世の中というのは言葉で知って
いても上手には渡れない厄介なものなのだ。
難しいこと、苦しいこと、理解不能なことを
何回も通り抜けて初めて上手に世間を渡ることが
出来るのが人生なのだ。そして、それが
分かれば、もうそれ以上怖いものはない。

「あー、いつになったら楽になるんだろう」
そう言っている内は、絶対に楽にはなれない。。
勿論、一瞬の楽、一時的な楽はあるだろう。
1月に晴れた日が続くことがあるように・・・
でも、必ず、また雨が降り、春の嵐がやってくる
のだ。

そんな春の嵐で済めばいいが、もしかしたら
ウクライナのように日本が焦土と化す日が
来るかもしれない。それもまた人生なのだ。
歴史上、百年も平和が続いたことなんて、
この地球上にはなかったことなのだから・・・
歴史を紐解けば、残虐な戦争の連続が歴史
そのものなのだから。

だからこそ、人生が楽しいと思える強靭な心を
身につけるしか、楽しく生きる術はない。
実際の苦しさの他に、苦しいことが
起こるかもしれないという不安に怯えて
生きていくのが人生だとしたら、もうそれを
楽しめる強い心を体得するしか幸せになる
方法はないではないか。

だから、苦しいときにはこれは神がくれた
試練だと思って楽しく問題解決法を考え、嘘
でもいいから楽しそうな振りをして生きよう。

隣の人は毎日楽しそうだなんて思っている人に言
いたい。その人だって人には言えない家族問題
や病気を抱えていて、絶対に心底幸せだなんて
ことはないから安心したらいい。妬まない、
羨ましがらない。歳をとらない人なんかいない。
みんな老人になり、病気を抱えて、もだえ
苦しんで死んでいく。それが人生なんだから。

強くなれ! 強くなれ!
強くなって、難事を楽しめ!
そして、日々是好日にしよう!

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●本心を磨く

038
優秀で東大に行った同級生が何人もいる。
でも、その中の多くの友人が結構みじめな
人生を送って一生を終えた。

その理由は簡単だ。
彼らは心の勉強を怠ったので、人生で一番
大切なことを最後まで分からなかった。
それは、「この世を支えているのは99人
の凡人で、学歴が一番上の百人目の貴方も
この99人なしでは生きていかれない」
ということ。

学歴が優秀ということだけで、
凡人の99人を見下しているから、
人がついてこない。結果、人生が惨めに
なっていく。特に、50歳を過ぎたあたり
から、その傾向が強くなり、
人が離れていくケースが多い。

先日も、慶大医学部を出たとある医者と話す
機会があった。彼曰く、
「俺だって、そんな理屈は分かっているか
ら、従業員にはすごく丁寧な言葉づかいで接して
いるんだけど、看護師がすぐに辞めてしまう。
学歴の低いバカにはもったいないくらいの給料を
払っているのに・・・」

やっぱり、低学歴者をバカにしている本心
が話の端々にでてくる。だから、言ってあげた。
「その低学歴とかバカとかいう言葉を使っている
内は絶対に楽にはなれないな。本音と建て前を使
い分けても、それはすぐに見破られ、人の心は
離れていく。脳細胞の全てを入れかえ、本心から
自分は自分以外の99人に支えられているという
意識を持たないとね」

そういう私の座右の銘は、
「脳みその全てを、感謝の気持ちで塗りつぶす」
私には、本音も建前もない。あるのは磨き続けて
いる本心だけ。

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killing him with praise

The most important thing in life is
to truly enjoy every day,
but I never intend to force this idea
on those who find it difficult.

When I was young, I also thought
that “everyday joy” was a dream.
However, after experiencing many things,
I could create an environment in which
I can enjoy every day.

Based on the average life expectancy,
it looks like I only have a single
digit left. So, if I didn’t enjoy every day,
there would be no point in living.

The most important condition for
“fun” is the absence of anxiety in one’s life.
It is not necessary to be rich.
For this reason, I have worked hard
to save money since I was young.
So now I have no worries about surviving.

The next most important condition for an enjoyable life
would be human relationships. I have
about 50 intense contacts, including employees.
Not all of these people work conveniently for me.
That is why I have found a way to keep
these moody people out of my world and
have created a comfortable environment.

In this world, it is healthier to praise
than to scold or get angry. Therefore,
I try not to do anything that is harmful
to my health, such as blaming or trying
to persuade people. I praise them thoroughly.
This way of thinking supports my current health.

For example, when someone constantly complains
about how busy he or she is at work,
I say to them, “Since you seem to be busy every day,
I’ll assign someone to help you.
Of course, in the back of my mind, I are thoroughly gentle,
with the intention of eventually taking all the work away
from that employee and finally moving him or her to a place out of sight.

In this way, I gently and kindly relieve
the person of his/her busyness, act like a Buddha,
and finally erase him/her from my sight.
In this way, a pleasant workplace with no unpleasant employees is created.

Also, if someone I don’t like is in a volunteer group,
I can quickly quit the group because of my illness.
Again, no persuasion or asking.
Because it would be silly to get sick for contributing
to society at the last moment.

In this way, I have created an environment
where I can enjoy and have fun every day.

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20年後

80年近く生きていると20年後が3度ある。
例えば、20歳の時の20年後の40歳、
40歳の時の20年後の60歳、60歳の
時の20年後の80歳。

20歳の時にその20年後を言い当てる
ことは私には出来なかった。ただ、
母は言い当てていた。不動産がとてつ
もなく値上がりすると。
「だから、不動産の道へ進め」と言い
続けていた。今の成功はこの母の助言に
従ったから手に入れたと言っても過言ではない。

40歳の時に私自身がその20年後を言い当てた。
少子高齢化で日本が沈没していくと予想した。
その通りになって、「あの時、塾を売って
よかったね」と大勢の人に言われる。
不動産は一極集中していくと予想し、
横須賀を離れ、横浜と東京に資金を
集中投資した。案の定、横須賀の土地は
暴落し、横浜と東京は値上がりした。

さて、これからの20年はどうなるか。
ズバリ言えることは、「高齢者の高齢化と
1学年の子供の数の激減」だろう。
我々の時代、1学年の生徒数は260万人
だったが、20年後は40万人を下回る。
何と六分の一以下である。日本沈没に等しい。
恐ろしいことだ。

結果、具体的にはどんなことが起こるか。
一例としては、タワマンのゴーストタウン化
が起こることは間違いない。20年以内に
起こるであろう首都直下型地震があっても
なくてもタワマンはひどく老朽化し、
その修繕費が捻出出来ない組合は
マンション放棄を決めるしかない。

一学年が六分の一以下に激減した若者たち
にこのゴーストタウンを蘇らせる
エネルギーはない。そんなことが次々と
起きて、今の湯沢のマンション群のような
ゴーストタウンが東京中に出現する。
唯一、この予想を外してくれるのは中国人
だろう。もし、タワマンを次々と中国人が
買ってくれれば、ゴーストタウン化は
起こらない。神様、仏様、中国人様! なのだ。

これから20年後、孫たちが就職する。
その時に、彼らが快適に過ごせる日本を
作ってあげなければならない。今は、
そのために全力で街づくりをしている。
日本は無理でも、我が町「北下浦」くらい
は程よい人口密度の暮らしやすい街にして
おいてあげたい。そして、大震災が
起こっても、余り困らないような強靭な
故郷を作っておいてあげたい。

この「きたしたうら」を、理想の桃源郷に
しておいてあげたい。観光協会にはそれを
可能にする潜在力がある。20年後の「きたしたうら」
を見届けるには、100歳まで生きなければならい。

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Relative Happiness Theory

A student of mine came to visit me
and we got into a lively conversation.
Knowing my age, he asks me something
interesting: “Your life just after
the Second World War must have been hard ?”

Compared to lifestyle now,
I should probably answer, “It was hard,”
but since I never thought it was hard,
I replied, “No, it wasn’t.”

Indeed, before I started school,
my parents didn’t buy me underwear, and
I never remember eating lunch. There was
no bathroom in the house where we lived,
and seven of us slept in a six-tatami room.
When I was hungry, I sometimes ate even sand.
But I never felt that it was painful.
Perhaps it was because other people
seemed to be living similarly.

My grandfather lived a 10-minute walk away.
There were three-tatami room, four-and-a-half-tatami room,
and six-tatami room, in his house.
I slept in the three-tatami room and my grandfather in the six-tatami room.
My grandfather’s life seemed rich like a dream,
even though it was a really simple life now.

My father died when I was two years old
and my mother raised five children.
But I didn’t know what that meant.
So I never felt unhappy.
I think all children are like that.
Rather, I think it was the poverty of
my childhood that allowed me to feel
tremendous happiness. In that sense,
I suppose I am happier today because of
the poverty I experienced then.

Television often broadcasts pitiful scenes from poor African countries.
And the voiceover says how pitiful it is.
However, I have a feeling that the children shown on the TV
don’t seem to think they are unhappy.
Just as I, who was malnourished and sick
when I was a child, did not think I was unhappy.
In that sense, the mass media is also a misery-making machine

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ワクワクしている

横浜市港北区の幼稚園へ視察に行った。
5歳の幼稚園児がネイティブの英語授業を
受けている。驚くことに、先生と園児の
やり取りは全て英語である。勿論、園児は
普通の日本人だし、日本人の補助の
先生もいない。

この幼稚園は日本で初めてこんなことを
やり遂げた奇跡の園である。
同じシステムで学童クラブも経営し、
日本全国に教室を展開し、破竹の勢いで
成長している。

当然、真似をしたいと考えている幼稚園や
学童クラブの経営者は数多くいるが、
そんなことを簡単に出来るわけもない。
日本中の公立中学校ですらできない
難しいことなのだから。 皆、指を
くわえて見ているだけだ。

彼らの成功の鍵は「親の年収に目を付けた
こと」である。そこの幼稚園の月額授業料
はなんと8万円以上である。だから、
ネイティブの先生を保母さんとして高給で
雇えるのである。彼らはそんな高い授業料
を払える家庭が沢山ある地域だけを選んで
出店しているのだ。

英語をネイティブに教えさせる素晴らしい
ノウハウを考え出しても、かかる費用を
払える客がいないと嘆いているのが凡人。
成功する人は、高額所得者地域に出店
すればいいということに気が付き、
それを実行し、天下をとった。

世の中には、何でも「そんなこと出来ませんよ」
という常識人がほとんどだから、やる気のある
人間には成功のチャンスがいくらでもある。
それだから私のように何に対しても、
「出来るかも」と思ってしまうおっちょこ
ちょい人間の方が大成功してしまう。

今日の会議でも、「そんなこと出来ませんよ」
という部下の言葉に「またか」と反吐がでた。
簡単には出来ないから出来る方法を編み出す
会議をしているのに・・・私は、出来ない
理由なんて聞いている暇はないんだよ、
「このうつけもの」

でも、気をとりなおして「にたり」とほほ
笑んで怒ることなく会議を終えた。また一つ
私の楽しみが増えたのだ、こんなネガティブ
人間ばかりだからこの世の中には成功の種が
溢れている。 だから、眠れないほど人生が楽しい。

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Pressure makes you stronger.

If you were born in a family where
your grandfather, father, and older
brother all graduated from the
University of Tokyo, it would be
inevitable that you will feel pressure
to get into the University of Tokyo.
Even if you are not told to enter
the University of Tokyo ,
you will feel that pressure.

In other words, even if you are not
told to study, you will be forced
to go to your desk. But even so,
it would not be surprising
if there are people who hate
studying and cannot face their desks
honestly.

I was like that. I didn’t like to study,
in fact I didn’t study but I think that
pressure helped me a lot in my life.
I believe that such pressures are
necessary in life, even if a child
fails to meet his father’s expectations.

In such cases, I suggest that it is
good for fathers to be strict with
their children. Fathers can be strict,
but mothers should not be strict.
This balance is the most important
to bring up the children.

This is because I believe that this
pressure makes the children much
stronger. There is no society without
pressure in this world.

But even in such a situation,
I want you to create a place to
escape. Without a place to escape,
families often fall apart.

It depends on the amount of pressure.
I am helping my grandchildren learn
to gain high EQ under pressure. What
is important in life is a moderate IQ
and a excellent EQ.

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駅まで30秒!

京急長沢駅前商店街・グリーンショップの
建築確認申請が通ったのが1977年だから、
もうすぐ半世紀が経つ。鉄骨で壁が
ブロック、屋根が亜鉛メッキ鋼板のこの
建物はとっくに償却期間を終え、戦後の
バラック建築を彷彿とさせる悲しい姿を
駅前にさらしている。

駅前ショップがこの雰囲気だから、
グリーンハイツのマンション価格が当時
の半分以下になっても全然おかしくない。
むしろ当然なのかもしれない。もし、
この駅前の雰囲気がガラッと変わって、
ショップに取り囲まれたセンターゾーン
にヤシの木が植えられ、水場でも
あったら・・・ 子供たちの声がこだまし、
多くの若い世代が移住してくるだろう。
 京急長沢駅の乗降客数はコロナの影響
も重なり激減している。このまま駅の
利用者が減り、人口が減り、老齢化が
進行したら、この街に未来はない。
折角クリエイトが出店し、南口が明るく
なったのだから、北口も再開発で一気に
駅前の雰囲気を変えてく必要がある。
この最後のチャンスを逃したら、
もう二度とこの街に光は戻ってこない
であろう。腐った魚が刺身になれる日
は来ないのだから。

再開発面積は500坪。地権者は10人。
成功の可否はこの地権者が開発のメリットを
享受できるか否かだ。兎に角、この案件は
めったにない宝の山。でも、今は誰もそれに
気付いていない。容積率100%を1種という。
当該地は2種相当なので、1000坪の
マンションが可能だ。1000坪から共用部の
20%を引いた80%が販売可能だから、
販売面積は800坪。ただ、ここから地権者に
返す面積を引かなければならない。現在、
一人の地権者が平均47㎡を所有している
ので返却面積は470㎡、つまり141坪。結果、
800から141 を引いた約660 坪が正味の
販売面積となる。一戸20坪で考えると33戸
になる。

では、駅まで30秒のこのマンションは
いくらで売れるか。一戸20坪のファミリー
タイプとして、近隣相場を調べると3200万
くらいが上限価格となる。ということは、
総販売価格は3200万円×33戸=10億5600万円。
建築価格を坪100万として、建築総額は10億
なので建築は可能だ。地権者は一銭も
出さずに新築の店舗が手に入るのだから、
彼らにとっては夢のような話だ。
最後に、一戸3200万円で売れるかが問題だ。
200万円の頭金を入れ、AUじぶん銀行の
0.4%の金利で3000万円を借りて30年
ローンで返済すると、月々の返済は8.8万円。
これなら同条件のアパートに入るよりは
ずっといいから3200万円のこのマンションは
割安だ。更に、投資目的でこれを買って外人
貸しすれば、一戸当たりの家賃は19万円前後
が可能で、管理費を引いても手取り17万円に
はなる。不動産屋に管理を任せても16万円の
手取りである。住んでよし、貸してよしの
好立地マンションと言える。5分以内に海が
あり、山があり、駅まで30秒の夢のような
マンションである。 

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I don’t ask for much.

I am happily working with 40 employees.
When I look at the faces of my employees,
I‘m always worried if they are enjoying
their work.

I’ve rarely been angry at my employees.
Because I was able to live a good life
without being offended by my parents,
I believe that there is no need to be
angry at my employees.

That is why I am often asked,
“Why do you work so happily?
Perhaps it’s because in the company
I head, I live my life believing in my
subordinates, not expecting them
to give me perfect scores.

I imagine that my mother never got angry
at me for the same reason.
I think she believed that
this son would someday correct his course
and grow up to be a fine person,
so she didn’t get angry and enjoyed
raising her son.

If an employee made a mistake,
the mistake would be announced at a
meeting. Of course, we don’t say who
made the mistake. They discuss why
the mistake happened and how to prevent
others from making similar mistakes.

Since our job is to take care of lives,
we always need to pick up mistakes
while they are still small.
It is more important to “share mistakes
than blame them” to raise the overall level.
By not getting angry,
I am able to keep my health and the minds
of my employees in good condition.

Furthermore, when I don’t expect others
to give me perfect scores, the resentment
and anger that I would never forget will
fade away. This is something I especially
want to tell young people who are thinking
about killing themselves. Yes, there is
no event that has not disappeared in your
mind over the past five years, even
if it was so unpleasant that you wanted
to kill yourself.

So, don’t blame others, don’t ask too much,
believe in your future, and just live
happily. Because life is very short, and
that’s all we have. If you live happily,
the god of luck will smile upon you.

That’s how I’ve walked my life path.

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●運と誠実

大学1年の生活は無一文でスタートしたが、
最初に巡り合ったバイトに恵まれ、
いきなり最高級外車に乗れる豊かさを
手に入れ、以来幸運に恵まれ続け、
今の今まで極楽の人生を送ってきた。

更に、人生の中で30回以上転居したお陰で、
人生のどの部分を切り取っても、
「退屈な日常を味わう」ことはなかった。
つまり、夢のような非日常が連続する
人生を送ってきた。

大学2年にはロスで約一年遊んだ。
ビバリーヒルズやサンタモニカビーチが
遊び場だった。大学3年で新橋に
カフェをオープンし、昼はゴルフで夜は
カフェという日が多かった。高校時代と
同様に学校にはほとんど行かなかった。
カフェ経営は素人だったが地の利だけで
成功した。その頃の住まいは渋谷区の
松濤町で、正に日本の一等地で暮らして
いた。桜田淳子が同じマンションに住ん
でいた。

母の「一度はサラリーマンをした方が
いい」というアドバイスで卒業後は
大企業に就職した。学校には行かずとも
卒業時の成績はかなり良かったので就活に
苦労はしなかった。

新卒で入った会社ではゴルフの腕前を
評価され、週に一度の接待ゴルフに
連れていかれた。つまり、会社のお金で
週一のゴルフを楽しんだ。そこでは、
「お客さんのラフに入ったボール探し
の役」を任された。ボール探しのついでに、
ちょっと白杭の外に出たボールを蹴飛
ばして杭の内側に入れることも重要な
任務だった。

つまり、自分の打球が常にフェアウェイを
キープする者にしか出来ないそれなりに
難しい仕事だった。アフター5は温泉と
麻雀で、夢のような新入社員生活を送った。

28歳で独立し、学習塾経営で成功した。
なので、30歳で340㎡の海の見える露天
風呂付の自宅を建てた。42歳で社員百人
にまで大きくなった会社を3億円で売り、
街を美しくしたいという想いを抱いて横浜で
貸しビル業を始めた。住所変更をせず、
体だけは横浜の港南区中心の生活を
開始した。バブル崩壊の波の中でも、
貸しビル事業は成長し続けた。

50代で上大岡に引っ越した。横須賀の家は
そのままにしたので、ここでも住所変更は
しなかった。だから、免許証の住所は
ずっと横須賀市だ。上大岡の生活は松濤町
の生活に似ていた。上大岡は渋谷の丸山町
に似ていて夜の遊び場が多く、眠らない街
だった。

その頃は、冬は斑尾でスキー、夏は蓼科で
ゴルフをして過ごした。両方に別荘のある
快適な毎日だった。ビリオネアーでは
なかったが、その程度の余裕はあった。

そして、77歳の今も、家の近くに海一望の山
を一つ買って,自給自足の出来る森の中の
生活を夢見ている。こうして、毎日が非日常
の連続する人生を歩んでいる。これを可能に
しているのは誠実と強運だ。

人生で一番大切なことは運のいい人に
囲まれ誠実に生きること。二番目に大切な
ことは自分の運を信じ苦しいときも曲がった
ことをしないこと。その結果、人に愛されたら、
もう成功は間違いない。

加えて、己に降りかかる全ての事象を幸運と
思い神に感謝する強い生き方をすることだ。
そうすることで、自然と顔が笑顔になって
病気とは縁がない人生を送れるようになった。

人生って、人に愛されてこそ素晴らしい
ものになることを知った77年間だった。
死に物狂いの受験勉強や苦しいい徹夜の
仕事とは無縁の人生に感謝している。

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The Love of Old Age

I would like to say to those who are
in love with someone after aging.
“You should be more moderate.”

I have a friend who spent a lot of
money on an old love and ended up
penniless, saying, “I want to spend
all my money before I die.” Ten years
have passed since then, and he is now
living a miserable old life.
Even though I have warned him many
times, he is still unable to die.

Many of my students do not have any
plan for their retirement in their
40’s , and their income will
definitely decrease in their 70’s
and beyond.

So they need to live carefully to
prepare for this in their 40’s.
However, there are many people
in their 50’s who are taking energy
pills and playing around, thinking
that they are still “active” and
making their old age miserable.

Peace, national power, and nature
are not your responsibility because
they are luck, but health, money,
and friends can be taken care of
by your own attitude. I would
like you to live out your 50’s
seriously in preparation
for a long old age.

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●個人別投資効率

日本の1世帯当たりの金融資産の平均は
約1千万円だという。平均だから、
ゼロの世帯もあれば、億超えの世帯も
あるのは当然だ。

1千万円の内訳は、預貯金が約5百万、
生命保険が3百万、株式が200万と
なっている。銀行がこの人は金持ちだと
判断する金融資産の額は3千万以上らしい。

「運気に逆らう人」で書いたように、
この平均値の1千万円で運気を開くには、
今ならアメリカ株への投資が一番効率が良い。
とはいえ、失敗することもあるだろうから、
破産しないために、300万円ずつA、B、
Cの三口に分けて投資するといい。

そうすると、Aが下がっている間はそれを
放置し、上がっているBとCで稼げばいい
から。Bが2倍でCが4倍なら総金融資産
は2千万を超える。こんなことは、
絵にかいた餅ではなく、実際にいくらでも
起こっている。少なくとも私の周りでは。

こうして金融資産を増やしてから、
不動産投資を開始すると、頭金の占める
割合が多くなるので、キャッシュフローが
多くなり、返済繰上げスピードに加速度が
つき、不動産取得ペースを上げられる。

不動産指標で最も大切なのはキャップレート
だ。俗にいう、収益還元率のことだが、
株の儲けを不動産で増やすには、
このキャップレートを上げる努力が重要だ。

購入した土地でキャップレートを上げるために
何をするかは投資家によって違う。賢い
投資家は必ず自分の得意な投資先を身に
つけている。だから、単純なアパート投資
ほど馬鹿げた投資はないことなど重々承知している。

Kさんは○○大の学生向けマンションが得意で、
抜きん出た高いキャップレートで事業を始め、
安定した土地活用で大資産家となった。大学の
スポーツ系クラブとの太いパイプを利用して、
他のアパート経営者よりずっといい投資をして
いるのだ。

また、銀座の街を丸源ビルで埋め尽くした
「丸源ビル」の川本源司郎氏は、飲食ビルを
得意とした。特に、繁華街に建てた貸しビル
には自らが通いつめた水商売の女の子を入れ、
満室経営を続けた。これぞ一石二鳥の離れ業
だと言われ、日本一の資産家だと羨ましがられた。

貸しビル成功者はこうして自分の得意の分野
を密かに開拓していることが多い。
私は昔、学習塾経営という得意分野を持ち、
塾の校舎を建てては不動産を増やしていった。
その当時、校舎展開のための銀行借入れ用
事業計画書に書いたキャップレートは
15%近くで、今では考えられない夢の
ような数字だった。

この30年間、塾用校舎への投資→駐車場投資→
ファミレス投資→コンビニ店投資→米軍貸
マンション投資→マッサージ店投資と投資先を
時代に合わせて変えてきた。そのキャップレート
は常に10%前後である。

ブース貸制のマッサージ店投資のアイデアは
自分でも驚くほどの閃きだった。今後も、
アンテナを高く上げて、時代が求めている
ものを正確に把握し、人が思いつかないような
高い投資対象を見つけていきたい。そして、
地域振興に貢献するのが人生最後の夢だ。

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Testosterone and Life Span

It’s been two years since my
78-year-old friend with prostate cancer
was given a large dose of female hormones.
There is no darkness in his face
as he cheerfully tells me that
his cancer has been completely cured.
He looks more like a gentleman with
nice romance gray hair than ever before.

I used to believe that men with high
levels of testosterone and women with
high levels of female hormones could
maintain their youthfulness,
but looking at him, I am not so sure
about my own theory. I am beginning
to think that whether you are a man
or a woman, if you have more sex hormones,
you might be able to stay young.

A male friend of mine, who has survived
prostate cancer, has grown big breasts
since he was given female hormones,
and he shows them off to his friends,
making them laugh. It makes me wonder
what gender is these days.

As we all know, prostate disease is
often caused by too much male hormones,
and most men with this disease are instructed
to reduce their male hormones
. In other words,
they often tell you to stop being a man.
I wonder if I am the only one who thinks
this is really sad.

Perhaps it’s because many of my friends
have taken testosterone, a male hormone
stimulating supplement, in order to
remain men forever, but it’s scary
to hear that six of the ten men
in our group have prostate cancer.

Would you stop being a man to live?
Would you rather die than stop being a man?

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沙也加の心

車を半日外に置いておくと、うっすらと
花粉などの白い埃が積もっていることに
気づく。ということは、外に半日干した
洗濯物にも同じことが起きていると思うと、
体に悪い天日干しはもうそろそろやめた
方がいい。

だから、そんな理由でコインランドリー
を使う人が激増しているのには十分納得
ができる。勿論、その他の動機でやって
くる人もたくさんいる。

一番多いのは大家族の人。
雨の日、家の中に洗濯物を干したくない
からということでコインランドリーを
利用する。羽毛布団や毛布を洗いに
来る人も多い。

コインランドリーがこんなにたくさん
なかった時代は、汚れた毛布や布団を
洗わないで何年も使っていた。今思えば、
随分と不潔だったと思う。でも、今は、
寝具を季節の変わり目ごとに洗うように
なった。コインランドリーのお陰その
ものだ。

朝忙しくて、洗濯をしないで出かけ、
夕方帰宅してからやってくるお客様も多い。
こんな人は天気には関係ない。そんな人と
話し込むことがよくある。

30代で独身の美人OL。 
今日のテーマは沙也加の自殺。
テレビでその筋の人が語るお悔やみの
言葉がつまらないと言う。死の真相を
語る人が一人もいない。判で押した
ような追悼の美辞麗句が並んで、
イライラするとまで言う。

一人で生きる三十路の女は「不安が
いっぱいなんです」という。病気になれば
一気に生活そのものが破綻するからと・・
だからといって、面白くもない男との結婚
へと逃げたくはないらしい。

沙也加も男に浮気されたり、喉が痛く、
声が出なくなる恐怖にもさいなまされて
いたんですと、やけに詳しいことを話し
出す。両親が有名人で、それに負けまい
と頑張って生きてきて、そこへ別れと
喉の異変が起きたら、誰だって死にたく
なると彼女が言う。

高齢者の自殺も多いが、三十路や四十路の
女性のリストカットもかなり多いらしい。
昭和の20年代と比べたら、誰もが本当に
豊かになったが、それに感謝するのではなく、
辛いとすぐに死を考えるのはどうかと思う。

沙也加の心が分かれば分かるほど、死に
ついて考える時間が多くなった。
「人間万事塞翁が馬」なんて
分かったようなことを言う奴は嫌いだ。
死にたいときには、死にたいと話せる
友人がいたら、沙也加も死なないで
済んだだろうに・・・・

人生の中でうっすらと積もった埃を
振り落とすためにも、死を語り合える友
を一人は持っておきたい。死は目を背ける
ものではなく、用意周到に迎い入れる
べきものだと思っている。

One point lesson for myself

I almost made the contract
at the end of last month,
but in the end I couldn’t.
先月末にその契約が決まりそうだったけど、
結局は出来なかった。

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Cheating

Have you ever been worried about
the borderline between cheating
and not cheating ?
Let’s think about this subject today.

What does “cheating” sound to you ?
Many people get to know someone
at gatherings such as a drinking party.
(Of course in my sentences a drinking
party means a mixed gender party)

I’m writing this while remembering the lyric
of ‘Tennessee Waltz’ Do you know this song ?
“I was dancing with my darling to the
Tennessee Waltz, when an old friend I happened
to see. I introduced her to my loved one.
And while they were dancing,
my friend stole my sweetheart from me.”

Of course I know most people never think
that going to a drinking party is
a kind of cheating even in Japan.
But as American old song says,
we can guess what will happen in a
drinking party. What is the main purpose of
a drinking party for you ?

If you see someone you like there,
you will go up him or her even
if you have a partner or you are married.
So, I think that it is a kind of cheating
to go to a mixed gender drinking party.
What’s your opinion about this ?

I know people’s opinion differs in this case.
But at least my ex-girlfriend never went
to a mixed-gender drinking party
while we had been dating for 5 years.

What do you think about my ex-girlfriend ?
Is she conservative ?
Or is she too sincere ?
Or am I too strict to her ?

I’m now thinking about “sincerity”

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ネーミング

長沢駅前の街づくりに燃えている。
個人の力では何もできないが、
大勢の同志がいるので、
可能性を信じて、突き進んでいる。

駅前の団地の住居表示は
「グリーンハイツ」
50年前に誕生した団地だ。
実に悲しい響きのある名前だ。

確かに、ネーミングとしては正しい。
海抜平均30メートルの高台にあるから。
海一望の絶景と駅近が自慢の街なのに、
ネーミングからはその良さが伝わらない。

横浜そごうで買い物をして、
「横須賀市グリーンハイツ」と書いた。
「お客様、町名も書いてください」と。
グリーンハイツを建物名と勘違いして。
こんな経験は嫌というほどしまくった。

先ず、町名変更運動から始めたい。
ハイツは高台だから、間違ってはいない。
が、どう考えてもチープな感じだ。
時代と共に、言葉の印象は変わるから、
命名した大成建設を責めることはしない。
でも、今は、この名前に誇りは持てない。

この街に建てた私のビルの名前は
「グリーンプラザ」
プラザとは広場という意味で、
皆が集う街のシンボルを願って命名した。
今設計中の第二ビルは
「グリーンコート」とした。
中庭という意味で、好きな言葉だ。

緑に囲まれた街だからグリーンは残したい。
グリーンパーク(公園、英語)
グリーンヴィラ(別荘、フランス語)
グリーンシャトー(城、フランス語)
グリーンカーサ(家、スペイン語)
どれもグリーンハイツよりは良さそうだが、
一長一短があって、しっくりこない。

駅前の商店街は
「グリーンショップ」という。
この一角も先日購入したので、
「コンパクトシティ建設事務所」の看板を
新年早々に出すことにした。
コンパクトシティという命名も迷った。
この語の意味を知らない人が多すぎるから。

小学5年生の時に書いた作文の題が
「北下浦の街づくり」だった。
北下浦という名前もイマイチだ。
「キタシタウラ」なんて読める人が少ない。
名前に東西南北や上下を付けたくない。

命名って、本当に難しい。

※早速、大勢の方から意見を頂いた。
素晴らしい提案があり、命名は決着した。
グリーンハイツ→→→グリーンヒルズ
      2022年1月元旦

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その日

友人と「正月休みには温暖な千葉でゴルフ
をしよう」と語り合ったのは昼頃であった。
その友人のお子さんから電話が入ったのは
夕方5時、
「父が亡くなったんです」

死因は心筋梗塞だという。
余りのあっけなさに呆然として、
お悔やみの言葉も出ない。

古希になったばかりの突然の他界。
子供が帰省していたから孤独死は免れた。
でも、私だけは知っていた。
彼の心は孤独死だったことを。

彼は子の幸せだけのために生きていたが、
死ぬ直前の親子関係は良くなかったらしい。
彼の本当の心を私だけは聞いていた。

彼は多角的な事業に成功し、
20億以上の相続資産を作っていたが・・・
ただ、多くの資産家がそうであるように、
彼もまた、お金には厳しかった。

彼は400 平方メートルはある
大邸宅の別荘を持っていた。
その別荘は主に子の家族が使っていたが、
毎年莫大な維持費がかかるので、
その費用捻出で半分を外人に貸したい
と思っていた。丸々使いたい子と
半分は貸したい親との間で、
意見の相違が生じていたのだ。

資産があっても、否、資産があるから
親子の関係が上手くいかない例は多い。
彼の場合がその典型だったのだろう。

仲良く色々と話そうと思っていても、
いざ面と向かうと反発し合う親子って
悲しいことだが実に多いらしい。
その結果、親の心が離れていくことを
若い子たちは予想すら出来ない。
だから、資産家の家に悲劇が起こる。

人間誰だって、古希を過ぎれば、
いつ倒れてもおかしくない。
それを子が心に留めておかないと
とんでもない大損をすることになる。
相続資産がゼロなんてことに・・・・・
だから、子は年老いた親に優しくし、
労をねぎらわなければいけないのだ。

死んでしまえば、
「後は野となれ、山となれ」と
突然死していく親のなんと多いことか。
彼の子も似た経験を積んでいた筈だが・・・
これからパンドラの箱が開こうとしている。

人生、その日は突然やってくる。
何の前触れもなく。

One point lesson for myself

Would you like some company ?
一緒に行こうか(付き合いましょうか)

I enjoyed your company.
ご一緒できて楽しかったです。

Sorry, I didn’t realize you had company.
御免、連れがいたことに気づかなかった。

I’ve been running a company for ten years.
10年間会社をずっと経営しています。

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●富裕層の接待感覚

都心別荘購入資格の会話をした彼の顧客
には豪快な人が多くて、そんな話が私を
元気づけてくれる。人間は、庶民的に
まじめに生きている人ばかりと話して
いるのでは大成しない。

庶民の生活とかけ離れている豪快な話も
事業家の成長のためには聞く必要がある
と思っている。彼が付き合うその男は、
鬼滅の刃関連の仕事で大成功している
という。大成功だから、1億や2億の
都心別荘など屁でもない。車も、
数千万の高級外車を数台所有している。
ここまでは、私も驚かない。私の仲間
にもいるから。

面白いと思ったのは、もっとスケールの
小さな話で、レストランでのお金の
使い方。一般的なケースだと、
ジョエル・ロブションやうかい亭だと
一人3~4万円が上限、つまり4人で
15万円くらいの支払いだろう。行けば
必ず有名人に会える六本木の纏鮨で一人
4~5万円、3人連れていっても
せいぜい20万円で済む。

ところが、教え子が連れていかれた
レストランでのその男の支払額は
30万円を超えたという。確かに
ホリエモンや前澤友作クラスなら
一食50万はなんでもないだろうが、
なんの関係もない身近にはいない
有名人だから、そんな人の話には
興味がない。

感動するのは、身近にいる人の
実例だ。教え子が車を買って
もらっているだけで逆にご馳走に
なるっていうところがすごいと
思う根拠だ。私の姉も谷町的で
豪快と言われていたが、一晩
20万円がせいぜいだった。
それにオクション別荘は持って
いなかったし、車も質素だったから、
かなり無理をしていたか会社の
経費で落としていたかのどちらか
だろうと推測し、感心はしていなかった。

少なくとも、この横須賀には、
記念日でもない普通の日に、
大して親しくない人を3人も連れて、
一晩に30万円以上使える人はそう
ざらにはいない(記念日なら貧しい
この私だって一人に3万円くらいの
御馳走をすることはあるが・・・
一人に8万円のご馳走をした経験はない) 

豪快なお金の使い方なんて、
人生の幸せとは何の関係もないが、
仕事の世界で誰と付き合うかになる
と重要で、特に不動産業の世界に
なると重要な判断材料の一つになる
(逆に大金を使う人の方が危うい場合
が多く、そんな人だと警戒してしまう)

ちなみに、彼がご馳走になった
メニューがこれだ。一人55000円の
コースで、飲み物とサービス料が付いて
一人が8万円以上にはなる。
正に、富裕層の世界だ。
menu

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都心別荘

30代で独立した教え子が暮れの挨拶に来て
くれた。高級外車の販売で成功した50歳
目前の彼は、人生の節目節目で私の意見を
求めにくる。まるで親子のような関係だ。

4年前は、賃借ビルから自社ビルへの移転
の良否について会社のあらゆる資料を
持って私の意見を求めに来た。最終的には
移転を薦めた私の意見に従って決断し、
その後の大発展につながった。

今日の相談内容は、「都心別荘」を購入
してもいいか悪いか。都心別荘購入は
田舎別荘購入よりは合理的で、上手く
いけばキャピタルゲインも期待できる。
しかし、別荘である以上はインカム
ゲインは期待できない。

「今、病気になって自分が働けなく
なっても月に150万以上の不労
収入があるとか1億円くらいの
預金とかの余裕はあるの」と訊くと、
そのどちらもないと言う。

長く生きてくると、人生には何が起きて
もおかしくないことを知る。その経験
から言うと、都心に別荘を持って豪遊する
にはそれなりの土台が必要だ。土台もなく
無茶をすればそれがきっかけで人生
そのものに失敗してしまうというのが
私の持論なのだ。

豪遊がいけないとは思わないが、
豪遊の規模に応じて資格があるのだ。
1億円のクルーザーとか別荘を買うなら、
それと同額の預金は持っていたい。
資格がない上に全額借金での豪遊なんて
恐ろしくて私にはできない。最近彼から
ポルシェを買ったが、勿論ローンなんて
使わない。ローンでないと買えないなら
買ってはいけないのだ。

「ところで、どこの別荘を狙っているの」
と訊くと、案の定「MMの北中通り」だと
言う。私も、上大岡を引き上げるときに
1年以上移転先として調査をした場所だ。
その夜景は美しさに於いては世界一だと
いう人もいるくらい魅力的な街だ。

彼が不労収入月額150万か1億円の
預金達成かのどちらかの資格を手に入れて、
私を招待してくれる日はそう遠くないと
信じている。

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年相応

年老いたらの話だが・・・・・・

健康で
仲間がいて
世の中が平和なら
幸せの条件は揃っている。

Money is a necessary condition for happiness.
Health is a necessary condition for happiness.
Friend is a necessary condition for happiness.
Peace is a necessary condition for happiness.
Money isn’t a sufficient condition for happiness.

特に、特に、喜寿を過ぎたら
何が何でも幸せを感じていたい。
折角ここまで頑張ってきたのだから。
そう思っている暮れのある日・・・

「先生、前立腺肥大の薬を飲んだら副作用
で浮腫になってしまったんです。肺に水が
溜まって心不全の症状が出てきてしまって。
こっちをのめば心臓が悪くなり、あっちを
飲めば前立腺が悪くなる。相反する薬を
どうやって飲めばいいんですか?」

「私だって前立腺肥大だよ。70
過ぎればみんなそうなんだよ。それが
老化なんだよ。医者が出す化学物質の
クスリなんか捨てて、漢方薬飲んで
ればいいんだよ」 そう言って、
慶応医学部卒のこのドクター自身が
飲んでいるという漢方薬を処方して
くれた。

20年は診てもらっているN先生曰く、
「年相応に病気と付き合う人の方が、
完全な健康を目指す人よりは長生き
するんだよ。医者が乱発する薬で短命に
なる人が本当に多いんだから。今回の
ことでそれが分かったでしょ。年相応
という基準なら、貴方なんて超健康
なんだから、贅沢言わない方がいいよ」
と諭された。

若い頃には健康、仲間、お金、平和だけ
では幸せとは思えなかった。若い頃には、
一番に異性が欲しかった。そして、もてる
ための武器も揃っていることを望んだ。
しかし、古希を過ぎたらあの頃のような
女性に対する執念はかなり希薄になった。

これからの老後に本当の幸せを感じる
のには、あれほど好きだった異性も
それほど必要ではなくなったし、
年齢と共に大金も必要ではなくなってきた。
その意味ではとても気が楽になった。

昨日病院へ行ってからは、健康も
ほどほどでいいと思えたし、これからは
年相応にもっと楽しく生きようと改心
することにした。あとせいぜい
10年くらいの命なのだから。

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恋愛定休日

思い出すことありますか
あの夏の日のことを
寄せては返す波
はかなく揺れるみなも
明日の夢を語り合った日の渚

何をしていますか
夢は形になりましたか
背伸びして少し強がっていたね
そんな君が好きだった
・・・・・・・・・・・・・・・・・・

この年頃は熱烈な恋愛をすると
相手の全てが欲しくなっていた。
当然時間的なものも全て欲しくなる。
平たく言えば、「拘束したくなる」

しかし、この拘束が、やがて破局に繋がる
ことを夢中なときには気付かない。
夢中=盲目なるが故に、
「相手が恋に疲れる」
ということに気付かない。

これは、結婚しても同じことが起こる。
恋疲れを避けて、いつまでも新鮮な関係を
続けるための最善の方法が、
「恋愛定休日」の発想ですよね。

一般的なアラサー妻は、一年365日家事
や育児に追われる。これは男には分から
ないかなりの重労働だ。会社なら週に2日
は休日があるのだから、家事や育児にも
当然休日が必要なのに・・・・それに
気付かない男どもが多い。特に家事を
手伝う爺婆のいない家庭の妻には、
月に1度や2度は定休日をあげたい。

(運よくこの爺婆がいる家庭には、この
爺婆がやがて妻の重荷になる日がくる
ことを思うと、人生っていいことばかりは
望めない)

若い頃、365日食事を作ってくれていた
優しい女性と別れたことがある。
彼女曰く、「少し、疲れた」と。でも、
別れてからも週に3日はデートをしていた。
不思議と、その時間は同棲しているとき
よりはずっと新鮮で楽しかった。

その時、二人で話し合ったのが、
恋愛定休日制が必要だということだった。
定休日には、出来るだけ顔を合わさず、
連絡も取り合わない。予定だけは
知っているが、深くは干渉しあわない
ことにしたのだ。

定休日を設けてから、我々の関係は更に
良好になったのは言うまでもない。
彼女は、定休日には友だちと食事に
行ったり、買い物に行ったりしていた。
死ぬまでの愛を育むには、そんな男の
配慮が必要なのだ。

もちろん、定休日制を設けるには、
本当に相手を信頼出来るかが問題だし、
自分にもかなりの自信がないと
決断できない。

しかし、人間って自信のある人に魅力を
感じるし、信頼してくれる人に報いたいと
感じるものではないだろうか。
永遠の愛のためにも、愛する人には是非
定休日をあげて欲しい。

勿論、それは古希を過ぎても言えること
ですよね。濡れ落ち葉にはならないように!

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貸ビル業成功への道のり

私が10棟以上持つ貸しビル屋だと
知らない若い不動産営業マンが軽口を叩く、
「この物件なら、賃料の半分が返済で、
残りの半分は夜遊びに使えますよ」
「そうだね、いっちょ買うか」
と景気よく応えるが、内心は
「貸しビル業はそんなに甘くないよ」と
思っている。

こんな営業マンに乗せられて賃貸業を
始めたはいいがその当てが外れて、
沈んでしまった投資家が私の周りには大勢
いる。

地主でない人が不動産賃貸業に参入したら
しばらくは楽の出来ない日々が続くのが
普通。賃料の半分も遊んで使えるのは
余ほどの頭金を持っているか借金なしの
人だけだ。それほど賃貸業は甘くない。

頭金が1割とか2割の場合は、
キャッシュフローを出来るだけ返済に
充て長期ローンでも出来るだけ早く
返済を完了させることが成功への鍵だ。
早く完済して空室状態を恐れなくても
いい安全圏に入ることが貸しビル業
開始の頃の常識だ。

28歳で貸しビル業に参入した私は、
20年ローンを組んだが、10年で完済した。
2号物件は34歳で購入して8年で完済した。
そう、1号物件の利益を2号の返済に充てら
れたから。3号、4号と買う頃には返済を
終えた物件の利益が追い風になり、買って
5年もすれば完済というサイクルが出来
上がった。

5号物件辺りから、したければ贅沢を
すればいい。1号から3号くらいまでは
絶対に夜遊びなんかしてはいけない。勿論、
貸しビル業以外に収入がある人は別だ。

今は、人のやらない貸付業を考えている。
例えば、キャンプが出来る山小屋風
貸しビルとか、サップが出来る海辺の
アパートとか・・・こうして、地域振興に
役立つ不動産貸付業を夢見ている。

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脳細胞訓練ビジネス

医学がどんなに進歩しても壊れたら
おしまいなのが脳。そう、認知症になった
脳だけは治せない、対処療法はいろいろと
あるが。例え脳のiPS細胞が可能に
なっても、それはただのまっさらの脳で、
その人が長年記憶した記録がそこにはない。

平均的な認知症発症の年齢は80歳前後だ
という。勿論、かなりの個人差があり、
65歳くらいから85歳くらいまで幅が
広い。ただ、85歳を過ぎればほとんどの
人は認知症を発症すると考えて、その時に
備えなければならない。

田原総一朗のように、87歳にもなって
記憶が衰えない人もたまにはいるが、
そんな人がいるからと自分も大丈夫などと
考えるのは大きな過ちだ。彼なんかはいい
意味で異常な人なのだから。

ただ、筋肉も臓器も脳も、使い方次第で
長持ちすることは十分にありうる。一番
分かりやすいのが筋肉だ。使えば必ず増えて
くる。だからといって、毎日1万メートル
以上歩けば、今度は筋肉の下の骨がすり
減るし、使い過ぎで体そのものが衰える。
人の体も車と同じで、使いすぎればすり
減るのだから。

ただ、脳以外のパーツは、iPS細胞で部品
交換できる時代がすぐそこまでやってきて
いるから孫の時代は本当に夢のような長寿
社会になるのだろう。それだからこそ、
脳だけは日頃から程よく鍛えて、長生きが
楽しさにつながるように生きることが重要
になってくる。

そこで、これから一番有望なビジネスは、
「脳活性化サロン」ではないだろうか。
脳トレの本など買っても、感情移入がない
からあまり効果がないと常々思っている。
やっぱり、感情移入が伴う脳作業をテーマに
することがこのビジネス成功の鍵だと思う。

例えば、投資とか、トキメキとかを利用する。
お金が絡まった投資に興奮度は桁違いに上昇し、
脳への刺激は倍増する。更に、その投資サロンに
美しい女性がいて、受付などしてくれたら
認知症などにかかっていられなほどの
ホルモンが出る。つまり、認知症予防の最大の
方法は、若い頃と同じ興奮を求めて生きていく
ことが大切なのだ。

こうして、私の脳はこの世のために何が必要かを
常に思考し、行動し、怖い認知症を予防している。

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運気に逆らう人

不動産貸付業で生計を立てて40年。
不動産価格上昇の恩恵は計り知れない。
1980年代のバブル期には、坪5万の
土地が4年で20万などというのはザラ
だった。

不動産は取引価格が大きいから必然的に、
4倍とは「1億が4億になる」ということで、
本当に笑いが止まらない時代だった。

バブルがはじけた2000年代以降も
東京や横浜の中心地は上がり続けている。
バブル期ほどではないが、10年で1億が
4億などというのは珍しくなかった。

横須賀の県立大学駅近くで3年前に
2700万で購入したマンションも今では
3700万になった。もちろん、それには
必ず理由がある。その訳を知っていれば、
今でも土地投資は有望だ。

ただ、今は株式投資に勝るものはない。
2020年の3月に何となく閃いて買った
ジュミア・テクノロジーズ(アメリカ株)は、
ネットでチャートを調べてもらえば分かる
通り、たった1年で30倍にもなった。
これは「1千万なら3億円に、1億円なら
30億円になる」という倍率だ。勿論、
底で買って天井で売るのは至難の技だが、
10倍なら誰でも抜ける株だったのだ。

ただ、こんな投資の世界があっても、
そして、それを教えてあげても波に
乗れない人がほとんどで、本当にこの世は
運に逆らう人ばかりで、理解に苦しむこと
が多い。

運のいい人のそばに行って、その人の
考え方や生き方を真似すればいいだけの
ことなのに、敢えて反抗したり逆らったり
する人が多くて、心底「可哀そうだな」と
同情してしまう。

会社でも、私にぴったりと寄り添っている
人は、多大な恩恵を受けてガンガン豊かに
なっていく。そして、変に自説を主張したり、
こだわったりする人は年収800万から
年収150万になってしまったりする。

何度も、「俺についてくれば人生は楽しいよ」
と教え続けたのに・・・・・・・・
こうして運気に逆らう人を見ていると、
この世は、目には見えない運の法則で
動いているような気がしてならない。

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ゼネラリスト

49歳で他界した兄と交わした多くの会話は、
まだ鮮明に記憶に残っている。中でも、
生き方については多くの意見を交わした。

兄は東京大学機械工学科を卒業し、
自動車会社に就職した。40代で役員に
なったが癌でこの世を去った。当然だが、
車が大好きで、よく兄の作った車で
ゴルフに行った。その車の中で、
「ゼネラリストになれ」と何度も弟の
私に語っていた。

兄は、大学3年の頃、製図とかメカトロ
演習などを家でもやっていたまじめな
学生だった。そんな兄が、社会人になって
人が変わったように六本木界隈で遊びだした。
その言い訳が、「遊びが分からなくては
いい車が作れない」というものだった。

そんな兄の遊びの指南をしていたのが私
だった。私は兄と正反対で、勉強など
ほとんどしたことがなく、早稲田の
法学部を形だけ卒業したどうしようも
ない弟だった。ただ、遊びに関しては
20歳前後で一流だった。ゴルフはシングル
だったし、赤坂や青山の一流どころは全て
顔パスだった。そして、私の指導で遊びを
マスターした兄は人間が一回り大きく
なったように思えた。曰く、
「俺も遊んだからいい車が作れる」と。
正にゼネラリストになったかのようだった。

ゼネラリストとは幅広い分野での知識や
スキルを身につけたオールマイティな人の
ことで、サラリーマンなら総合職として
入社することが多い。彼らはジョブ
ローテーションでさまざまな部署を経験し、
管理職に駆け上っていき、いずれは社長に
なる候補者たちだ。兄は技術系ゼネラリスト
として典型的な出世コースを歩んだ。

私のように独立して人生を歩んできた人間が
ゼネラリストになるには、自分でいろいろな
ジョブローテーションを組み立てるしか
なかった。自分のジョブローテーションを
敢えて書き出せば、カフェ経営(大学2年時、
成功)→住宅機器開発(サラリーマン時)
→生徒数3千の進学塾経営(28歳時、成功)
→不動産貸付会社経営(43歳頃から、成功)
→大型弁当工場経営(50歳時、失敗)→
パソコン進学教室経営(失敗)→セキュリティ
会社経営(成功)→学校法人経営(33歳から)

ゼネラリストとしては十分過ぎる幅広い経験
を積んできたと思う。この経験をもとに
現在はコンパクトシティづくりに挑戦中。
また、豊富な人生経験を生かして、多くの
教え子の人生相談にものっている。なので、
コンパクトシティづくりが成功したら、
事業の指南をしながら教祖としての道も
歩んでみたい。勿論、そんな教祖に相応しい
寺院も建てるつもりだ(これも夢なので、
不履行に終わっても責めないで欲しい)

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パニックルーム

ジョディ・フォスターが主演した
アメリカ映画「パニックルーム」を見たの
は56歳の頃。日本に比べると桁違いに
多い強盗事件への対策としてニューヨーク
の富裕層の間にパニックルームを作るのが
一般化したのが22年前のこの頃だった。

私が防犯会社「AIセキュリティ」を立ち
上げたのもちょうどこの頃で、私の防犯
理論である敷地防犯ライン、建物防犯
ライン、生命防犯ラインという三層防犯
ラインの最後の砦がパニックルームなのだ。

だから、私にとってはこの映画の
リリースは実によいタイミングだった。
ただ、犯罪の少ない日本では、パニック
ルームを作ろうという人はごく一部の
富裕層に限られているのが現実で、
とても利に乗る商売ではない。

パニックルームの標準装備は、完全に
独立したWi-Fiシステム、家中を映し出す
モニターとそのカメラシステム、長時間の
籠城に耐えられる食料倉庫と換気システム、
ハンマーくらいでは破壊できないドアと壁などだ。

勿論、私自身はその理論に従って作られた
家に住んでいる。単に防犯という目的の
ためでなく、わが社のモデルルームという
伏線もあるし、地震対策にもなっている。

人生の楽しさは、「やってみたい」という
ことを実際にやってみることだ。パニック
ルームという夢を語るのも楽しいが、
それをやってしまうのはもっと楽しい。
だから、今でも、人が挑戦して出来な
かったことに次々と挑戦している。
お金のためでなく、そこにロマンがあるから。

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賢者は改善をなし、愚者は不平をなす

義務教育8年間と大学の4年間、合わせて
12年間も英語を勉強して、英語が話せる
ようになる大人がほとんどいないのが日本
の英語教育の実情だ。

そんな英語を話せないで育った親たちが
その原因は日本人の先生から英語を教え
られたからだと錯覚して、外人英語講師
のいる英会話教室に子供を通わせる。
ところが週に1~2回こんな外人に高い
授業料を払い続けても結局はその子供
たちも英語を話せるようにならないこと
を知ってがっかりする親が後を絶たない。

それなのに、米軍人の多い横須賀では、
未だに「外人かぶれ」の頓珍漢な親たち
が、落ちこぼれて日本に流れ着いた外人
英語講師の餌食になっている。それに輪
をかけて、英語が話せない施設長が、
語学とは何かも知らないで外人を呼んで
きては英語指導を売り物にして子供を
集めている。そんな風景がはびこって
もう40年も経つが、一向に話せる
ようになる子供たちは増えない。

ただ、私が一番嫌いなのは、そんな難しい
ことに関して、「日本の英語教育はだめだ」
と不満ばかり口にする人間だ。口を開けば
「日本はだめだ」とか「政治がダメだ」
とか不満ばかりを口にして、「どうすれば
改善されるか」を真剣に考えようとしないし、
討論もしない。それが一番悲しい。

どうしたら子供たちに英語を話せるように
出来るかを研究し指導方法を改善して、
更に改善してついにそれに成功してきた人
たちだってそれなりにいるのだ。そんな
成功している教室の一つを見学に行ったが、
全員が5歳で英語がペラペラなのには
驚いた。勿論、授業も全て英語である。

トヨタではないが、こうして改善を繰り
返せば、こんな難しいことも可能になる
のだ。会社経営で大切なことは、改善に
汗をかく人間の集団をつくることだ。
もし、不満ばかり口にする人間が会社に
紛れ込むと一気に業績が落ち込むから、
見つけたら出来るだけ早く追い出さな
ければいけない。会社は、良くない
ところは改善する人の集団でなければ、
決して業績など上がらない。

30年前、会社を売ったときに、残る
社員に言った言葉を今でも覚えている。
「私は会社を売って、新しい会社を作る。
不満を抱いて残る皆さんとどちらの会社
が大きくなるか競争しましょう」と。

勿論、私の会社はどんどん大きくなり、
発展し続けているが、不満を言っていた
社員の会社は今はもうない。改善を
しないで不満を言うだけの社員のいる
会社と改善を繰り返した会社の差は大きい。

これこそが
「賢者は改善し、愚者は不平をなす」
なのだ。人生で、改善ほど楽しいものはない。

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信頼関係破壊の法理

貸しビル業をやっていると、
家賃の滞納は最重要問題の一つである。
最初に交わす賃貸借契約書には契約解除の
条件として家賃の滞納期間が書かれている
ことが多い。

例え,書かれていなくても判例を参考に
すると、一回や二回の滞納で追い出さ
れるようなことはない。でも、滞納期間が
6か月を越してくると、これはもう借主は
貸主との信頼を破壊したと判断され、
追い出されることになる。これが、
「信頼関係破壊の法理」である。

会社を経営していると、部下に対して
色々なことを言う。それが紙に書いて
ある場合もあれば、録音されている
場合もあるだろう。しかし、ほとんどの
場合は口頭だ。

例えば、「業績をあげたら来年は部長に
してやるからな」と飲み屋で話したと
する,そして、一年が経ち、業績が
ほんの少ししか上がらなかったとする。
それでもし、彼を部長にしなかったら、
これは信頼関係を破壊したことになる
のだろうか。このようなことに遭遇する
たびに、「辛いなー」と思う。

会社でのこうした人間関係も含め、
信頼関係が破壊しないで30年以上
良好な関係を続けるのは大変なことだ。
どんなに素晴らしい人間同士でも、
長い間には誤解や価値観の相違
が生じるだろうし、嫉妬や僻みも
生まれて、信頼関係が崩れてしまう
のがこの世の常なのだから。

私のように、夢を抱き、その夢を語ると、
その中のいくつかは実現させたとしても、
多くの夢は空振りに終わることが多い。
そんな時は、一生懸命に築いてきた大切な
信頼関係を傷つけるのではないかと怖く
なることがある。

つまり、語った夢が実現しなかったときに、
「あの人は嘘つきだ」と言われかねないの
が心配なのだ。かといって、夢を実現する
最高の方法は、夢を仲間に語ることであり、
そうして自分を奮い立たせてきたのだから、
もし黙っていろと言われたら、今の自分は
ないとはっきりと断言できる。

信頼関係破壊の法理に触れずに50年以上
の交友関係を築いてきた仲間が10人以上
いるが、破壊してしまった人間関係もまた
かなりいるのだろう。でも、この10人が
いれば我が人生としては大満足だ。

だから、これからも今まで通り、夢を
語って生きていくつもりだ。だって、
このくらいのことでは信頼関係破壊の
法理には触れないだろうし、政治家の公約
不履行に比べたら、ずっとましなことだ。
やっぱり、私は私らしく、死ぬまで夢を
語って生き抜こう。

※政治家の公約にも、信頼関係破壊の法理が
絡んでいるのだが、公約を果たせなかった
ことを気にしていたら、政治家などやって
いられない。公約には信頼関係破壊の法理
を当てはめないのが今の社会通念だろう。

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解脱の坂

15b1b55b11805873de022480d76e811f観光協会主催でハイキングの催しをする
ことになった。出発は京急長沢駅で終点が
津久井浜観光農園までは決まったが、
途中のコースが中々決まらない、

東光寺の裏の坂を通るとか通らないとか}
で意見が割れたのだ。その会議の場で、
何度も何度も「東光寺の裏の坂」という
言葉が飛び交った。聞いている方も話す
{解脱の坂のカラスウリ} 方も長くて面倒くさい。ふと、私の脳裏に名案が浮かんだ。

これからは、東光寺の裏の坂は「解脱の坂」
と呼ぶことにすれば、言う方も言いやすいし、
聞く方も耳に心地よいではないかと。その
アイデアが浮かんだ時に考えていたのは、
京都の銀閣寺から始まる1キロ半の小径
「哲学の道」のことだった。

私が学生の頃はまだ哲学の道とは
言われていなくて、「疎水の小径」と
呼ばれていた。それが10年後の30歳の頃に
行った時には、どのパンフレットにも
「哲学の道」となっていたのだ。
要するに、地名なんて自分たちの都合で
勝手に命名したり、変更したりすれば
いいことをその時に知ったのだ。特に
観光戦略としては、その方がずっと
賢明だと思えた。

東光寺の墓地に沿って歩くこの道は、
海側の墓石が崩れたりなくなったり
していて、嫌でも無縁仏の多さを思い
知らされる。「死んでしまえば
いつまでも墓石なんて建っている
わけではない。そう思ったら、人生は
生きているときが花だということを悟る
ことができる。だから、この坂は、
人生とは何かを悟らせてくれる正に
解脱の坂なのだ。

これから何百年と、この道が解脱の坂と
呼ばれると思うとワクワクする。
観光協会の仕事って、ボランティアだが
実に楽しい。私の人生は、いつも、
どこでもこんな楽しさに満ちている。

「解脱の坂」と共に、
永久に栄えよ 
故郷の街!

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新都市づくり

2016-09-08 06.33.15o0600045013376454007images0RKH9P9Eo0600045013376456074

12_image-1o0600045013376457615今夢中なのはコンパクトシティづくり。
そして、このシティの周りに欠かせない
のが里山。京急長沢駅から徒歩5分で
里山の入り口に着く。ここの水辺では
白鷺が餌をついばみ、カワセミが見事な
舞を見せてくれる。烏瓜が鈴なりの解脱の
坂から海を臨めば辛い思いも嘘のように
消え去る。

里山とは、田畑、小川、ため池、雑木林が
集落と一体となっている地域のことだ。
もしここに生活を営む人たちがいないと
ただの田舎の山地になってしまう。
人が住むか住まないかで雲泥の差が生ずる。

田畑、水路、ため池は勿論、雑木林も人
の手が入ってこそ生きてくる。山は
ほったらかしにしたら荒れ地になって
しまう。そこで必要なのが「整林」だ。
その山に合った広葉樹と針葉樹の
バランスを考えた森創りこそが里の生活
を守ることになる。つまり、これこそが
肥沃な田畑に繋がり、水路を安定させ、
ため池の水を保つことになる。

更に一歩進んで、集落のエネルギーも
この自然のサイクルから生むことを
考えている。それがバイオマス発電だ。
バイオマス発電も再生可能エネルギー
の一つで、動植物などから生まれた
生物資源であるバイオマスを燃料として
発電する仕組みだ。

既に我々の仲間の一部上場企業が
津久井の里山の一角に広大な土地を買い、
バイオマス発電に取り組もうとしている。
山の間伐材や付近の農家から出たゴミ
などを燃料として発電するのだ。人が
出すゴミをただゴミ処分場で燃やして
しまうことと比べたら、どれほど
素晴らしいことかが分かるであろう。

こうして、京急長沢駅前は里山に
抱かれた他に類を見ない夢のような街に
生まれ変わるのだ。自然があり、
文化があり、医療施設が充実し、
子供たちの声がこだまする素晴らしい
コンパクトシティがもうすぐに生まれようとしている。

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空き家問題

姉が伊豆の別荘を買ったのが1990年。
バブル末期だが、まだ「土地は宝」という
土地神話は残っている頃だった。
あれから30年、姉も卒寿になって
断捨離をしようと別荘の売却を決断した。
しかし、2300万で買った別荘は、ただ
でも売れない負動産になってしまった。

手放したくても売れない理由は、
持っているとかかる費用の問題だ。
別荘には使わなくても固定資産税が
かかる。姉の場合は年間8万円、更に、
開発別荘地なので管理費がかかり、
それが年間7万円。合計15万円になる。
それに修繕費などを入れたら年間50万は
くだらない。

だから、結局は売れないまま他界すること
は目に見えている。弟の私に「あげる」と
いうが、強く断った。百万円くれても嫌だ。
市役所に寄付すると申し出たが、そんな
制度はないと断られたのは言うまでもない。

こんな負動産の話は横須賀にもごまんと
ある。俗にいう、「空き家問題」という
変にロマンチックな響きのある難問題だ。
横須賀の中心地は文字通り「横須賀中央」
その横須賀中央を取り巻くように丘陵地が
ある。その丘陵地に建つ家々は車が入れ
ない長い階段の先にある。

横須賀市もまた市内の不動産屋も、
更には商工会議所もこの空き家問題を
解決しようと躍起になっている。しかし、
この10年、空き家問題を根本的に解決した
人はいない。それどころか、そんな活動の
中で多くの被害者を生んでいる。

何故なら、伊豆の別荘地と同じで、
「ダメなものはダメ」なのだ。車も入らない、
階段しかアクセスがないような所に誰が
好んで住むだろうか。バカげたことに、
若い学生さんなら住みますよ不動産屋に
唆され、高いお金をかけてリフォームを
した持ち主がいた。余計なことに新聞社も
素晴らしいアイデアだと持ち上げた。

あれから7年、この家は今も誰も住まない
空き家で、持ち主は借入したリフォーム代が
払えなくて自殺した。その後も、芸術家を
呼んで、パリのモンマルトルのような街に
しようとかIT関係者を呼んでシリコンバレー
にしようなどと不動産の基本が分からない
奇抜なアイデアを持ち出す人が現れ、
そのたびにマスコミが持ち上げた。

しかし、今は、アパートなんて超過剰で、
新築で便利なところしか借り手が見つから
ないという時代だ。いくら安くても、そんな
不便な所に住みたいなんて誰も思わないのは火
を見るより明らかなのに・・・・結局、
最後に被害者になるのは踊らされた空き家の
持ち主たちで、リフォームにかけたお金は
雲散霧消して永久に戻ってはこない。

結局、「空き家問題」という妙に
ロマンチックな響きのある言葉に踊らされる
人たちが後を絶たないのは、行政にも
責任がある。ダメなものはダメなんだから、
空き家地区は自然の森に戻せばいいのに、
変にアイデアを募集したりするから自殺者
や破産者を生むことになるのだ。

日本の住宅総数は日本の総世帯数を遥かに
超えていることをなぜ忘れてしまうのか。
2030年には、空き家率が25%になると
言われているのに、なぜ「空き家問題」に
取り組むのか。もし可能性があるのなら
とっくにプロの不動産会社が取り組んでいる。
プロが絶対に目を向けない土地なのだから、
そろそろ行政も商工会議所も目を覚まして
もらいたい。腐った鯛は生き返らないのだ。

勿論、ブルトーザーを入れて大規模開発を
するのなら、横須賀中央に近いから話は
別なのだが・・・・そうなると、自然破壊
だと変な方から邪魔が入る。だから、森に
戻すしかないと言っているのだ。

※同じ1990年に弟の私が関内に1億で
買った土地は、今では5億に値上がり
している。人口減少下の不動産は、
価値の付加が可能かどうかを判断すること
が重要で、付加出来ないと判断したら
手を引き、付加が可能ならどのように
付加するかが知恵の出しどころとなる。

例えば、未利用の観光資源が眠る北下浦
などは今後の発展は間違いない。北下浦
の里山を歩けば、その美しさに驚嘆する。
川のせせらぎには青いカワセミが舞い、
田にはシラサギが餌を啄んでいる。
解脱の坂から望む海は本当に辛いことを
忘れさせてくれる。

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腹芸

色々な会議に出る。
色々な人がいる。
色々な意見がでる。

こんな会議では、
「意味のないことばかり言っていて時間の
無駄だ」と耳に栓をすることがよくある。
その間は、本業の仕事のことを考える
ようにしてストレスを感じないように
工夫する。でないと、体に悪いから・・・・

特に地域貢献関係の会議への出席者は
人間的には素晴らしい人たちなのだが、
どうしても退職した老人たちばかりで
緊張感がない。だから、無駄な話が
多すぎる。そこで、顔と目は聞いている
振りをしながら、頭の中は別のことを
考えている。これも小さな腹芸の一つだ。

腹芸という言葉には悪い印象があるが、
腹芸が出来ないとこの世では成功しない。
特に、政治の世界などは7割が腹芸の世界だ。
つまり、言い換えれば、IQよりもEQが強く
ないと成功しない世界なのだ。

だから、よい子でお勉強ばかりしてきた
東大卒でなく、悪ガキ系でEQの高い人が
総理や大臣になることが多い。頭の良さ
だけでは勝ち抜けないのが政治の世界
だから。腹芸の下手な小粒の日本の
政治家が解決出来なかった問題は多々
ある。

北方領土問題、竹島問題、尖閣諸島
問題などは日米安保の裏で密かに
つながる米中露の利害が複雑に絡んで
いる。だから、お勉強で得た正論を
ぶつけても解決しない。これこそが
100%腹芸の世界ということになる。
つまりは、今後も日本に腹の座った
政治家が現れないとこれらは絶対に
解決しないのだ。

トランプ、習近平、プーチンの顔を思い
浮かべたら、とても日本の柔な政治家が
やりあえる相手ではなさそうである。
お母さまからお小遣いを貰って政治家を
やっていた東大卒の鳩山由紀夫なんかが
アメリカから相手にもされなかったこと
がよく頷ける。そんな類の人間の多い
野党に投票した人たちは、とんでもない
大馬鹿だったと言える。

腹芸に秀でていて現在生存する政治家
ベスト3は、小泉純一郎、小沢一郎、
河野太郎の3太郎だろうか。小泉純一郎
は凄みのある腹芸をやって見せる。
特に、北朝鮮訪問の時にはその才能を
十分に発揮した。小沢一郎は腹芸が
多すぎて失敗した政治家だろう。
河野太郎も腹芸が強すぎて敵が多い。

腹芸を磨くには、艱難辛苦を克服し、
忍耐を覚え、人間味を身につけることだ。
だから、成功者になりたかったら、
苦労は買ってでもして、高度な腹芸を
身につけるしかない.

しかし、その苦労の真っただ中にいる
ときに、「この苦労が自分を磨いている」
なんて思えるだろうか。もし実際にそんな
風に思えたらか、かなり人生は楽になり
そうに思えるが・・・・

「逆境の己自身に、これは試練と思わせる胆力
こそが腹芸そのものなのだ。自らを御せ
なくて他を圧倒できる訳がない」と、
師は説いている。

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防犯対策の家

色々な事業を展開している。
事業欲からではなく単に「やってみたい」
という好奇心から。だから、やりたいこと
は何でもやる我が人生が楽しくてしょうが
ない。

AIセキュリティという防犯の会社もやって
いる。きっかけは横浜に進出した時に、
何度も泥棒に入られたからだ。ただ、何か
高価なものを持っていかれたことは一度
もなかった。事務所には、お金や貴重な
ものを置かない習慣だったから。

洋光台の事務所などは毎年のように泥棒に
入られた。だから、どんな家が狙われるか
をたっぷりと学んだ。そんな経験を積んで
いるから、車で街を走っていると、
「こんな家を建てちゃだめだよ」という
家はすぐに目につく。横須賀の山科台に
数年前に建ったあの家などは典型的な
「入って」という感じがする。あれでは
生活が丸見えで、気の休まる暇がない。
可哀そうな家だ。

そんな私が25年前に横浜の港南台に
建てた家は、防犯には理想的な家で、
山科台のあの家の数倍の豪邸だが泥棒
には一度も入られたことがない。
というか、入ろうとして失敗した泥棒が
3回も警察に逮捕されている。

家の防犯で大切なことは、防犯ラインの
意識だ。戸建てなら、敷地防犯ラインと
建物防犯ラインと生命防犯ラインの設定
を忘れてはいけない。このテーマをセコム
の人と話したら、キョトンとしていたの
には驚いた。私には、当然の常識なのだが・・・

敷地防犯ラインとは、塀を乗り越えて
入ってくる泥棒をどう察知するかだ。
塀を乗り越えたら、大音響で警備して
いることを知らせるのは一般的だが、
出来れば、塀の前でうろついている
段階で警察に通報したい。
それが、センサーとカメラと通報の
組合せシステムだ。この装置は価格
が安い割に面白いほど役に立つ。
というか、防犯が癖になる。

敷地防犯ラインの内側には、
当然建物防犯ラインがある。
港南台の家のガラスなどは、
銃弾をも通さないスーパー強化ガラスだ。
ハンマーで叩いても割れない。
その他に一度落ちたら出られない落とし穴
だのここには書けない様々な工夫がされて
いる。正に、映画の世界だ。

生命防犯ラインについては、
次の機会に書いてみる。

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5大資産の増強

私たちが持っている資産を私流に
分類すると次の5つになる。①時間②健康
(美を含む)③人脈④能力⑤お金  
これらの中での優先順位は人それぞれだが、
1から4までがあれば、5は必然的に
増えてくる。また、1~4がなかったら
お金がいくらあっても人生は楽しくないだろう。

「時間は人類全てに於いて平等だ」
という人がいるが、絶対にそんなことは
ない。能率よく生活すれば人の何倍もの
時間を作ることは可能だし、お手伝い
さんがいれば更に自分の時間を増やせる。
つまり、平等に思える時間も使い方次第
では大いなる格差が生まれる。でも、
これに気づいている人は少ない。

私は若い時からお手伝いさんを使っている。
そのことで浮いた時間は計り知れない。
だから、時間に於いてはかなり豊かな方
だったと思っている。その余った時間で
人よりたくさん遊ぶことも出来た。
だから、事業に成功したら最初にやる
ことはお手伝いさんを使うことだと
説いている。

サラリーマン時代の野比から日本橋まで
の通勤時間は、私には貴重な学習時間
だった。この時間の学習で、宅地建物
取引士や不動産鑑定士など多くの資格を
取った。多くの人が通勤時間を痛勤時間
と思っているときに、私にはそれが貴重
な学習時間だったのだ。これも、時間と
いう資産を増やした一例だ。

健康や美を財産として考えると、実に
人生は分かりやすい。若いころから
健康に気配りしないで、暴飲暴食を
重ねて健康という資産を食いつぶして
いた友が多かった中で、私は健康には
人一倍気を使って生きていた。そして
30年後、健康資産では桁違いの
豊かさを手に入れた。その結果、
病気ひとつせずにゴルフやウィンド
サーフィンを今でも楽しめている。

多くの人間の悲しさは、病気になるまで
健康の有難さを分からないことにある。
つまり、お金のあるなしは実に分かり
やすいが、血管の衰えは症状が現れる
まで気付かないから厄介なのだ。

例えば、若いころの食生活の乱れは、
血管をボロボロにしてしまう。そのボロ
ボロ血管は数多くの病気の原因になり、
結果、ありとあらゆる病気と闘うだけの
50代、60代となり、60代後半で資産
ゼロ、つまり死に至る。

人脈が資産の一つだと思うようになった
のは40代くらいからだった。特に貸しビル業
では、急な雨漏りや台風被害のときに、
すぐに動いてくれる多くの人が必要だったし、
優良な不動産を紹介してくれた人たちも
欠かすことの出来ない大切な資産(人脈)
だった。私はそんな人たちの写真を部屋中
に貼って、そのご恩を忘れないようにして、
今日も人脈資産を増やしている。祖先の
写真だけでなく、今を支えてくれている
人の写真を貼ることはとても有意義なこと
だと思っている。

最後は能力。能力にはIQ的なものとEQ的な
ものがある。私が子供や孫に求める能力は、
どちらかと言えば、EQの方だ。高校の仲間で
IQが高くて東大に行った11人の中で、
羨ましい人生を送った人は一人もいない。
だからと言って、東大が悪いわけではないが、
幸せな人生を送るにはどこか欠陥がある奴
ばかりだった。だから、ほどほどのIQで強力
なEQを持っている人の方が楽しい人生を
送れるような気がしてならない。

このEQを強化するには、「世の中の
不条理はすべて飛翔のための向かい風」
と考える練習をすることだ。地位が
上がれば上るほど、この風は強くなる。
それらの風を常に飛翔のための向かい風に
出来たら、夢のような世界が待っている。

孫たちには、5つの資産をバランスよく
保持して素敵な人生を送って欲しい。

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涙の力

若いのにふてぶてしいほどの強さを見せる
ことの多い小泉進次郎議員が、菅総理退陣
の進言をした報告場面で涙を見せた。勿論、
わざとではないと思うが、あれだけで彼の
人気が更に上昇したと言う記者もいた。

私も日頃から、弱さを見せることの大切さ
を痛感している。人生で多くの勝利を
収めた者を成功者と呼ぶ。当然、多くの
勝利を収めるには多くの闘いに遭遇して
勝ち抜かなければならない。それは即ち、
その人間が強靭な精神力を持っていない
と出来ないことだ。つまりは、涙なんか
見せるような「やわ」ではいけないのだ。

でも、そんな人間がたまに涙を見せると、
多くの人が同情し、「あいつは人間的だ」
と味方になってくれる。この原理を応用
しない手はないのだ。あの世界のトヨタ
を率いる豊田社長も涙を見せたことが
ある。社長になってすぐの2009年
頃のことだった。アメリカでトヨタ車が
事故を起こし、それが車の欠陥だと
イチャモンをつけられ、数千億円
という損害を被ったときだった。

アメリカでのトヨタの勢いを止める
ための虐めだったこの凄まじい攻撃に、
記者会見での豊田社長の目にはいつも
理不尽に耐える涙がにじんでいた。
「成功するって大変なことなんだな」
とその記者会見を見るたびに、私まで
涙していた。そして、成功者にはなり
たいが、ほどほどの成功者でないと
ヤバいなと思ってしまったことを
覚えている。

あの田中角栄がもう少し早く涙を
見せていたら、アメリカからの虐めに
あれほど苦しむことなく窮地から脱出
できたようにも思えた。思えば、
アメリカって、外から来た強いものを
寄ってたかって潰しにかかる非情な国
だと思う。だから、あの大谷翔平も
滅茶苦茶なボール判定に苦しめられて
いるが、そんな判定後に試しに泣いて
みたらどうだろうか。怒る顔を見せる
よりは効果がありそうだ。
 
歎異抄にも涙の大切さを説く記述がある。
「涙は涙にそそがれる涙に助けられる」と。
悲しみは涙となって私たちの体を突き
抜けていく。その涙は、愛憎や暴力や
差別を引き起こす人間の弱さの象徴なのだ。
だから、人の涙とともに涙する人がいて、
共感が生まれる。

涙を見せ、共感を呼び起こし、
人生に成功することもあるという
ことなのだ。涙を味方にすることも大切だ。

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我が闘争

「人生は楽しかったか」と問われれば、
「思っていた以上に楽しかった」と
答えられるが、さすがに闘いや苦悩が
なかったとは言えない。自分の想いを実現
するためにはどうしても闘かわざるを
得ない場面は、60年間絶えることは
なかった。その意味で、挑戦者を自負する
者には闘いは宿命なのだろう。問題なのは、
その闘いが明るいものだったかどうかだ。

上大岡や東戸塚のマンションで理事長を
やっているときも、基本は闘いに明け暮れた。
例えば、水道管の更新工事を倍の80年に
延ばすため、マンションの水道管に活水器
をつけようと理事会に議案を出した。
水道管の寿命を縮めるのは赤錆だから、
黒錆化する活水器をつければいいと単純に
考えたのだ。既に、自社ビルでその良さを
経験していたから何の反対もなくやれる
ものだと思っていた。

ところが、これに反対する人間が現れたのだ。
確かに1千万はする工事だから、説明会は
するつもりだった。しかし、その説明会の
前に、活水器の科学的根拠を研究する会を
開けという。反対派には、東大の物性
研究所の教授や大手新聞社の記者など
そうそうたるメンバーがいた。

私が呼んだ活水器のメーカーの人間も
タジタジになる鋭い質問がこれでもかと
飛んできた。結局は、これからの研究課題
ということで即座に実施に移すことは
叶わなかった。マンションのためにという
美しい心を以てしても出来ないことが
多々あった。これが、自分の会社なら
好きなように出来たのにと悔しい思いを
したが、今思えば、楽しい闘いだった。

ビル建築なんぞは、正に闘いそのもので
あった。特に、周辺への説明責任が発生
する4階以上の建物はもう二度と建てたく
ない、特に横須賀では・・・・・

ところが、東京の高輪での6階建てビルの
建設はかなり楽な説明会になった。その時
こそ、住民の民度というものを感じたことは
なかった。気分を害する発言はほとんどなく、
高輪への愛着が強まった。当然、建築中も
竣工後も嫌な思いはしなかった。横浜や
横須賀での闘いの記憶があったので、
本当に土地柄の違いを感じた。

別荘地での闘いもあった。斑尾高原ホテル
に直接連結した別荘マンションでの出来事だ。
どんな社会にも古くからのボスがいるものだが、
ここにもYという嫌な男がいた。新参者の私
にはそんなボスの存在などどうでも良かった。
だから、そこでの町内会のような集まりでも
正論を言いまくった。それがそのボスの
機嫌を損ねたらしく、酷く悪口を
言われていたらしい。でも、全て
馬耳東風で相手にもしなかった。
そんな思い出深いボスも今はもう他界
してしまった。

「政治家にはならない、人は出来るだけ
雇わない、絶対に群れない」という
楽しく生きるための3か条を設定して
生きてきた。そんな条件の中で可能と
思われる最高の人生を歩んできたように
思う。だから、今では、色々な戦いも
素敵な思い出となってこの楽しい人生に
花を添えてくれている。

戦ってくれた方々には、深く感謝したい。
彼らがいなかったらサビ抜きの寿司の
ようなつまらない人生になっていたに
ちがいないから・・・・・・・・

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移住の多様化

三浦半島を夢の町にしようと意気込む
仲間と活動する毎日が楽しい。夢の町が
出来上がれば、多くの人が移り住んできて、
活気に溢れた桃源郷が出現するだろう。

「移り住んできて」と書いたが、この移り
住むことに幾つかの形態があることに気が
付いたのはつい最近だ。例えば、住所変更
をする本格的なフルタイム移住者、
私の娘のような週末だけのウィークエンド
移住者、マンションを借りて行ったり
来たり過ごすパートタイム移住者等々。

また、移住には「のんびりするため」とか
「自然との共生」とか「リモートで仕事と
遊びの両立」など様々な目的別の形態も
考えられる。

このような全てのニーズに応えられる
街区を作れば、町の魅力は倍増するだろう。
現在、京急長沢駅を中心に、海側を
ブルーゾーン、丘側をグリーンゾーン
としてゾーニングをし、中心点の駅前
に総合案内所を設け、海遊び、キャンプ場、
ハイキングコースへの誘導を考えている
のもそのためである。

更に、ブルーゾーンにはビーチステーション
の建設を考えている(行政とは全く関係ない。
仲間たちの私財を投じての活動である) 
そして、多様な移住者に対応するための
新しい形態の建物の用意も考えなくては
ならない。

既に、牧水ビーチには、パートタイム
移住者用の素晴らしいアパート(週末に
ゲレンデなど高級車が停めてあるあの
アパート)が建っている。その移住者たちは、
すでに素晴らしいビーチライフを謳歌
している。早朝のサップフィッシングでは、
見事なまでのイナダを釣り上げ、午後の
田園サイクリングでは絶景写真を撮りまくり
即インスタグラムへ。そして、夕暮れの
BBQにはあのイナダを食する。

多種多様な移住生活の中にはサバイバル
ゲームも入れなくてはならない。先日、
教え子がYRPに隣接する土地8千坪を
サバイバルゲームフィールド用に購入した。

兎に角、彼との会話はスケールが大きくて
楽しい。このフィールドが実現すれば、
日本でも有数の規模のアウトドアフィールド
になるだろう。

サバイバルゲームのアウトドアフィールド
には森林タイプと市街地タイプがある。
教え子はその両方を兼ね備えたフィールド
にしたいと考えている。天候に左右されない
インドアフィールドも考えている。

使用料は3時間で一人3千円前後とし、
ウィークデイや雨の日は千円の割引をするという。
年間売り上げは1600万を想定している。
人件費などを引いても利回りは10%近くいく
のだろう。

セーフティースペース(待合室)・更衣室・
シャワー室なども用意しなければならないが、
教え子はそれを自分の会社で作ってしまえる
のが羨ましい。

こうして、北下浦観光協会の仲間たちと町の
発展を語り合っていると時間の経つのも
忘れてしまう。夢を語り合い、一つひとつ
着実に実現していく仲間たちに乾杯!

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セレウス

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セレウスサボテンの花ほど儚い花はない。

8月25日、深夜11時、
庭のセレウスサボテンが見事に開花した。
余りの見事さに深夜であったが数人の友に
その雄姿を送った。それが左の写真だ。
直径は優に15センチはある大輪だ。

ネットで調べても
これほど立派に咲いた写真は皆無だ。
何の手入れもしないのさらにに、
何も肥料をあげないのに・・・

興奮してさらに写真を何枚か撮って、
遅いし疲れていたので、即床についた。
そして、朝6時に庭に出た。
なんと、なんと、もうあの花が首を垂れて
元気なく萎れてしまっているではないか。

花の命は短いとは言うが
5時間の命とは、あまりに短すぎる。
友人にそれを話したら、
「儚いから素敵なんだよ」と言う。
「人生だって儚いから素敵なんだ」
「芸術って、その儚さを残すために・・・」
と彼の話が止まらない。

5時間も50年も皆同じようなものだとも言う。
儚いからこそ、中身の濃い生き方を求め、
その中から、価値観を見つけた者だけが
素晴らしい人生を全う出来るのだと・・・

年齢を重ね、老化していくことの中で
人生讃歌を口遊むことの出来る者だけが
本当の儚さの意味が分かっているのだ。

我が家の庭
20200527_065014

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再婚を考える友へ

若い女を愛した50代の男は考える。
「これが人生最後の出会いだ」
年齢からくる誠意で、男は更に考える。
「この女を死ぬまで愛しぬく」と。
20年たってこの年老いた男は更に考える。
「こんな人と出会えて最高に幸せだ」と。

相手の30代の女は考える。
「50代の男って素敵だわ」
それから20年たって、この女は考える。
「70代の彼はもう魅力がないわ」
そして、今はこう考える。
「ただのぬれ落ち葉とは別れようかしら」

この世は、そんな愛と性の相克で成り立って
いる。俺はもうこの女を愛しぬくと考える
初老の男と、愛した男が年を取ることに
気づいた年増の女。男の都合と女の都合が
合致している間だけの相思相愛は決して
永遠のものではない、経年劣化という
過酷な現実の前では・・・

人の愛は、全て独占欲から生まれる。
独占欲が消えた時、愛も消える。愛の火が
どうやって、どちらから消えるかは神のみぞ
知る。男も女もその愛の火が死ぬまで
消えないことを錯覚して生きている・・・・・

でも、定年退職した男の多くは、こんな愛の
ことを考えるエネルギーもなく、「もう、
そんなことはどうでもいい。俺はただの
ぬれ落ち葉で構わない」という世界に
生きている。でも、その傍らで女はまだ
燃えている。このギャップがまた面白い。

篠原涼子の離婚は、そんな男と女の世界の
出来事なのだろう。自由奔放な涼子は次に
どんな男を選ぶのか・・・・そして捨て
られるのか?もうすでに、彼女が愛した
若い男は逃げようとしている。「こんな
年増となんてただの遊びだよ」と言いながら、
早晩、涼子所有の愛の巣のマンションを出て
行くに違いない。

そうこうしているうちに、涼子も年増から
老婆へとなっていく。顔は整形でなんとか
なるが、垂れたあちこちはもうどうにも
ならないと知りながらも、未練がましくも
若さにしがみついていく。

こんな不安定な愛の世界に、安穏と生きて
いくにはかなり強い精神力が要る。そうで
なければ、かなり緩い執着心が必要だ。
「去る者は追わず」という独占欲の希薄な
世界で気楽に生きられたら、恋愛に於いては
勝者になれる。

こんな愛のドラマをいくつ見てきたことか・・・
誰もが背伸びして見果てぬ夢を追う。
悲しく終わる老いらくの恋をいくつ見て
きたことか。わが友も女に捨てられて自ら
命を絶った、なんと齢70歳で。死んだ
彼の手には長年連れ添った妻の写真が
握られていた。

だから、老いらくの恋で再婚するのだけは
やめた方がいい。家族が可哀そうだから。
特に50代の男と女よ、「若いのは今、
この瞬間だけなんだ」ということに気づくべきだ。

恋多き老爺、老婆に幸多かれ!!!

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不動産の出口戦略

不動産投資家として50年を生きてきた。
20代に建てた家や店舗は全て跡形もない。
30代に建てた家やビルの半分は今でも
現役で、減価償却も終えキャッシュフロー
の柱になっている。

築45年を過ぎた建物は、まるで私と
同じように早晩最期の時を迎えようと
している。だから、建物も、人生も、
最期の時の迎え方を考えておかなければ
ならない。それが出口戦略である。

不動産投資でよくあるパターンは、
先ず入り口で駐車場として土地を購入する。
その後、時代とともに駐車場収入が増えて
いけばそのまま20年でも30年でも駐車場を
続ける。しかし、周辺に競合する駐車場が
増えて売り上げが落ちてきた場合には、
三つの出口を考える。①売却する②テナント
を探してからビルを建てる③貸家にする。
西横浜駅1分の土地は②の典型で、購入時は
駐車場で今はマイバスケットに貸している。

横須賀なら米軍への貸家投資はかなり多い。
もちろん、流行があり、横須賀ならどこでも
いいという訳ではない。今は、基地の近く
よりも景色のいい場所の稼働率が高い。
堀之内駅2分のビルは典型的な③で、
駐車場→マンションと塾の複合ビル→
外人貸アパートと歴史を刻んでいる。

ビルを建てた場合にも、時代の流行に
合わせて建物の雰囲気を変えていく努力は
必要だ。建てれば借りてくれる人がいる
なんて甘い時代ではない。新横浜に持つ
建坪100坪のビルなどは、45年間で2回
大きな改装をした。今回の改装は8千万
もかけた。それでも、最後には解体の時を
迎えるのだろう。

一般的に、一件一億の投資で月80万の家賃を
頂き、30年間で3億を稼ぎ出すのが、貸しビル
投資の成功パターンである。こんな物件を
3年に1件、30年間で10件やるには、
極上の不動産情報を持ってきてくれる人の
輪を作っていくことが大切だ。

兎に角、返済も終え、償却も終えた物件で、
収入を得ていると、「この建物もよく
頑張ってくれたなー」と感謝に堪えない
気持ちになる。30年以上の歴史を持つ貸し
ビル屋の強さは、そんな返済のないビル
からの利益で効率よく改装できることだ。
ぼろぼろのビルを見ると、その持ち主の
経営状態がよく分かる。

もういつ解体しても悔いのない建物たちを
見ると、まるでいつ死んでも悔いのない
自分の姿と重なってしまう。

「逝き方を考えて今を生きる」

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相続税対策で破産

米国の景気回復のあおりで、日本では
木材が品薄状態にある。現在7か所で
同時に建築に取り掛かっている私には
とんでもない逆風で、本来なら胃が
キリキリして血を吐いてもおかしくない
状況である。

しかし、何のために長生きをしてきたのか、
何のために長生きをしようとしているのかを
考えたら、逆風でいちいち胃をやられて癌に
なっている訳にはいかないのだ。

挑戦し、逆風を楽しみ、その先の夢見た
世界を手にする精神力こそが挑戦者に
必要な資質なのだと確信している。
逆風の中でも、誰にも怒鳴ることなく、
ニコニコと事を処理していく器の人に
なりたいのだ。もしダメならそれはそれで
笑って受け入れたい。

若いころは、失敗は破産に繋がった。
だから、難局では健康を害し入院までした。
しかし、今は違う。失敗はただの失敗で、
倒産するようなことはない。それだけ
しっかりした経営基盤の上で生きている。
失敗をさえ楽しめる境地にまで登って
きたような気がする。

だから、教え子にも言っている。
還暦を過ぎたらレバリッジを利かせる経営
からは卒業しろと。例えば、50歳なら、
資産1億で借金3億でもいいだろう。でも、
還暦なら、資産2億で借金が1億のバランスが
望ましい。予想しえない失敗でも倒産しないために。

そして、古希なら、資産5億で借金を2億に
抑えるのだ。昔、新横浜に資産10億のYと
いう地主がいた。親から相続する代々の
地主だから知識も乏しく、
銀行の「相続税対策」という甘い言葉に
つられて、資産を上回る15億の借金をして
巨大なビルを建てた。

そして、リーマンショックでテナントが
抜け出し、返済に詰まり、10億の自己資産も
全て失った。その時、彼は75歳だったが、
4年後無一文で他界した、アパートの一室で・・・・
確かに、相続税はゼロだった。銀行の言う通り
完璧な相続税対策だった。

巷には、相続税対策で借金アパートを建てる
無知な地主が後を絶たない。新築の時は
百%稼働しても、5年もたてばスカスカの
アパートになることも多い横須賀だ。
そして10年もたてば修繕の波が押し寄せて
破産への下り坂へ。

バカの一つ覚えのような相続税対策だの
税金対策だのといった甘い言葉につられて
無一文になっていく資産家が大勢いる。
もう少しましな相続税対策を学んで欲しい。

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はなさかじいさん

マンション管理組合の理事長などは
人に嫌がられる役のナンバー1だろう。
そんな過酷でつまらない役を喜んで
引き受けてきて、予想だにしなかった
億単位の利益を得てきたのだから
人生って本当に分からないものだ。

その仕組みはこうだ。大型マンションの
1階などには時々スーパーとかコンビニが
入っている。マンションの理事長を
やっていると、こんなマンションに関わる
情報は誰よりも最初に耳に入ってくる。
例えば、そのマンション1階の大型店舗の
売り情報などが・・・

理事長をやっていれば巷にも出ていない
この極上の情報を最初に手に入れて、
この物件をいち早く超安値で購入できる。
そして、この物件を高利で回し、それで
得した家賃収入が億単位になっている
という流れだ。

加えて、70過ぎて地域振興に尽くすように
なって7年、既にこちらでも同じような
ことが起きている。例えば、地域活動の中で
親しくなった人たちから極上の情報を仕入れ、
それらの情報を活用し、そこから得た収入が
莫大になっていくという仕組みなのだ。
だから、人のために汗を流すことは決して
人生の無駄にはならないという訳だ。

こんな自分の人生を振り返っていたら、
あの「はなさかじじい」の日本昔話を
思い出した。犬に指示された場所に穴を
掘る。枯れ木に灰を撒く。
優しいじいさんも意地悪じいさんも
同じ行動をしているのに結果は大きく
違ってくる。

この決定的な違いは、心の美しさ
から生まれるような気がする。
最初から見返りを求めて奉仕などしては
いけないが、神は必ず見ているというのが
日本昔話の言いたいところなのだ。

世のため、人のためになることをして
いるときに得をするお話を頂いたら、
優しいお爺さんのように、
「利を見て義を思う」ことさえ
忘れなければ、この世はいいことが
次から次へと起こるようになっている。

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雨漏り

貸しビル業者にとって「雨漏り」は
天敵であり、命を縮める一大事である。
なのに、その雨漏りに配慮して家を
建てる人はほとんどいない。
どうしても、平面図で間取りを考える
ことに夢中になる人がほとんどだ。
 
雨漏りの三大原因は、台風(暴風と豪雨)
と地震と無知である。雨漏りの中で、
頻度的に見た原因の一番は無知である。
例えば、一般住宅のベランダは
ほとんどの場合、シート防水が施されて
いるのだが、そこにビスを打ち込んで
温室を作ったり、物置を増築したりする
無知な人が多すぎる。

シート防水を貫通するビスは、
当然雨漏りジャージャーの原因になる。
ちょっと知識があれば分かることなのだが、
多くの人は床下の構造を知らないから
こんなことが日常茶飯事に起こる。
そして、雨漏りのせいでノイローゼになる。

ベランダにタイルを敷くのも本当は
いいことではない。何故なら、タイル分の
厚みが掃き出し窓のレール部分に雨水の
侵入を呼び込む原因になるからだ。

雨漏りって本当に怖いのだ。令和元年に
千葉県を襲った台風15号は台風上陸時の
強風が屋根瓦を吹き飛ばし、そこへ豪雨が
襲い、雨漏りの原因になった顕著な例だった。

あの時は、町中の家々がブルーシートで
覆われた様がテレビで放映され、
視聴者を驚かせた。あの時、
瓦や疑似瓦(カラーベストなど)が台風に
弱いことを誰もが学んだ筈だったが、
その後もカラーベストの家はどんどん
建てられている。多くの市民は他人事の
ようにテレビを見つめ、そこからは何も
学ばなかったようだ。

地震が雨漏りの原因になるのは、
地震によって建物にクラックが生じ、
そこから水が浸入するからである。特に、
壁にコーキングが施されているパネル
使用の鉄骨系のビルやヘーベルのような
連結壁の場合には、地震後に雨漏りが
始まることが特に多い。

いずれにしても、15年ごとの大規模修繕で
必ず実施されるシーリング工事や壁の
塗装工事は、15年~20年もすれば必ず
コーキング剤や塗布防水材が劣化することを
想定しての対策であることは言うまでもない。

災害の多い日本で、どんな家を建てたら
雨漏りで泣かなくて済むかは最重要課題だと
思うが、なかなかその答えを教えてくれる
人はいない。実に不思議である。

その答えを知るのにすごく分かりやすい
方法は、「避難所になっている建物」を
真似すればいいのではないかということだ。
避難所に多い体育館は、重鉄構造で屋根は
スレート引きかガリバリウム鋼板だろう。

避難所の特徴は、デザインが単純だと
いうことに尽きる。だから、安全を取るなら
夢を沢山詰めたしゃれたデザインの家を
建てることはあきらめた方がいい。

避難所ではないが病院なども災害には強い。
病院には鉄筋コンクリート造(RC造)が
多い気がする。昨日も防水屋さんと雑談
していたら、「自分はRC造の家を建てて
住みたい」と言っていた。木造やRCから
鉄骨造まで30棟以上の建物を建ててきた
私だが、「安全」と「雨漏りなし」の
視点からだけなら、シンプルデザインの
RC造が一番だと思っている。

その時のシート防水は塩ビ樹脂系シートを
使いたい。紫外線や熱やオゾンに強い
からだ。アスファルトシート防水で上に
保護モルタルを塗る昔からある工法も
まだかなり見かける。それでも、
20年から25年に一度は、つまり40歳で
建てたら生涯に2回は塗りなおしを
しなくてはならない。手間いらずの夢の
ような家はいまだに発明されていない。

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渡る世間は嘘ばかり

世間は、隙あらば誰かを血祭りにあげ、
けなして叩きのめすことを娯楽としている。
それに天下のマスコミが加担する。
TVをつければくだらないワイドショーが
それを証明している。そして嘘で煽られた
老人たちが投票所に足を運ぶ。その結果が、
今の日本の衰退を招いた。
それが民主主義の実態だ。

政界だけでなく狭い田舎町でも同じことが
起きている。30代に、横須賀中に10以上
の教室を作り、学習塾を展開した。しかし、
40代に学習塾の営業権を売ったので、
今はその塾はなく、学習塾を展開して
いた建物の多くは貸しビルにした。

そう、学習塾の営業権を売っただけで
ビルは売らなかったのだが、世間では
「塾を売る=ビルも失った」と思われて
いた。どのビルにも「高木ビル」と
書いておけばよかったのだろうか。

その後、横浜や東京でも貸しビル業を
展開し始めた。しかし、横須賀の人
にはそんな実態は見えない。だから、
横須賀から消えた私は、
「塾経営の失敗者」として糞みそに
言われたらしいが、私の耳には地元の
噂は届かなかった。 ただ、床屋や
美容院はもとより遠い親戚までもが
それに加担し、嘘の噂を流したと
いうことを5年後くらいに知って、
大笑いをした。

世の中の噂なんてそんなものなのだ。
羨みは妬みに変わり、僻みになっていく。
そして、隙あらばけなす材料を見つけ
出して、貶める機会をうかがっている。
今は、噂にのぼるということが最高の
名誉だと思うことにし、その真偽で
右往左往しないことにしている。

それが塾売却後10年間の真実だった。
だから、それを経験してから、
TVで放映される話や町の井戸端会議
の噂を信じなくなったのだ。自分の
目で見たものさえも十分に吟味し、
何が真実かを確かめ、正しい判断を
するよう心掛けている。

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時代遅れ

横浜に出る用事があったので、
横浜駅西口で会社をやっている友人歴
65年のA君に電話。叙々苑で昼飯をする
ことに。彼も自営歴が半世紀近い社長さん。
だから、話題の中心はいつも仕事。

今日のテーマは、土地の売却時にかかる
税金について。バブル時代に不動産を扱い
始めた我々は、仕入れた不動産を売る
ときにいつも気にしたのがその所有期間。

5年以上所有すれば、売却益にかかる
税金が半分になる長期譲渡の対象になる
からだった。あの時代は、「土地ころがし」が
盛んで政府がそこに目をつけ短期譲渡の
売却益に40%近い高い税金をかけて
きたのだ。

しかし、その彼が、「先日千葉の土地を
売ったんだけど、今は法人には短期とか
長期とかの適用はないみたいだね」と言う。 
要するに、最近彼が売った短期所有の土地の
売却益は法人の所得と合算して申告する
だけだったと言うのだ。不動産に関係する
法律にはかなり詳しいと自負していた
私は驚いた。

今でも、個人には勿論、法人にも短期譲渡
とか長期譲渡とかの適用があるものだと
思っていた。だから、法人所有の土地に
ついては5年間は絶対に売らないつもりで
経営戦略を立てていた。
何と恥ずかしいことか・・・・・・

老人って、こうして過去の経験に振り
回されながら時代遅れになっていくんだと
自らを恥じた。自分は、若い教え子たちとの
交流を通して絶対に時代遅れにはならない
と確信していたのだが、こんなところに
ボロがでた。

法律は、時代とともにしょっちゅう
改正される。それについていくには、
今まで以上に勉強しなければいけないと
深く反省した一日だった。

最近は、同年代の友人の多くが時代遅れに
なっているのを見て、自分も注意しようと
思っていた矢先の出来事だったのだ。
10日前には、やはり友人歴60年以上の友達を
「パソコンが苦手だなんて時代遅れも
甚だしい」と責めたばかりだったのに。

私は、少なくともパソコンはブラインドタッチ
(タッチタイピング)で使いこなしている。
だから、人差し指でポチポチと打っている
友人を見ると可哀そうになるし、あんな爺には
なりたくないと思っていた。

ワードやエクセル、パワーポイント、キャド
などは日常的に使っている。もちろん、
エクセルなどは関数を使ってかなり複雑な
作業をこなしているつもりだ。日常の会議も
ズームだけでなく、かなりの種類の
会議ソフトを使っている。

だから、今日の法人の短期譲渡のミスは
悔しいのだ。まだ、時代遅れになりたくない!
努力、努力、努力 !

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目指すはユニマット

If you want the rainbow,
you gotta put up with the rain.

「人生は楽しまなきゃ」と
言いふらしている私だが、実際には
ドリー・バートンが歌っているように、
沢山の夢を追っている中で数多の障害が
立ちふさがり、楽しいどころではない
雨の日もかなりあるのが現実だ。

でも、それだからといって、夢を追うのを
止めるつもりはさらさらにない。では、
一体どんな夢を追っているのかというと、
「ユニマットグループ」のような楽しさを
創造するグループ会社を作りたいのだ。

ユニマットグループが手掛けている業種は
主なものだけでも、ユニマットコーヒー、
ゴルフ、インテリア、飲食業、介護サービス、
リゾート開発、サプリメント、保育園、
エクステリア、不動産業、・・・・・・・・
なんと楽しそうな会社たちなんでしょう!

今私が手掛けている業種は、貸しビル業、
幼稚園、保育園、飲食業、コインランドリー、
街づくり開発・・・・・ これでは
ユニマットには遠く及ばない。

ただ、貸しているビルに入ってくれている
業種についてはある程度の知識が必要なので、
貸しているだけでもワクワク感はある。
現在入居中のテナントさんは外人住宅、
コンビニ、ファミレス、すき家、薬局、
マイバスケット、時間貸し駐車場、
フィットネスクラブ、お医者さん、
マッサージ店、ダンススタジオ、学童
自転車屋さん、ドン・キホーテなどには
かなり造詣が深いと思っている。

これらの業種を総合的に俯瞰して、
有機的に結合させ、新しい時代が必要とする
新業態を生み出すことが自分の得意分野だと
確信している。だから、毎日が興奮の連続なのだ。

10年以内に我が企業グループを
ユニマットグループのようなスケールに育て上げたい。

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コロナ禍の時代変化

最近、佐島のレストラン「マゼラン」に
行くことが多い。行くたびに海の色が
違っていて、何度行っても飽きない。
勿論、料理も値段なりに美味しいし、
時々spaでくつろいでくることもある。

マゼランの経営母体はあのユニマット。
青山にあるALLAMANDA GARDENには何度も
食事に行っている。大会社の傘下だから、
マゼランがコロナ禍で撤退なんてことは
ないだろう。

そんなマゼランのすぐ近くにあるのが、
京浜急行が開発したリゾート地
「佐島が丘」最近やたらと話題になる
ので、私も数区画買っておこうと、
現地案内所に行ってビックリ。
コロナ禍の折、人気に火が付き完売
とのこと。逆立ちしても手に入らない
とつれない返事。

佐島が丘はその海の景色がベースの
外人さんに人気で、6千万円を投資して
ベース賃貸に回すと年間家賃が何と
420万円くらいにはなるらしい。
この7%の年間利回りは、今のご時世では
かなりのものだ。だから、東京から移民
してくる人と貸家投資家との両方が
競いあって買ったので、あっという間に
完売になったらしい。

同じことは三浦半島のあちこちで
起こっていて、兎に角三浦の不動産は、
ミニバブル状態だ。例えば、逗子の
アーデンヒルなんかも売り物がないという。

鎌倉、藤沢なども移住ブームで地価は
高止まりしているし、ウッドショックで
木材も高騰し、現実は家を建てるのも
難しい。コロナ禍なんていって意気消沈
している人が多いが、三浦半島に不動産を
持っている人は内心ほくそ笑んでいるの
だろう。

兎に角、コロナ禍でも国家の税収が60兆
を超え、ガソリンも高く、景気の良い話
ばかりなのだから、景気については何が
本当なのかよく分からない。

テレビは馬鹿みたいに暗い話を垂れ流して
いるが実際は全く正反対のようでもある。
だから、新聞やテレビばかり見ていたら
正しい判断はできないのがこのご時世だ。

そう言えば、NHKの調査機関の資料だと、
今の若者のテレビ離れはかなりのもので、
テレビを見ているのはシニアばかりらしい。
嘘つきテレビの衰退はかなり現実味を
帯びてきた。もちろん、私もテレビは見ない。
youtubeやnetflixの方がよっぽど面白いから。
sss
青山にあるALLAMANDA GARDEN

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心を磨けば言葉が光る

久しぶりの教え子の訪問。
50代になろうという彼の顔が以前とは
打って変わって健康そのものに。曰く、
「先生のブログを読んで、食生活の大切さを
学んだので食事を変えたんです」と。
1月からジャンクフードを一切やめて、
栄養のバランスを考えた食生活を心掛けて
いると言う。

半年でここまで変わるのかと心底驚いて
しまった。それにしても、自分が健康に
ついてどんなことをブログに書いたのか、
すぐには思い出せなかったのでブログを
読み返してみた。

今年の1月3日に「エクソソーム」という
タイトルで確かに健康について書いていた。
去年は9月7日に「老化対策」で自分の
健康法に触れ、厚顔無恥にもアルギニンを
推奨していた。

そんなことを書いている自分が、今、
恥ずかしげもなく思っていることは、
「高校時代450人の同窓生の中では断トツ
一番に若々しい」と。そして、なんとしても
80歳まではこの若さを維持し、ゴルフ、
ウィンドサーフィン、サップ、テニスを続けたい。

私の若々しさを目の当たりにして、
この教え子も食生活を改善したのだから、
もうこの若さは私だけのものではないのだと
思い始めている。今はもう、多くの教え子の
期待を裏切るような不摂生なことは出来ないのだ。

そして、彼が更なる質問を投げかけてきた。
「今日伺ったのは、なぜ先生の事業はこの
コロナ禍でも業績を伸ばしているのか」と。
急な質問だったが、間髪を入れず答えられた。
常日頃から思っていることを言えばいいだけ
のことだったから。

「いつも、いつも世のため、人のために
生きているから。教育事業なら、子供たちに
幸せになれる力を身につけさせるにはどう
したらいいを考える。不動産事業なら、
どうしたら人が幸せになれる街を作れるかを
考える。飲食業なら、どうしたら胃と心に
優しいレストランをつくれるかを考える」 

決してお金を求める方法を考えるのではなく、
人を幸せにする方法を考えているんだと
話した。お金はその後からついてくる。
ついてきた分だけでいいじゃないかと。

更に、そうやって生きていると、
出てくる言葉も自然と周りの人を穏やかな
気持ちにさせ、言葉が輝きを増すんだよと
説いた。実際、私の13棟のビルが45年間
満室を続けているのも、決して偶然なので
はない。共に街を良くしようという私の
心意気に感じて、喜んで入居してくださる
テナントさんに支えられてやってきたのだ。
最近では、不動産屋の紹介で決まった
テナントさんは皆無だ。

つまり、心を磨けば言葉が光り、
言葉が光ればその光に人が集まり、
事業も上手くいくのだ。そんな私の話を
お土産に彼は家路についたのだが、
何故かウキウキした顔をしていた。

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極悪人の手口

今までに本物の悪に騙されたことのある人は
そうはいないと思います。でも、本物の悪に
絶対にひっかからない知識だけは学んで
おいた方がいいです、いつ出くわすか分かり
ませんから。

本物の悪を定義すると、「仕組む人間」だと
いうことに尽きます。借りた金を返さない
なんていうのは単なる悪で、そんなのに
引っかかるのはただのオッチョコチョイです。
本物の悪は、二重三重に罠を仕掛けてくるので
注意しているだけでは防げません、知識を
持っていないと・・・

さて、前代未聞の仕組まれた悪の手口は、
「積水ハウス63億円事件」でしょう。
天下の積水ハウスが不動産取引で63億円もの
騙しにあったという衝撃的な事件でした。
同じ不動産取引業者として、背筋が
凍るようなニュースでした。

本件詐欺事件の特徴は、被害者の積水ハウスが
売り主から直接不動産を購入するのではなく、
所有権を取得する権利(登記された売買予約権)
を売買の対象としている点です。ずばり、
不動産登記手続きの盲点を突いたのです。
※私も事業資金を貸したりするとその人の家に
この所有権移転請求権仮登記をします。
抵当権の設定だけでは不安なので。

つまり、所有権移転請求権仮登記を設定する
際には印鑑証明書と実印の押印委任状だけで
いいのです。そう、権利証の添付をしなくて
いいのです。だから、犯人は印鑑カード、
印鑑証明用の実印の盗難届を出し、勝手に
新たな実印を登録してしまったのです。
ここまでは、売主不在でも可能だという
ことなのです。

さて、こうしておけば、仮登記が完了
している分本登記の決済時に注意喚起を
怠らせることができます。ましてや、
この詐欺事件には元衆議院議員まで絡んで
いますからプロの積水ハウスといえども
一発で騙されたという訳です。

兎に角、この世の中、身近にどんな極悪人が
潜んでいるか分かりません。本物の極悪人は、
悪の素振りを見せませんから怖いのです。
更に、そんな悪が親族にいたりすると、
親族だけに一ころで引っかかてしまいます。
だから、普段からそんな気を発している人とは
接しないことが一番大切です。
それが例え親族でも。

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子育てと花育て

20191013_120829「一年中お花が絶えない庭」をテーマにガーデニングを楽しんでいる。コンプリメントかもしれないが、来る人誰もが「いつ来てもお花がいっぱいですね」と言ってくれる。

毎年5月はカルミアが殊の外美しい姿を見せてくれていたのだが、今年はほとんど咲くことがなかった。そして、はっとした。カルミアの隣に植わっていたノボタンが大きくなり、カルミアに覆いかぶさっていたのが咲かない原因だったのだ。

花を咲かせる三要素、「水、光、土」の
チェックがおろそかだったことに
気付いたのだ。
ノボタンの剪定を忘れ、更に、土の
「窒素、リン酸、カリ」のバランス調整を
怠っていたのだ。これで、「咲け」と
言ってもそれは無理というものだ。

庭の手入れをしながらいつも考えることは、
「花育ては子育てに通ず」ということだ。
子育てなら、「愛情、食事、環境」の
チェックが重要だ。バランスの悪い食事を
与え続けるとショートテンパーな子が
育つことは誰もが知っている。

更に、もっと驚くのは、「過ぎたるは
猶及ばざるが如し」ということだ。
例えば、花には水は欠かせないが、
あげすぎると根腐れを起こしてしまう。
子供も、愛情を注ぎ過ぎるとろくでもない
子に育ってしまう。叱ること、褒めること、
放任することのバランスが子育てには
重要なのだ。

花も、時々わざと水不足にしてあげることが
大切だ。こうすると地中深く根を張って、
水不足に耐えられるように防衛することを
身につける。そう、麦踏をして虐めるのも
これに似ている。

赤ちゃんを抱っこばかりして育てては
いけないし、「いい子だね」と甘やかす
だけでもいけない。若いお母さんや
お父さんには、真の愛情表現を学んで
欲しいと常々お話している。

お買い物に行って、「買って、買って」と
駄々をこねる子に、「クリスマスまで待とうね」
と言って、我慢を教えることが重要なのだ。
よく、ウェルシイな家にとんでもない
不良が育つのは、我慢を教えないことに
原因があるケースが多い。

こうして書き出してみると、改めて花育てが
子育てに通じていることに感動してしまう。
ガーデニングをしながら、こんなことを
考えている今日この頃である。

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百花繚乱:地域振興活動

地域振興に貢献したい想いがあって、
75歳の節目に観光協会の役を引き受けた。
そもそも観光協会とは何かも知らずに・・・

入会して1年、この春に会長に推され、
「お役に立てるのなら」と何も考えずに
引き受けた。この協会が一般社団法人で
あることを知ったのも役を引き受けた日で、
そのくらい何も分かっていなかった。

そして驚いたのが、地域振興に関わる団体の
多いこと多いこと。〇〇推進の会、
体育振興会、青少年育成の会、福祉協議会、
〇〇商店会などなど。それら多くの組織を
取りまとめているのが「地域運営協議会
(地運協)」であることを知ったのも
最近である。

この地運協の核が言わずと知れた「町内会」
である。20以上ある町内会の長はこの
組織の常任委員である。そして、
観光協会会長は5人いる理事の一人で、
社会福祉協議会会長、連合町内会会長
などが同列理事に名を連ねている。

長い歴史を持つ観光協会に対して、
この地運協は前横須賀市長の肝いりで
出来た組織で、まだ歴史は浅い。だから、
それまで観光協会がやっていたことを
地運協が引き継いでいる事業が多く、
実に分かりにくくなっている。

当然、「あちらを立てればこちらが立たず」
なので、私の立ち位置も本当に難しい。
ただ、地運協も観光協会も事務局は行政が
やってくれている。だから、私が死んでも、
粛々と協会は運営されていくようになっている。

最近分かってきたことは、観光協会は
地域の活性化を地元にある300の法人様
と力を合わせてやっていく組織で、毎年
この法人様から頂く数百万円の浄財が
活動資金になっている。

それに対して、地運協は市民の税金を資金
にして活動する予算規模百万程度の小さな
組織だ。この違いが分かってから、立ち
位置は難しいが方向性は明確になってきた。

こうして色々なことが分かってきたので
これから私らしい地域の活性化に取り
組むつもりだ。10棟を超えるマンション
管理組合理事長を20年以上やってきた
経験を生かしてみたい。
訳もなくワクワクする。

会社も、政治も、地域貢献も、実際に
やってみると、その結果を出すのは
難しいことは分かっているが、百花繚乱
の団体がある中で、今までとは違う
私らしい活動に挑戦してみたい。

失敗しても失うものはないのだから
思いっきりやりたい。否、失うものが
ないどころか、今までの活動でもう既に
予想だにしなかった数億円単位の得を
している。これこそが、人間万事
塞翁が馬の証左である。

人の嫌がる仕事を自ら望んでやることを
馬鹿だと思う人も多いだろうが、
絶対にそんなことはない。人生って実に
楽しい。

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つきを呼ぶ職業選択

職業選択時の動機は実に運命的だ。
斜陽の親の仕事を継ぐことほど悲しい
ことはない。斜陽でなくとも将来性がない
仕事を継いだ場合も悲劇が内包されている。

理想の仕事は、「楽で儲かる」と
「人に喜ばれる」の二つの条件を
満たしていることだろう。教え子の中には
それを地で行くような
男が何人もいる。

大阪で高級外車専門の中古車販売を
している男がその筆頭だ。彼は子供のころ
からスーパーカーが趣味だった。だから、
迷わずその道に進み、30歳で独立。愛車の
ランボルギーニ ウラカンに乗ってお客を
訪問し、2~3千万の中古車をガンガン
売りまくっている。

最近では、クルーザーも取り扱うように
なり芦屋のハーバーには5千万はする自身の
船が二艘も置いてある。そんな彼の口癖は、
「素敵な漁船を買いませんか」だ。

私がいつも言っている、「金は有るところ
から流れてくる」理論を実践しているのだ。
つまり、川上を金持ちに見立て、川下に
簗を仕掛けるような楽しい人生を謳歌
している典型だ。

調剤薬局を6店舗も展開し、貸しビル経営
に手を伸ばし、浦賀のヴェラシスに8千万
のクルーザーを置いている男も大成功者だ。

何度も言うように、楽して儲かる商売を
探すには、そんな人がどこにいるかを
調査すればいいだけのことだ。例えば、
ヴェラシスで毎日お茶を飲んで、
友達を作ればすぐに分かるだろう、
「どんな職業の人が楽しく遊んで
生きているか」が。

間違っても、安さが売り物の居酒屋に
たむろして、政府の批判なんかを大声で
やっている人の仲間にはならないことだ。

だから、運のいい人との人間関係を増やし、
運の悪い人との人間関係を切ることが大切
なのだ。運のいい人は、必ず素敵な
ビジネス情報をくれる。そして、
その匂いのする世界に引き寄せられて
いけば、生きたまま天国に行けるのだ。

分かりもしない政治家の批判なんかして、
不満ばかり口にする人には絶対に
近づいてはいけない。「オリンピックは
やるべきでない」とか「菅が間違っている」
なんて偉そうにどうでもいいことを言う
人間とはすぐに手を切ろう。

「この世の中は楽しいことだらけだ」
という人間とだけ仲よくしよう。そして、
自分の子にはそんな人間になれるよう素晴
らしい仕事へのレールを敷いておいて
あげよう。親が楽しい仕事をパイロット
してあげれば、子の幸せは間違いない。

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遺伝子

私が26の時に他界した母の記憶の中で
一番強烈な思い出は、
私に注意したことがない。
私に怒ったことがない。
私に命令したことがない。

例えば、
「勉強しなさい」
「早く寝なさい」
「10時までに帰りなさい」
なんて言われたことが全くないのだ。

だからか、5歳の頃から放浪僻があった。
久里浜の幼稚園に行くと言って家を出て、
浦賀や横須賀中央で遊んでいた。それでも、
家に帰って怒られることはなかった。

高校生の頃にアメリカで一旗揚げようと
家出をした。ほぼ1年間外人の家で働いた。
その時も、何も怒られなかった。だから、
家に戻って何もなかったかのように通学を
再開した。そうして、かろうじて、
高校卒業の資格を得、大学にも行った。

大学生のときも、好き勝手なことを
しながら住まいを転々と変えた。
うっかり女性に迷惑をかけたときも、
母が黙って尻拭いをしてくれた。

最後まで私を信じていてくれた母を思うと、
今でも涙が止まらなくなる。あんなに
多くの迷惑をかけたのに、どうして何も
言わないでいられたのだろうか。

要するに、母は自分の遺伝子を持った
子供なら、絶対に最後には人生を
まとめ上げるだろうと信じていたのだろう。
つまり、子育てとは、自分の遺伝子を
信じるか信じないかの問題なのではない
だろうか。

だから、遺伝子を決める結婚ってとても
大切なものだと思う。自分の遺伝子がどう
繋がっていくかの大問題なのだ。だから、
孫には、結婚の時だけは、注意深く
行動して欲しいと思っている。それが
祖父からの唯一の遺言である。

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苦情も肥やし

目立って生きていれば
万事平穏無事というわけにはいかない。
まして、商売とか仕事とかになれば・・・・

そんな時、出来れば事を荒立てない
魔法の言葉を知っていたらなー
と思うことが多い。

帰社して
「○○さんから苦情の電話が」
という報告を受けると責任者として
嫌でもその方に電話をしなければならない。
そんな時には、先ず必ず
「お電話を頂きありがとうございます」
と言うことにしている。

そして、相手から返ってくる言葉で
次に使う言葉を決める。
徹底的に感謝言葉を使い静かに話すか
大声で相手を叩きのめす言葉を使うかを。

勿論、出来れば何事もなく穏便に
解決したいので、静かに落ち着いて
話すことが望ましい。でも、どこまでも図に
乗ってくる相手だとどうしても大声作戦を
選択せざるを得ない時もある。こうなると
法学士としての知識で完勝を目指すしかない。

穏便作戦のときは、
「いつも当社のことを考えて頂きすみません」
と電話の前で頭を下げながら、
「ありがとうございます」を連発する。
そして、次の言葉は、
「私も同じ考えなんです」と言うことが多い。
ただ、相手が無理難題を吹っかけてきたら、
それが出来ないのは法律のせいだとか、
役所のせいだとかにして自分はどこまでも
「同じ考えだ」ということを言い続ける。

また、時には、解決方法を相手から聞き出す
作戦をとることもある。そして、
「お力を貸してください」と懇願する。
つまり、役所に一緒に行ってくれとまで
詰め寄る。どんなことがあっても、
絶対に相手を否定する言葉は使わない。
相手を責めない。

そして、電話での時間が長くなったら、
「貴重なお時間を頂き、
ありがとうございます。ちょっと会議が
ありますので、今度、お目にかかっ
お話ができたらと思っています」と言って、
電話を切る。

面白いことに、こうやって相手に感謝の言葉を
かけ続けていると、不思議と自分もそんな気に
なってくるのだ。そうすると、相手にもそれが
伝わって、結構上手な人間関係を構築できる。

苦情の電話を、自分の成長の肥やしにすること
が出来たらといつもその対応方法を考えている。
その意味で、人生は無限に楽しい。

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小物の特徴

百人以上の人を雇ってきた。
百人以上の友を見てきた。
百人以上の教え子と親しい。

そんな彼らの中には、「流石だ」という
大物もいるが、「やっぱり」という小物も
いる。そんな小物の特徴について考えてみた。

小物には、政治家のことをこき下ろす癖の
ある人が多い。思い当たる人も多いだろう。
政治家でなく友達や知人をこき下ろす小物
も多い。兎に角、小物は人を褒めない。

そして、社長と呼ばれている人の中にも
小物はうじゃうじゃいて、若い人を「若造」
と言ったり「お前」などと言って、
大したことがないのにでかい顔をしている。
森元総理なんかも絶対に小物だと思っている。
総理にまで昇りつめても小物は小物だ。

小物の次なる特徴は裏表があること。
例えば、それが社員なら、表でおべっかを使い、
裏で悪口を言う。つまり、どっちに転んでも
いいようなせこい生き方をする。だから、
競争相手に情報を流すようなことをするのも
必ずこんな社員だ。中国に情報を流している
国会議員も裏表のある代表格だ。

もう一つの特徴は、「ケチでしみったれ」
レストランでのお会計の時は、必ず
払いそうな人の後ろからついて歩く。
絶対に先を歩かないように注意している。
でなければ、お会計になるとトイレに行く。
こちらは払わせるつもりもないのに、
絶対に払う素振りも見せない。悲しい奴らだ。

退職するときにも大物と小物の差がでる。
小物は、自分が辞めたら会社が困るだろうと
期待して去っていく。そして、元の仲間に
「今、どう」なんていう姑息な電話をする。
「先輩が辞めて社長が困っています」
なんて聞くと、小躍りして喜ぶ。
そんな奴は、5年もすると、酷く老けた顔に
なってとぼとぼと坂道を歩いている。

反面、大物は、退職後も社長のところに、
「お世話になりました」と何度も挨拶に来て、
それが縁で、とても良い条件で大会社の顧問
になったりする。

また、小物はちっぽけな頼まれ事でも、
慎重に反応する。「あー、いいですよ」
なんて言わない。男気を見せるなんてことは
絶対にない。良く言えば「慎重」、実は
「小利口」「小利口になるな」というのは、
母親の口癖だった。多少の損をしても人を
助ければ、いつかは百倍になって返って
くることもあるのに・・・・・・・・

職業的に小物が多い職業は士族だ。特に
先生と呼ばれる職業の人はどうしても小物に
なりがちだ。ただ、私の顧問〇〇士は先生と
呼ばれる人だが、実に大物だ。だから、
どの職業の人は小物だなどとは一概には言えない。

社会的に普通に生きている人の中にも超大物
はいる。町内会などでボランティア活動を
している人の中には、人間的に温和で慈しみ
に溢れた温厚な人が多い。そんな人は、
会話をしていても本当に楽しい。これぞ
「大物」と思ってしまう。

どうせ生きるのなら、大物でなくても、
人を褒めることのできる人になって欲しい。
その方が楽しいし、恰好がいい。だから、
先ず、今日から「こき下ろし」はやめて、
「褒める」人になってみよう。

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スローガンを掲げよ!

静かに目をつぶって考えた。
「野党」ってこの10年間、
一体何をやってきたのか。確かに、
安倍さんの小さなミスを暴いたりして、
暴走を食い止めたりはした。でも、結局は、
ケチをつけるか、批判をするかばかりで、
何一つ大きなスローガンを掲げてそれに
向かって汗を流したことはない。
野党って実に馬鹿げた集団だ。

明治以降の頭に浮かぶ有名なスローガンを
いくつか挙げながら、スローガンの重要性
を考えてみた。

①岩倉具視らの「富国強兵」は誰でも
知っている明治政府のスローガンだ。
地租改正と殖産興業で富国を図り、
徴兵制で強兵を目指した。その結果は、
日清戦争、日露戦争の勝利に繋がり、
現在のG7メンバーになれたのもここに端を
発している。

②戦後の1960年代、池田内閣が掲げたのが
「所得倍増計画」 この政策のお陰で、
我々は成人してから40歳位までの20年間、
所得がぐんぐん増えていった。その意味で、
そんな経験をしたことのない今の若い人が
可哀そうでならない。

③1970年代、田中角栄内閣が掲げたのが
「日本列島改造計画」 この頃は、日本中が
目に見えて変わっていくのが体感でき、
この国に生きていることが誇りに思えた。

④1980年代は「三公社の民営化」を掲げた
中曽根内閣が活躍した。今のJR,JT,NTTは
このスローガンの下で誕生した。お陰で、
ストライキで電車が止まることはなくなった。
また、誰でも知っているルミネ、アトレ、
シアルなどは中曽根民営化で生まれた
ショッピングセンターである。そして、
この頃、日本は、Japan as number one と
世界中でもてはやされていた。

⑤2000年、日本が少し下り始めていた頃に
誕生したのが小泉内閣。彼のスローガンは
「郵政民営化」 これによって、40万人の
郵政公務員が民間人になり、350兆円の
資金が日本国民のために使われるように
なった。

1944年に生まれ、池田内閣、田中内閣、
中曽根内閣、小泉内閣の改革スローガンの
下で、目に見えて日本がよくなっていくの
を体験した。そして、悲しいことに、
その都度、野党は的外れな反対運動を
していたことを忘れはしない。

例えば、郵政民営化で過疎の村の郵便局が
なくなるから民営化はよくないと野党は
反対していたが、そんなことは全く
起こらなかった。TVもそんな特集を組んで
反対運動を煽っていた。あれはいったい
何のための反対だったのか。思い出しても
野党やTVの嘘に腹が立つ。

野党がスローガンを掲げ、政権を奪取した
ことなど一度もない。その意味で、
野党って大馬鹿集団だと確信している。
彼らが掲げたスローガンをあえて挙げれば、
「人に優しい政治」「弱者に寄り添う政治」 
「嘘をつかない政治」などで、どれもこれも
具体性がなく、抽象的で雲を掴むような
スローガンばかりだった。

更に、三重野日銀総裁を唆しバブル崩壊を
引き起こしたのも野党のせいで、
この後20年間、この国は加速度的に弱体化し、
多数の国民が貧しくなっていった。野党に
とっては、「豊かさ」は敵なのか。彼らが
やっていることをスローガンにすれば、
「国民総貧乏化」だろう。野党って本当に
何を考えているんだ。

野党は、建設的なことに金を使わず、
弱者に金をばらまく票取りの政策しか成し
遂げてこなかった。ただの一回政権を奪取
した時は票欲しさに子供を餌に金をばら
まいた。結果、近い将来にはばらまく金も底を
尽き、最後には日本を財政破綻に追い込むこと
になるのだろう。

野党の皆さん、素晴らしいスローガンを掲げ、
日本を良くしてください。あの強くて豊かな
日本を取り戻してください。そうでないと、
今の子供たちが余りにも可哀そうです。

「怠け者に優しい政治」でなく、
「頑張る者が報われる政治」をお願いします。
でないと、日本は中国の属国になってしまうの
ですから。そうなったら、日本民族は
ウイグル族のように弾圧されてしまいます。

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