●本心を磨く

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優秀で東大に行った同級生が何人もいる。
でも、その中の多くの友人が結構みじめな
人生を送って一生を終えた。

その理由は簡単だ。
彼らは心の勉強を怠ったので、人生で一番
大切なことを最後まで分からなかった。
それは、「この世を支えているのは99人
の凡人で、学歴が一番上の百人目の貴方も
この99人なしでは生きていかれない」
ということ。

学歴が優秀ということだけで、
凡人の99人を見下しているから、
人がついてこない。結果、人生が惨めに
なっていく。特に、50歳を過ぎたあたり
から、その傾向が強くなり、
人が離れていくケースが多い。

先日も、慶大医学部を出たとある医者と話す
機会があった。彼曰く、
「俺だって、そんな理屈は分かっているか
ら、従業員にはすごく丁寧な言葉づかいで接して
いるんだけど、看護師がすぐに辞めてしまう。
学歴の低いバカにはもったいないくらいの給料を
払っているのに・・・」

やっぱり、低学歴者をバカにしている本心
が話の端々にでてくる。だから、言ってあげた。
「その低学歴とかバカとかいう言葉を使っている
内は絶対に楽にはなれないな。本音と建て前を使
い分けても、それはすぐに見破られ、人の心は
離れていく。脳細胞の全てを入れかえ、本心から
自分は自分以外の99人に支えられているという
意識を持たないとね」

そういう私の座右の銘は、
「脳みその全てを、感謝の気持ちで塗りつぶす」
私には、本音も建前もない。あるのは磨き続けて
いる本心だけ。

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