第三のお金

お金って、2種類だと思って生きている
人がほとんどだと思います。
自分のお金
他人のお金

でも、もう一つのお金があるんです。
自分のお金でもなく、他人のお金でもない。
でも、使い方は自分で決められる。そんな
お金を使える立場の人になるって凄い事
なんです。その典型が自民党幹事長と
いう立場です。そして、それを使って国を
大きく動かしたのがあの田中角栄先生です。

なんで、今更、田中角栄かって?
自分が今、そんな立場にいるからです。
角栄先生の気持ちが分かるからです。
お金を管理する、そして、それを動かす。
これって、結構ダイナミックで面白い経験
だってことが分かってきたんです。

自分のお金でないのに、使い方は自分が
決める。やってみるととっても不思議な
感覚です。勿論、自分の懐に入れれば、
罪になります。横領です。これで捕まった
人は大勢います。最近では、日大の理事長
や私立幼稚園連合会の前会長などが記憶に
新しいと思います。

〇〇財団の会長、〇〇協会の会長、医師会
の会長なんていうのも第三のお金を動かせ
ます。会社の社長がその地位を利用して
動かすお金とは全く違います。「気分」が
違うんです。会社は常に利益を追求してい
ます。だから、社長といえども、無駄な
お金は使いたくないのが普通の感覚です。

でも、〇〇協会の会長は利益を追求してい
ませんから、気楽に使ってしまえるんです。
自分の懐に入れなければいいだけで、
そのお金が利益を生むことなんか全然考え
なくていいんです。だから、接待でも
超一流のレストランに行けるんです。
テレビドラマ「ドクターX」でも
病院理事長がそんなシーンに何度も
出てきましたよね。

勿論、自民党の幹事長は、自民党が選挙で
負ければ、その責任を問われます。でも、
自分のお金を失うことはないのです。
地位を失っても、議員ではいられます。
でも、会社の社長は、会社が傾けば給与
も減りますし、時には解任されます。

この緊張感の違いは、なってみないと
分からないと思います。でも、なろうと
思っても、簡単にはそんな立場の人には
なれませんよね。「引き」がないと、
なれません。

「引き」って正に天のお導きです。
だから、自分で手を上げてもなかなかなれ
ません。勿論、東大なんて出る必要は全く
ありません。逆に出ない方がいいです。
何故なら、東大出は少数派で支持者が少なく
嫌われる率が高いからです。

日大の理事長なんかは日大相撲部の出身だった
し、4億円使途不明金の私立幼稚園連合会前会
長の香川敬は国立音楽大学出の僧侶でしたから
ね。

「引き」に遭遇できる人ってどんな人なんで
しょうかね。一種独特の才能を持っている人
だと思います。上記の二人も、貫禄があったし
口も達者でしたよね。でも、これでは答えに
なりません。次回までに、よ―く考え、この
「引き」とは何かが分かったら、このブログ
に整理してみます。

カテゴリー: 不動産・ビジネス パーマリンク

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