百花繚乱:地域振興活動

地域振興に貢献したい想いがあって、
75歳の節目に観光協会の役を引き受けた。
そもそも観光協会とは何かも知らずに・・・

入会して1年、この春に会長に推され、
「お役に立てるのなら」と何も考えずに
引き受けた。この協会が一般社団法人で
あることを知ったのも役を引き受けた日で、
そのくらい何も分かっていなかった。

そして驚いたのが、地域振興に関わる団体の
多いこと多いこと。〇〇推進の会、
体育振興会、青少年育成の会、福祉協議会、
〇〇商店会などなど。それら多くの組織を
取りまとめているのが「地域運営協議会
(地運協)」であることを知ったのも
最近である。

この地運協の核が言わずと知れた「町内会」
である。20以上ある町内会の長はこの
組織の常任委員である。そして、
観光協会会長は5人いる理事の一人で、
社会福祉協議会会長、連合町内会会長
などが同列理事に名を連ねている。

長い歴史を持つ観光協会に対して、
この地運協は前横須賀市長の肝いりで
出来た組織で、まだ歴史は浅い。だから、
それまで観光協会がやっていたことを
地運協が引き継いでいる事業が多く、
実に分かりにくくなっている。

当然、「あちらを立てればこちらが立たず」
なので、私の立ち位置も本当に難しい。
ただ、地運協も観光協会も事務局は行政が
やってくれている。だから、私が死んでも、
粛々と協会は運営されていくようになっている。

最近分かってきたことは、観光協会は
地域の活性化を地元にある300の法人様
と力を合わせてやっていく組織で、毎年
この法人様から頂く数百万円の浄財が
活動資金になっている。

それに対して、地運協は市民の税金を資金
にして活動する予算規模百万程度の小さな
組織だ。この違いが分かってから、立ち
位置は難しいが方向性は明確になってきた。

こうして色々なことが分かってきたので
これから私らしい地域の活性化に取り
組むつもりだ。10棟を超えるマンション
管理組合理事長を20年以上やってきた
経験を生かしてみたい。
訳もなくワクワクする。

会社も、政治も、地域貢献も、実際に
やってみると、その結果を出すのは
難しいことは分かっているが、百花繚乱
の団体がある中で、今までとは違う
私らしい活動に挑戦してみたい。

失敗しても失うものはないのだから
思いっきりやりたい。否、失うものが
ないどころか、今までの活動でもう既に
予想だにしなかった数億円単位の得を
している。これこそが、人間万事
塞翁が馬の証左である。

人の嫌がる仕事を自ら望んでやることを
馬鹿だと思う人も多いだろうが、
絶対にそんなことはない。人生って実に
楽しい。

カテゴリー: こころ・人生 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です