土地でも「惚れたら負け」

不動産貸付業者としては成功した。
成功の秘訣を問われて、必ず使う言葉が
「惚れたら負け」

女性に縁が生まれて、
「この人しかいない」と思ったり、
土地の情報を手にして、
「この土地しかない」と思ったりしたら、
その瞬間からかなり不利な立場になる。

土地の買収では交渉上手になりたい。
価格交渉で、1億の売地を1億で買う
ことはない。必ず、2割くらい安く買値を
伝える。当然、相手はすぐには下げない。
下げても5百万円くらいだったら、
OKは出さない。そんなこんなで時が流れる。

結果、縁がなければ他の人に買われて
しまう。でも、初めからその土地に執着
していないから、つまりは、惚れていない
から残念には思わない。否、惚れた
そぶりは見せないと言うべきか。

こんなだから、交渉しても買えない
ことも多いので、いつも買付証明書は
2~3か所同時に出している。
そうすれば、年に何か所かは好条件で
買えるのだ。「いい土地なんていくらでもある」
そう思うことにしている。

結果、安く買った土地が高利回りをたたき出す。
こうしてこそ、成功者になっていくという訳だ。
これは株でも同じ。

アメリカ株は値動きが激しい。
1年で10倍になるなんてザラだ。
だから、アメリカ株を気長に仕込んでおけば
120万を1200万にするのは簡単なのだ。
おまけに、ニーサで投資額が120万円以内なら、
何千万儲けても無税だし・・・

でも、いくらアメリカ株でも高値で掴んだら
そうは儲からないどころか大損してしまう。
だから、これはという株でも底値が来るまで
待つことが大切なのだ。つまりは、惚れこんでも、
高値では買わないことが肝要なのだ。

先日も、1年間下がるのを待ったアメリカ株を
友人と一緒にかなり超安値で仕込んだ。
「この株しかない」とは思わないから気長に待てた。
今は既に10日で5割以上値上がりしている。
この株では過去に数十倍というスケールで
儲けさせてもらっている。

立場上、具体例は書けないが、
女性についても同じだと思う。
仕事でも遊びでも人間関係でも
「これしかない」とか
「今しかない」とか
「絶対に欲しい」とか
という強すぎる感情はかなりの確率で
不幸への引き金になる。

「縁のあるものは手に入る」
私はそのくらいの気持ちで
毎日を軽快に生きている。
それで十分ではないか。

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