真面目はいいがくそ真面目は・・・

会議は長引くのが常。
その会議をぴたりと定刻で終わらせる人に
出会った。その技に驚いた、自分はまだ未熟
だとも思った。勿論、今後は時に応じて、彼の
真似をすることにした。

会議で、彼は意見が出ても、沈黙後それには
一切反応しないのだ。つまりは、無視してしまう。
だから喧嘩にもならない。「では、次の問題に
移ります。」と全然違う話題にすり変えて
しまうのだ。最初は唖然としたが、段々慣れて
しまうと、「自分がバカなことを言ったから
無視されたんだな」と思うようになる。

もちろん、そう思わない人が、
「今の討議の続きはは?」と食い下がると、
「時間がないので、こちらの討議を終えた後に
させてください」とやんわりと受け流す。
勿論、時間切れで二度とその問題は討議されない。

今まで、意見が出ると生真面目に必ず回答を
出そうと努力したくそまじめな自分が大馬鹿に
思えてきた。勿論、そんな私が主催した会議は
決して定刻に終わることがなかったのは言う
までもない。

余りに生真面目だと人生はうまくいかない。

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