渡る世間は嘘ばかり

世間は、隙あらば誰かを血祭りにあげ、
けなして叩きのめすことを娯楽としている。
それに天下のマスコミが加担する。
TVをつければくだらないワイドショーが
それを証明している。そして嘘で煽られた
老人たちが投票所に足を運ぶ。その結果が、
今の日本の衰退を招いた。
それが民主主義の実態だ。

政界だけでなく狭い田舎町でも同じことが
起きている。30代に、横須賀中に10以上
の教室を作り、学習塾を展開した。しかし、
40代に学習塾の営業権を売ったので、
今はその塾はなく、学習塾を展開して
いた建物の多くは貸しビルにした。

そう、学習塾の営業権を売っただけで
ビルは売らなかったのだが、世間では
「塾を売る=ビルも失った」と思われて
いた。どのビルにも「高木ビル」と
書いておけばよかったのだろうか。

その後、横浜や東京でも貸しビル業を
展開し始めた。しかし、横須賀の人
にはそんな実態は見えない。だから、
横須賀から消えた私は、
「塾経営の失敗者」として糞みそに
言われたらしいが、私の耳には地元の
噂は届かなかった。 ただ、床屋や
美容院はもとより遠い親戚までもが
それに加担し、嘘の噂を流したと
いうことを5年後くらいに知って、
大笑いをした。

世の中の噂なんてそんなものなのだ。
羨みは妬みに変わり、僻みになっていく。
そして、隙あらばけなす材料を見つけ
出して、貶める機会をうかがっている。
今は、噂にのぼるということが最高の
名誉だと思うことにし、その真偽で
右往左往しないことにしている。

それが塾売却後10年間の真実だった。
だから、それを経験してから、
TVで放映される話や町の井戸端会議
の噂を信じなくなったのだ。自分の
目で見たものさえも十分に吟味し、
何が真実かを確かめ、正しい判断を
するよう心掛けている。

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