恋愛定休日

思い出すことありますか
あの夏の日のことを
寄せては返す波
はかなく揺れるみなも
明日の夢を語り合った日の渚

何をしていますか
夢は形になりましたか
背伸びして少し強がっていたね
そんな君が好きだった
・・・・・・・・・・・・・・・・・・

この年頃は熱烈な恋愛をすると
相手の全てが欲しくなっていた。
当然時間的なものも全て欲しくなる。
平たく言えば、「拘束したくなる」

しかし、この拘束が、やがて破局に繋がる
ことを夢中なときには気付かない。
夢中=盲目なるが故に、
「相手が恋に疲れる」
ということに気付かない。

これは、結婚しても同じことが起こる。
恋疲れを避けて、いつまでも新鮮な関係を
続けるための最善の方法が、
「恋愛定休日」の発想ですよね。

一般的なアラサー妻は、一年365日家事
や育児に追われる。これは男には分から
ないかなりの重労働だ。会社なら週に2日
は休日があるのだから、家事や育児にも
当然休日が必要なのに・・・・それに
気付かない男どもが多い。特に家事を
手伝う爺婆のいない家庭の妻には、
月に1度や2度は定休日をあげたい。

(運よくこの爺婆がいる家庭には、この
爺婆がやがて妻の重荷になる日がくる
ことを思うと、人生っていいことばかりは
望めない)

若い頃、365日食事を作ってくれていた
優しい女性と別れたことがある。
彼女曰く、「少し、疲れた」と。でも、
別れてからも週に3日はデートをしていた。
不思議と、その時間は同棲しているとき
よりはずっと新鮮で楽しかった。

その時、二人で話し合ったのが、
恋愛定休日制が必要だということだった。
定休日には、出来るだけ顔を合わさず、
連絡も取り合わない。予定だけは
知っているが、深くは干渉しあわない
ことにしたのだ。

定休日を設けてから、我々の関係は更に
良好になったのは言うまでもない。
彼女は、定休日には友だちと食事に
行ったり、買い物に行ったりしていた。
死ぬまでの愛を育むには、そんな男の
配慮が必要なのだ。

もちろん、定休日制を設けるには、
本当に相手を信頼出来るかが問題だし、
自分にもかなりの自信がないと
決断できない。

しかし、人間って自信のある人に魅力を
感じるし、信頼してくれる人に報いたいと
感じるものではないだろうか。
永遠の愛のためにも、愛する人には是非
定休日をあげて欲しい。

勿論、それは古希を過ぎても言えること
ですよね。濡れ落ち葉にはならないように!

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