密約の必要性

朝鮮戦争でマッカーサーは日本を初めて正しく理解した。
日本歴史の根底に大陸勢力への恐怖があったことを。
ICBMの時代、アメリカだって大陸勢力の恐怖に晒されている。
だから、朝鮮戦争後、彼は日本をアメリカの盾とした。

当然、そこには多くの密約が必要になった。
表向き、佐藤総理は「非核三原則」を言わざるを得なかった。
しかし、それでは日本もアメリカも守ることは出来ない。
だから、核持込の黙認という密約を結んだ、それが現実だ。
密約で日本が今の繁栄を手に入れたと言っても過言ではない。

竹島問題、尖閣問題にも密約の出来る偉大な政治家が必要だ。
竹島で韓国と、尖閣で中国と争っていても失うものばかりだ。
だからと言って、領有権の放棄は国民が許さない。
だから、密約でこうすればいい。
「100年間、共に領有権を主張しない」と。
そして、経済的な絆を太くして、繁栄を享受すればいい。
大震災の今こそ、密約を可能にする強力な指導者が必要だ。

原発事故にも密約が必要なのではないだろうか。
首都圏3千万人に避難指示は出せない、例えそれが必要でも。
出せば、大混乱が起き、万単位の死者が出るだろう。
だから、欧米諸国に言いたい、
「不安を煽らないでくれ」と。

もう、放射能の灰を浴びるしかない、もう逃げられない。
「逃げろ」と言われるのが一番の恐怖だ。
だから、もう仕方がない、覚悟している。
世界各国の皆さん、現実を内密にして、
「不安を煽らないで更なる援助をしてください」

密約を知らされない幸せもあるんですから。


地震の前日、高速バスで福島県へ行っていた。
帰路の特急車内で、車窓から見る街の衰退を嘆き、
地震について語り合った、何か運命的なものを感じる。

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