コンクリートの中性化による劣化以上に問題なのが水の浸透。
コンクリートに埋め込まれた支柱などの異物の膨張率の違いが、
コンクリートと異物の間に隙間を作り、そこから内部に水が浸透する。
この浸透した水が内部の鉄筋を著しく腐食させる。
だから、もしこんな状況を放置しておけば、
築30年で建物の寿命が来てしまうことは実際に起こりうる。
例えば、海辺の何も手を加えない建物にこんな悪条件が加わると、
30年で耐久値が40を切ってしまう、こんな話が現実にはかなりある。
我がPマンションにもこんな危険な箇所が沢山あるのだが、
実際にそんなことに注意を払っている住民は一人もいないだろう。
その意味で、建物点検チームをマンションにも作るべきだ。
コンクリート関連以外で耐久値を落とすのは排水管と給水管。
これを放置して、漏水トラブルを起こし建替えたマンションが,
1977年築で、JR港南台の駅横にあった「うぐいす団地」
昨年販売され即完売した、「ブランズシティ港南台」がそれ。
3月から入居が始まった「建替え大成功マンション」である。
※マイ ベランダを華やかに彩るハーデンベルギア。
買ったときは30センチ、今は120センチに成長した。
紫と白の混合咲きで、私のお気に入りの一鉢。