口内炎が出来た。
夏ばてで、胃が疲れたのか。
行きつけの整体師が言う、
「わー、胃が冷えている」
私の何倍も温かい彼の手で胃の周辺を揉み解す
「動き始めたね」
「高木さんの体は分かりやすいですよ」
「・・・・・」
「腹巻をして寝れば口内炎もすぐ治りますよ」
「・・・・・」
彼の言うことは結構当たっているので
その晩は素直に腹巻をした。
「これにホカロンを入れてみよう」
低温やけどが怖いのでホカロンをタオルで包む。
「おやすみなさい」
朝が来た。
恐々と口内炎を調べる。
「ない、あの嫌なでっぱりが消えている」
彼の忠告と私のアイデアでたったの一日で治った。
おまけに、最高の副作用もあった。
無性に腹がへっているのだ。
胃が動き始めたのか、空腹感がすごい。
持つべきものは
「いい子、いい友、いい整体師、・・・・・・・」
備考:春にできた口内炎は口の奥。
今回は舌の先、
舌の先は胃、奥は噛み合わせ
それが整体師の見解
「ホントかよ?」
写真説明:ビストロ「クニザキ」
「マスター、俺の料理はもっと薄味にして」
「分かりました」
以来、私好みの料理が出るので
足繁く通うようになった。
言いたいことは、先ずは言うことだ。