情報と知恵に金を惜しむな

不動産を動かすときにには常に契約書がついて回る。
買う、売る、建てる、壊す、貸す、借りる、委託する
何をするにも契約が最初にくる。

その間には、覚書などという
中途半端な約束事も文書化される。
おっちょこちょいの私には
それら全てを無難にこなすことは無理だった。
ましてや、契約書に仕組まれた罠など
宅地建物取引主任者でも読み取れない。
そこで大切なのが相談相手。

不動産に詳しいのは不動産屋さんや弁護士の外に
司法書士、銀行員、建築屋、地主、不動産を動かしている社長さん。
私が一番頼りにしたのは銀行員だった。

20代から不動産を動かしたが、始めは当然何も知らない。
両親を亡くし、地主の息子でもなかった私が不動産を買うには
毎回銀行融資を受けざるを得なかったので
その都度、融資担当の銀行員にお世話になった。

そんな中で、誠実で物知りの担当者とは仕事以外でも付き合った。
この付き合いで一番役に立ったのはゴルフだろう。
ゴルフには自信があったので、彼らを喜ばせるのに苦労はしなかった。

だから、その銀行の融資と関係ないときでも
彼らに相談をして、いろいろなことを教えてもらうことが出来た。
兎にも角にも、人に物を教えてもらうのにお金をケチってはだめだ。
情報や知恵はお金で買うものだということを肝に銘じて欲しい。
不動産の儲けは大きいので、必ず元は取れるものだ。

関連知識:銀行の使い分け
少しでも頭金が貯まったら(数百万で十分)
銀行からお金を借りて不動産を買おう。
では、そのお金をどんな銀行で借りたらいいのだろうか。

① 都銀(全国ネットのメガバンク)
地主の息子でもない限り、いきなり融資を申し込むのには向いていない。
一流大学を出た行員が多いので、頭が固く、融通がきかない。
但し、既に取引実績があったり、紹介者がいれば話しは別。
彼らは金持ちには優しく、貧乏人には厳しいので、実に腹が立つ。

② 地銀や信用金庫
私の場合は、今はなき「日本不動産銀行」が最初の銀行だった。
3年間、毎月言われたとおりの定期預金をして信用を獲得し、
いきなり大金を融資してもらった。
次からは、地元の信用金庫。実によく面倒をみてくれた。
ただ、営業テリトリー外物件には融資をしてくれない。
例えば、横浜銀行に沖縄の物件の融資を頼むことは不可能。
また、都銀に比べ、少し金利が高いことが多い。

③ 政府系金融機関
書類作りが面倒で、おっちょこちょいの私はこのタイプが苦手だった。

④ ノンバンク
私はここからお金を借りるつもりは全くなかった。
融資基準が甘いので逆に怖いし、金利が高すぎるのも辛い。

写真説明:土地を買う前にはその土地に関する多くの情報を集める。
     そんなとき、近くの建築現場の関係者からの情報ほど
     安くて貴重なものはない。私はよく現場の人に手土産を
     もって行って、地盤関連の情報を貰う。

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