賢い家づくり

熱帯夜が続いていますが、我が家ではエアコン
なしの快適な夜を過ごしています。
自然の風が部屋を吹き抜けていくので、
立秋の頃の「秋色の風」が頬をなでるのを
感じながら熟睡しています。

「引越し30回」の経験から、「理想の家とは」
を学んだので、今回建てた家も暑さ知らずです。
人生でも、事業でも、住宅建設でも、
「経験から学ぶ」ということは何よりも大切
だと確信しています。

自然に逆らう家の建設が増え過ぎたのが
「暑くなった原因」であって、日本の夏が殊更
に暑くなったというのは少し違うよな気が
してなりません。まだまだ工夫次第では、
エアコン無しの快適な夏は可能なのでは・・・

子供の頃、蚊帳を吊って兄弟5人で雑魚寝
していた時代が懐かしいです。あの頃は、
エアコンなんてなかったし、熱中症も
ありませんでした。

設計のツボの一番は、「南北通風」でしょう。
昔のように、家の中に、南から北への風道を
作ることが重要です。しかし、家の建ってい
る場所の地形によっては、「東西通風」も
必要になってきます。

南側に高いビルが建っている時には、
東西通風に敢えて変更した方がいいのです。
それでもだめなら、鎌倉ファンを使っての
強制的送風をします。

家を建てるときの事前確認15か条は、
①風通し指数②雨仕舞(樋の形状など)
③日当たり指数④断熱指数⑤樋の葉詰まり対策
⑥台風への強度⑦地震への強度⑧老後対策指数
⑨動線指数⑩防犯指数⑪IT指数⑫収納指数
⑬車庫指数⑭料理指数⑮風呂指数

例えば、車庫指数なら、先ず外部から車の存在
が分からない事で2P。車庫から濡れないで
直接家に入れれば2P。車庫で車が洗えれば2P。
車庫に充電設備があれば2P。車庫のシャッター
が停電でも簡単に開けられれば2Pでフルマーク
は10P となります。つまり、車庫指数10Pの
車庫ならば、車に関しては一生涯満足して
生きられます。

次に、防犯指数。外部から家の中の生活が
見えなければ2P。泥棒が敷地内に入った
瞬間に自動威嚇できれば2P。泥棒が防犯ラインを
越えて敷地内に侵入したら、泥棒に分からない
ように警察に通報できるなら2P
(カメラシステムで可能、室内でカメラ監視して
いることに気づかずに外でうろうろしている
不審者を2回逮捕したことがあります) 
家の中にシェルターがあれば2P。
窓ガラスが防犯ガラスで雨戸が通風雨戸なら
2Pで10P満点になります。
(他の指数の説明は別の機会に)

つくづく思うのですが、建築知識もなく
思いやりもない建築屋さんとか設計士さんに
相談してもいい家は建ちません。人生も、
事業も、建築も、「知識」と「思いやり」
のあるプロの相談相手を見つけることが
成功の第一条件です。

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