「旅をしたい」は多分夢とは言いにくいですが、
「老後は沢山旅をしたい」と言えば、もう夢です。
夢とはしたいことの中で、ワンランク上のことを
指すのです。
では、ロマンはどうでしょうか。
「医学博士になりたい」はロマンとは言い
にくいです。現実的過ぎるからでしょう。
「医学博士になって不老長寿の薬を開発したい」
というと急にロマンの香りがしてきます。
ロマンには幻想的で壮大な意味合いが含まれて
いるのではないでしょうか。さて、夢とロマン
の定義の前に「男の」という限定詞をつけたら
どうなるでしょう。
「男の夢」とは何でしょうか。「男の」という
言葉には、「女には出来ない」とか「女が望まない」
とかの意味が加わってくる感じがします。
例えば、冒険家になるなんていうのは男の夢に
よく使われます。「冒険家になりたい」」とか
「宇宙防衛隊員になりたい」と言えば、とても
男のロマンの香りがします。
「実業家になりたい」は男の夢には使えますが、
男のロマンとは言えなさそうです。「実業」
という言葉に幻想的な香りがしないからです。
私の夢は、故郷を活気あふれる街にすることです。
更に、三浦の山々を、ただの雑木林なのに
緑地保全なんていって放置するのではなく、
都市公園として災害時には広大な避難所にもなり
得る機能を持たせた公園にしたいのです。平時
には子供たちの声が溢れ、お年寄りが健康を謳歌
する美しい海を望む丘公園にしたいのです。
これが、75歳になった私の少しロマンの香りの
する夢です。でも、これは敢えて「男の夢」とか
「男のロマン」とは言いにくいです。何故なら、
この夢を一緒に追っている仲間は男より女性が
多いからです。
どちらかと言えば、女性の方が、何歳になっても
夢やロマンを持ち続けているような気がします。
これが、女性の平均寿命を長くしている大きな
原因なのだと思っています。
そして、夢やロマンは年齢と共に変わっていく
ことが多いと思っています。私も、若い頃の夢は
今とは少し違っていて、とても小さなものでした。
死ぬまで、夢やロマンを追い続けることが
今の私の夢でありロマンなんです。そして、
この5月、一粒万倍日大安の日にこの仲間たち
と夢やロマンを語り合うカフェ「LA・LA・La」が
この街の中心にオープンします。