人生設計の見直し

家内がヘルパーさんの介護を受けるように
なって10年。「ありがとう」と笑顔を振り撒く
その人柄に感動すらしている。ただ、本人は、
「こんな長い闘病生活なんて想像もして
いなかった」と笑いながらもため息を漏らす。

「ピンピンコロリ」だの「死ぬまで現役」など
という言葉はよく耳にするが、実際の人生は
それほど甘くはないようだ。

計画魔の私ですら、ここまでの長い闘病は
設計の中に入れていなかった。70代は地域
のため、世のために尽くそうと決め、その後の
80代はのんびりと農耕生活というところまで
は考えていたが、更にその後にこんなに長い
長い闘病生活があるなんて予想だにしていな
かった。

人生設計で、家族に迷惑をかけたくない
ならば、せめて5年の闘病生活は人生設計に
入れておくことだけは忘れてはならない。
兎に角、私自身が人生設計の見直しを
しなければならないと痛切に感じている
今日この頃である。

ただ、どんな生き方をしようと、死の淵では、
🔑お前はよく頑張った🔑と自分を誉めながら
幕を閉じる人生を設計の柱にしている。

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