不動産コンサルの難しさ

不動産を複数所有していると、
「売ってください」という電話がかなり
かかってくる。

彼らは法務局で登記簿を取り、所有者を特定し、
色々な方法で電話番号を探りだし、
そして「売れ」の電話をかけてくるのだ。

そんな電話にはほとんど応えることはないが、
たまに気が向くと相手にしてしまうこともある。
彼らの常套句は「高い値段で買いたいという
客がいるので売るチャンスですよ」

詐欺を警戒していても、ついつい「いくらで
買うの」と質問してしまうこともある。
そうすると、買った値段よりかなり高い価格を
言うので、「その値段なら売るよ」と答える。

実は、彼らはそれからその値段で買う客を
探すのだが、それでもそれに近い価格で買う
客を探してくることもあるから驚く。

結果、ひと月後には売買が成立していて、
多額のキャピタルゲインを手にすることになる。
こうして、高く売った資金で、また更に優良
な物件を探し出し、優良資産を増やしていく
のが不動産投資の常道だ。

こう話すと、資産構築なんて誰でも出来そうに
思えるが、実際には怖い世界で、他人に
コンサルして欲しいと頼まれても、
「はい」とは絶対に言えない。

ご存じのように、不動産には同じ条件のものは
二つとない。だから、「必ず儲かる話などない」
と断言できるのだ。

アパート経営をして30年の友人から、
「最近建物が老朽化してメンテノイローゼ
なんだけど、建て直した方がいいか?」
という相談を受けた。

人口減少下の時代だから、20年先まで満室経営
を出来る場所なんて滅多にない。
「建て直すより、柱を残してそこに鉄骨を添え、
フルリフォームをした方がいい」
と答えたら、そんなことをしてくれる業者が
いないと言う。

確かに、今は、どこの建築屋も忙しいから
こんな工事をしたがらないが、この方法だと、
スペックは新築同様で価格は3割安くなる。
だから、親身になって答えるとこんな答えに
なる。

それに、私ならそれをやる工事屋を沢山
知っている。何故なら、普段から業者に儲け
させているから。人に儲けさせないで、
自分だけが儲けようなんて虫のいい話はない。
仲間を幸せにしない人に、応援団は作れない。

兎に角、この手の案件は、建築屋に相談しても、
不動産屋に相談しても、士族に相談しても、
最高の答えを出すことはほとんど不可能
なのが現実だ。

不動産に限らず、投資の相談相手の条件は
以下の三つだと思う。
① その道の長年にわたる成功者で
② 人格が素晴らしく信用があり
③ 彼の助言で成功した人が大勢いる

でも、世の中には、不思議とその正反対の
人を相談相手にしている人が多くて、
「世の中って不思議だな」と思っている。
例えば、不動産の案件を学校の先生に相談
したってうまくいくはずがないのに・・・

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