グリーンプラザカフェ

宮崎県日南市にある油津商店街は、
地域創生活動を語る時に、必ず最初に出てくる
成功例です。この商店街の地方創生を調べると、
現在多くの市町村が取り組んでいる創生が
どんどん失敗していく理由がよく分かります。

失敗の最大原因は、地元を知らない外部の
専門家と手を組むことに起因しています。
例えば、大学教授とか○○大学とか町興し
コンサルタントとか・・・

今までこのブログに何度も書いていますが、
横須賀市も京浜急行も残念ながら、この傾向が
強いです。だから、結果として、
人口増加にはつながっていかないのです。

コンサルタントは地域のことを表面的にしか
知りません。なぜなら、住民ではないから。
だから、彼らの企画の多くは、イベントや箱物
が中心になります。一時的には人を呼びます。
しかし、人口は絶対に増えません。

横須賀市には観光客が増えているという統計が
あります。でも、この観光客は日帰りなので、
地場産業が活性化するほどの影響はないのです。

例えば、三浦へ京急の「マグロ切符」を利用して
やってくる人が増えました。しかし、だから
マグロを出すお店が増えたかと言えば、
減っています。京急のこの企画は失敗例では
ないですが、大成功例でもないんです。
町興しをするほどのパワーはないんです。
誹謗中傷になるので、これ以上詳しく失敗例を
書きませんが、要するに人口は増えていない
ということです。

油津商店街成功の鍵は、カフェ、スクール、
フリースペース、スタジオ、IT企業です。
よくある音楽会とかイベントとか歴史記念館
ではないんです。だから、浦賀奉行所跡に
歴史記念館なんてやめて欲しいのです。
見え見えの人気取り&税金の無駄遣いです。

カフェは地域のコミュニケーションのために
絶対に必要なのに商店街から最初に消えて
しまいます。なぜなら、儲からないからです。
長沢駅周辺にもありません。だから、家に
引きこもった老人が急速に認知症化してい
きます。カフェは意外にも、認知症予防の
役割を果たしているんです。だから、市は
ここにこそ補助金を出すべきなんです。

更に、カフェで働きたいシニアは山ほどいます。
だって、カフェはきれいで楽しい仕事だし
地域の人たちのためになるんですから。
今は、70歳でもカフェで働ける元気で美しい
女性はいくらでもいます。

ガストの宅配は最低注文額が1500円からですが、
このカフェは、単品700円でも宅配をします。
このカフェは街で誰がどう困っているかを熟知
しています。だから、このカフェが独居老人への
福音となることは間違いありません。

このカフェはごみ出しの有償でのお手伝いも
出来るんです。汚れて臭くなったダニ一杯の
布団をコインランドリーにも運んであげられる
のです。だって、誰が何をどう困っているかの
情報がここには集まってきますから。

こうして、街のためのカフェを軌道に乗せ、
売上を増やし、働く人に高給を払える
ようににするのはこのカフェを任された人たち
です。このカフェは街をよくしたい有志達が
経営しているからです。

人口を増やすには、カフェの次にはスクールが
必要です。町興しのプロが考えていることを
詳しく書きます。

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