横須賀活性化

江戸時代の浦賀奉行所跡地に歴史的
建造物を復元しようという計画があり、
また何億という税金が使われようと
しています。あの交通不便な場所に
ポツンとそんなものを作って、
本当に多くの人が喜ぶのでしょうか。
維持費も馬鹿にならないでしょうし。

私もそれなりに教養のある人間の
つもりですが、奉行所が復元されても、
大した興味も湧きません。
歴史的な記念物を復元する活動は
日本中に起こっていますが、その8割は
費用対効果が悪く、町興しとしては
大失敗しています。

来訪者が一日に2人なんていう歴史記念館
はざらです。長岡半太郎記念館なんて、
一日の来訪者がゼロなんて日ばかりです。
歴史記念館には、市の職員5人の人件費と、
建物維持費と合わせて、年間何億という
税金が使われます。なんで、こんなもの
ばかりにお金を使うのかさっぱり
分かりません。本気で横須賀の
将来を考えているとは思えません。

もし、箱物行政の一環なら絶対に許せません。
市の職員の定年対策だなんていうのなら
悲しくて絶望です。議員さんが票欲しさに
進めているのならもっと悪質です。

確かに、地元の皆さんは、
地元愛から実現したいでしょうが・・・
促進派の人は、費用対効果を打ち出して
から先に進めて欲しいものです。

もっと先にやるべきは、横須賀でキーと
なる街のコンパクトシティ化です。
人口増加には、生活の至便性が一番問題に
なります。特に、駅前の開発で、
コンパクトシティ化をいち早く実現
すべきです。なぜ、一番大切なことを
先にやらないのでしょうか。

品川の発展により、横須賀はベッドタウン
として非常に有望な町になろうとしています。
楽しく便利な町を作れば、絶対に横須賀は
再生します。

土日に海や山で遊び、月曜日に座って
東京へ通勤する。これなら、横浜の駅まで
30分の所に住むよりは三浦の方が
ずっと快適です。人口増加はこの
方法しかないのです。

コンパクトシティ化を急いで欲しいのはグリーンハイツ
です。誰だって、駅前にコーヒーショップもない街
なんかに住みたくないです。
スタバもコメダもなく、大きなスーパー
もなければ、グリーンハイツの価格は
どんどん下がっていくでしょう。
ネットで正確に調べてください。
何件の売りが出ているかを。

でも、このグリーンハイツは、海と山に恵まれた稀有な
街なのですから、今のうちに手をうちましょう。
例えば、駅前の丘陵地に、
「手ぶらでバーベキュー場」とか
「手ぶらでキャンプ場」とか
「整備されたハイキングコース」とか・・・
歴史記念館よりずっと大勢の人が喜びます。

駅前には、コメダとダイソーを誘致し、
駅下の海岸にも、スタバをやサンゴ礁
を誘致しましょうよ。
そのためには、誘致する建物を作る投資家が
必要です。それが不動産屋です。

不動産屋を利用すれば、意外と簡単に
出来るのです。市役所の皆さん、
三井不動産だけが不動産屋ではないですよ。
この街にだって、億単位の金を投資できる
会社はあるのです。歴史記念館より先に
やりましょうよ。

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