今、私は横須賀市の組織図を見ています。
横須賀再生に関係する部署がズラーっと
並んでいます。何百人という職員が
横須賀再生のために働いているのが
一目瞭然です。
黙っていても、毎年何十億円という人件費が
かかっていることが透けて見えます。
それなのに、人口は一向に増えません。
企業ならとっくに倒産に追い込まれる
ような事例です。
三浦半島サミット事業は政策推進部
公園リニューアル事業は環境政策部
横須賀海岸通りリニューアル事業は土木部
などなど、色々な部署が頑張っています。
前回書いた弊社のビル建築への指導は
建築指導課です。この課は横須賀再生に深く
関係があるのに、課員の中にその意識はありません。
それがとても不思議です。
都市再生の成否は、開発行為と建築への行政の
関わり方で決まるような気がします。
前にも書いた、老人の憩いのスペースを
認めないのも、行政の融通の頑固さからきて
います。「これはいいですねー」で済むのに、
「悪用されるといけないから・・・」
という妙な憶測で却下されました。
兎に角、行政官が、善意と夢を持っていれば、
横須賀の再生は2倍やりやすくなります。
悪意と絶望の行政官だけは排除しましょう。
森崎の市立高校跡地の200戸の開発行為も、
ローソンでない商業施設を誘致すればもっと
楽しい街づくりができたのにと残念です。
その邪魔をしたのは老人たちです。
先の短い老人たちの考えに従っていたら、
再生は出来ません。市が一たび彼らの法外な
意見に耳を傾かたら、出来ることも出来なくなります。
法外というのは、法を守っている人への
頓珍漢な要求のことです。市は「ノー」と
言うべき時にも、ノーとは言いません。
だから、開発には、余計な金と汗が
付きまとうのです。横須賀愛もズタズタです。
シニア住民が邪魔をして、ダメになった
典型的な例があります。米が浜にあった
湘南学院高等学校跡地の再開発です。
今は、ヤマダ電機テックランドが建っています。
ここの開発申請で最初の有力な候補は
「ラウンドワン」でした。いろいろな
遊びが体験出来て、市民の憩いの場となる
筈でした。
ところが、シニア住民や市の長老と
呼ばれる人たちが反対に立ち上がったのです。
彼らはラウンドワンへ家族で遊びに
行ったこともないのに、不健康だと
いって反対し始めたのです。
私は、孫を連れてよく遊びに行きました。
とても楽しくて、一家団欒の場でした。
そんな素敵な場所に不健康という
レッテルを貼って、猛反対をし始めたのです。
神奈川県内で、ラウンドワンがある街は、
川崎大師、川崎高津、綱島、戸塚、平塚
です。どこも活気に満ちた健康な町ばかりです。
再生に必要なのは
「市の再生に向けた強いリーダーシップ」です。