地域創生の壁

上大岡から田舎に移って4か月。
外食するレストラン探しに右往左往したが、
やっと葉山や逗子に行きつけの店が定まった。

行きつけだから知り合いも出来たのだが、
上大岡との大きな違いは有名人が多いこと。
名前は書けないが、客にはビッグネームが
かなり多い。当然友達になった人もそんな類だ。
上大岡の客と違って、話題が高度で少し疲れる。

最近の話題は「この街に住みたい動機」の分析。
葉山を選んだ人の動機の多くは、自然と文化。
自然の中には、ヨットなど遊びの利便性も含まれる。

よく言う、就活の利便性、教育レベル、
生活の利便性、等々は度外視している。
職探しなどとは全く縁のない人たちだし、?
子の教育は東京で済ませているし、自然を
求めているので生活の不便は覚悟している。

そんな会話の中で、いつも頭から離れないのが、
わが故郷の人口減少とその創生方法。
そして、今取り組んでいる上大岡の開発。

上大岡の駅から2分の所で開発を始めた。
たったの2百坪だが、10億のプロジェクトだ。
わが社にとってはビッグな仕事だ。

1階に保育園、クリニックなどを入れ、
上層階にマンションというありきたりの企画だ。
しかし、上大岡なら成功すると確信している。

でも、この企画は横須賀では成立しない。
横須賀に来て分かったことだが、都会での
横須賀の風評は実態以上に悪いのだ。
だから、横須賀には移住動機が余りに少ない。

更に問題なのは、それを市や議員が分かって
いないこと。僅かな動機を利用して開発を
するしかないのに、直ぐに手の出せるイベント
ばかりやっているから、衰退に歯止めが
かからない。

あの海軍カレーだけでは移住の動機にはなら
ない。あの須賀ジャンではまともな人種は
やってこない。竜馬が立ち寄った街だ
なんて言っても都会人には興味が湧かない。
米軍は恥ではあっても魅力ではない。

横須賀にはもっと素敵な自然があるではないか。
葉山にも負けない美しい海が・・・
本質的なところで勝負しましょうよ。

この自然の中で、子育てがしやすい街づくり
をしてみたい。そこに市も力を入れて欲しい。

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