平成29年、娘の横暴を苦にした友人が電車に
飛び込んでこの世を去った。その前年、彼女は
夫の死で3億の遺産を手にした。誰もが、
彼女の豊かであろう老後を羨んだ。
夫の死後、彼女は長女家族4人との同居の道を
選んだ。もちろん、同居する豪邸には彼女が
手にした3億円が使われた。
娘家族との幸せな生活を夢見て・・・
しかし、同居生活は地獄だったらしい。
気の強い娘は実の母を家政婦のように使い、
従わないと怒鳴りまくった。
家を出ようにも残りの金は底をついて、
再度一人住まいするほどの資金は残って
いなかった。そして、電車に飛び込んだ。
鬼のような子供に遭遇したもう一人の親、
元事務次官は自殺でなく、他殺の道を選んだ。
手塩にかけた子供が「鬼」に育ってしまうなんて
本当に悲しいことだが、世の中には結構な数の
「鬼」が存在するらしい。そして、その中の
いくつかが殺人事件に繋がってしまう。
元事務次官が殺人でない道を選ぶ方法は
なかったのだろうか。親族間の殺人の多くは
「消える」ことで避けられるような気が
するのだが・・・
この元事務次官なら資金を1億円以上持って
いただろう。更に、家を売れば2億だって
作れただろう。なぜ、その資金で外国へ逃げて
しまわなかったのか。消えてしまえば、
殺人者にはならなくて済んだだろうに。
富岡八幡宮の兄弟殺人事件も弟が姉の
ホストクラブ遊びを知らなければ殺す気にも
ならなかっただろうに、知ってしまったから
殺意が湧いてきたのだろう。兎に角、
殺人事件は、憎しみあう親族が近くにいる
ことが最大の原因なのだから、そうならない
うちにどちらかが消えるしかない。
それしか解決策はないような気がする。
この世のそんな境遇の人たちが、
このブログを参考にして、殺人事件に
巻き込まれないことを祈るばかりだ。