横浜支社を故郷・横須賀の本社に統合した。
単なる事務所の移転ではなかったので、
私の毎日の生活も激変した。
半年かけて周到に準備したつもりだったが、
移転後ひと月しても落ち着かない日々が続き、
ノイローゼに近い状態に陥っている。
だから、ブログを書く気力など完全に失せ、
何がどこにあるかが分からない毎日に
イライラがつのり何度も鬱に襲われた。
とは言っても、落成式には市長にもお越し頂き、
「三浦半島創生の会」の趣旨をご理解頂いた。
大勢の方の協力で全てが予想以上に首尾よく
運んだので、病に倒れることはなかった。
ブログを書き続けて10数年、ひと月以上
ブログから遠ざかったのは姉を失ったときと
今回ぐらいだろうか。それだけ高齢になってから
の転居がいかにつらいかということだ。
75年間に30回以上の引越しを経験したが、
もう二度と引っ越しなどしないと決意した。
若い時は身一つで外国にも移動できたが、
75歳になるととんでもなく荷物が増え、
若い頃とは大違いなのだ。
それにしても、シンガポールに移住し、
東京との二重生活を送っていた村上氏は、
どうやって書類の管理をしていたのだろうか。
例えば、建築関連書類、取引関連書類、通帳、
銀行カードなどはどこに置いて、誰が管理
していたのだろうか。持って歩く訳にもいかな
いし、余りに厳重では事業にも支障が出るし。
紀州のドンファンも死亡した時にそれらの保管が
下手だったので現金も含めすべてがうやむやに
なってしまった。死亡時の正確な資産が分から
ないらしい。
高齢になってからの転居には、そんな保管場所の
不明問題も絡んでくるので、実に悩ましい問題が
ついて回ることを覚悟しておくべきだ。