楽しい人

8月になると旧友と会う機会が増える。
ところが、久しぶりに会っても楽しくない人がいる。
そんな人たちに共通するものが何かを考えてみた。

1.政治家をこきおろす
政治の話しは大人の同士の大切なテーマだが
「福田はなっていない」などと偉そうに
天下の総理大臣を批判する人に限って話の内容が陳腐だ。

自分が出た大学の偏差値が総理の出た大学より高いから
自分の方が死ぬまで偉いとでも思っているのだろうか。
自分の人生にですら結果の出せない人にこんな輩が多い。
「一体お前はどれほどのことをしてきたの?」と言いたいが
それも大人気ないので、「ふん、ふん」と気の入らない返事をしておく。

2.先ずは人の意見を否定する
何を言っても先ずはそれを否定する人がいる。
自分の体臭に気付かない人が多いように
恐らく自分ではその悪い癖に気付いてはいないのだろう。

「そうですね」と受け入れてすぐに「でも」というタイプ。
これも、いきなり「でもさー」と言うのと大差ない。
せめて「そうですね」と言って、2〜3分経って「ところで」
などと言ってから、自分の意見を言って欲しい。

3.過激なことは絶対に言わない
人間が出来ていて、気遣いばかりして話す人もつまらない。
もちろん、その人は人の悪口などは絶対に言わない。
「悪いことは悪い」と言わないと話が弾まないのに。

「最近あの人は頭がおかしいよ」
「そうだね、会えばすぐに太ったねとか言ってけちばかりつけるしね」
「そう、建設的な話は絶対にしないよね」
「何を言っても、そうじゃないよっていう答えが返ってくるからね」
「だから、仕事でしか会わないようにしているんだ」
「それがいいよ、仕事なら我慢も出来るからね」

こうして話がどんどん展開する方が
最終的にはその人と上手に付き合うための答えが出る。
丸い人間(つまらない人間)はこんな会話には
絶対に乗ってこないから、全てにおいて答えが出ない。

4.夢を語らない
具体的な数字を出して、夢を語るのは一番面白い。
「来年は売り上げ5億を目指しているんだ」
「そう、どうやって目標を達成するの?」
「先ず、社員を二人入れるんだ」
「その人件費は大丈夫なの?」
「給与は80%を歩合にするから」
「なるほど、旨い考えだね」

こんな前向きな会話をする人は滅多にいないが
たまにこんな人に出会うと
時間の経つのも忘れて話し込んでしまう。
もちろん、いいエネルギーを貰うので
自分の仕事にも好影響がでる。

5.仕事に燃えていない
何かに夢中な人と話すのは楽しい。
例えば、石屋になった教え子と話す。

墓石には国産と外国産があって
価格はあーで、その特徴はこーで
と自分が知らないことを熱っぽく喋る。
こうして知らないことを教わるのは本当に楽しい。

自分の仕事に誇りを持てず、愚痴ばかりで
有益な話が何もない人はつまらない。
要するに、仕事に燃えていない人は面白くない。

6.共通しない昔話と自慢話ばかりをする
何も説明する必要がない。
最悪だ。

7.答えを二つ以上言う
仕事でこんな人に出会うとうんざりだ。
「今月の売り上げは100万です」と
言い切る人がいい。

いろいろ理由をつけて、
「50万かも知れないが100万もありですね」と
二つ答えを言って、後で100万だったとすると
「私の言った通りでしょ」とぬけぬけと言う。
これには開いた口が塞がらない。
万事がこうだから、話していても興ざめの連続だ。

8.「これは内緒にしておいて」が多い
内緒にしておきたければ話さないで欲しい。
私なんかは半分認知症だから、胸の内にしまっておけない。
だから、話してはいけないことはメモをして
別れ際に「はい」と言って、渡して欲しいくらいだ。

※もうこの暑さはうんざりだ。
早く春が来ないかなー。
醍醐寺の枝垂桜は天下一品だ。

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