三浦半島創生の計画はごまんとある。
① 三浦半島リゾート開発(16年:京急)
② 三浦半島地域活性化協議会
(16年:かながわ信金、京急、関東学院、
横浜市大、商工会議所、神奈川新聞・・・)
③ 三浦半島魅力最大化プロジェクト
(18年:神奈川県)
④ 三浦半島国営公園設置促進期成同盟
(横須賀市、逗子市、三浦市、神奈川県・・・)
ちょっと調べただけでも二桁はあるが、
全部書き上げても意味がないので・・・
その中で、活動の経緯を知っているのが
「三浦創生・・・・・・・・・」
とある大学やとある金融機関やとある市の
8人が映っている旗揚げ写真が手元にある。
当然、その活動の初期には、マスコミを集め、
新聞記者に記事を書かせ、意気軒昂だった。
しかし、ある日、会議に出て、驚いた。
開発の知識も、社会常識もない人たちが、
言いたい放題の夢を語っていたのだ。
大学教授、医学博士、どこぞの社長とか
社会的地位がなんの意味のないものだと
その時ほど痛切に感じたこともなかった。
その結果、どこかの市の予算400万円が
何の成果を生むこともなく雲散霧消した。
それだけが唯一の目に見える成果だった。
4番目に挙げた神奈川県が中心の
国営公園設置期成同盟の活動も
始まってから20年は経っているが、
その成果報告書はどこにも見当たらない。
横浜駅で展示会をやったという記事が
残っているが・・・
皮肉にも、最初は反対運動が激しかった
「小網代の森」は、京急中心の事業という
側面があってか、それなりの結果ではある。
しかし、この事業は土地を買い上げた
県が主体と報告されている。
どうして、これらの地道な活動が
目に見える数字に結びつかないのか。
真剣に分析してみる必要がある。
そして京浜急行や商工会議所に
その分析結果を報告しなければ。
ただ、一つだけ分かっていることは
どの企画でも、常に単発のお祭りを
やっていたことだ。
展示会とか見学会、○×会議、
○×ウォーク、○×祭りなどの
単発のイベントは、すぐにまとまり、
失敗の責任もなく、実行に移しやすい。
また、金もかからない。
でも、こうした単発の地道なお祭りに
目に見える数字はついてこない。
町おこしのプロは、これを
「線香花火企画」と呼んでいる。
結果、三浦半島の地盤沈下は止まらない。
特に、「みどりの基本構想」をぶち上げた
三浦市の落日は目に余る。
誰が何と言おうと、三浦半島の開発は、
県と京急なしには成り立たない。