マンションの3店舗を売ることにした。
それぞれで管理組合理事をしていたMSだ。
それでもまだ、7戸のマンション店舗を持ち、
現在もそれぞれで役員を引受けている。
そんな私がいつも思っていることは
「マンションは国の縮図だ」ということ。
つまり、マンションも国も7~8割が
自治に無関心で無知な人で構成されている。
だから、管理組合財産は実にいい加減に
運用され、管理組合経験者から見たら、
「組合理事会って馬鹿の集まりだ」と思う。
国の官僚も「国民なんて馬鹿ばっかり」と
感じながら国の財産を弄んでいるのだろう。
この二つ、実に深く相通じている。
馬鹿の集まりになってしまう一番の原因は、
「自分たちが無知だ」という認識がないこと。
プロとして建物維持管理を40年しても、
まだまだ知識が足りないと思っているのに、
なんの組合経験もない人が勉強などせずに
マンション管理が出来ると思っている。
この構図って、今の世界と全く同じだ。
政治に無関心な人が選挙権を行使し、
そこで選ばれた人が国を動かす民主義国家
とプロが国を動かす中国とが覇権を争えば、
その結果は明白で、巨大中国の前に
世界がひれ伏す日は近い。
つまり、管理会社に素人の管理組合が
いいように弄ばれるのは必然なのだ。
この構図になぜ皆が気付かないのか。
不思議でならない。
当然、管理費は平均で2割は無駄に消える。
輪番制で理事になった無知な理事たちが
管理組合を動かしている理事会シーンは、
毎日テレビで見る今の日本の馬鹿げた
政治ショーとかなり似通っている。
管理制度は、本当にこれでいいのか。
国交省もなんとか考えて欲しい。
例えば、20戸以上のMSには
マンション管理士を置かなくては
いけないとか・・・
更に、その場合、MSは管理士に
月額5万以上の報酬を払わなければ
ならないとすれば完璧だ。
そうすれば、マンション管理士も
それで飯が食えるようになるから。