「自然保護」 実に美しい響きの言葉だ。
私もこれにケチをつけるつもりはない。
ただ、人口の極度な減少で、黙っていても
日本の居住区の50%は自然に戻るだろう。
否、荒廃した後に、自然が戻ってくる。
荒廃の実態を具体的に言えば、
今回の大雪の中での生活破綻がいい例だ。
車の中で死ぬ人や孤立した家の中で
寂しく亡くなっていく人が激増する。
日本中で、そんな廃村危機が頻発している。
自然保護、動物保護、開発抑制の美名の下で、
如何に多くの人たちが被害を受けているか。
なぜ、被害者は行政を訴えないのか。
実に不思議である。
写真は台風後のメガソーラー発電所だ。
パネルが近隣に多大な被害を及ぼした。
横須賀にそんな事が起きそうな所が
あちこちにある。
私が国際スクールを計画した土地の隣も、
今ではソーラー発電施設になっている。
多くの民家の建っている直ぐ脇にある。
風に強い強固で美しいスクールに反対し、
危険で醜いメガソーラーはいいのか。
なぜ、行政はまともな介入をしないのか。
そこでは美しい蛍を守る会の運動が盛んで、
彼らは、人命を脅かすものには気づかないで、
蛍だけに執着する、その神経が分からない。
蛍って人命よりも大切なんですか?
熊や猪は人よりも大切なんですか?
大雪で孤立してしまう村の方が
自然でいいのですか?
資材置き場や残土捨て場の方が
自然で美しい街づくりなんですか?
※反対運動で開発は阻止できても、
それぞれの地権者が勝手に貸し出すから
あちこちに開発崩れの典型的な醜い
光景が出現する。反対運動が成功し、
結果、皆が不幸になる。嫌だ、嫌だ。
子供が危険な夜道を帰る街がいいですか?
貴方は本当にそんな街に住みたいですか?
日本はこの頓珍漢の中で着実に汚れていく。