田舎生活(8)

既に茨城の大洋村で庵人をしているMくん。
「私の友達は5人も田舎生活から脱落した」
そう言いながら、田舎生活の厳しさを語る。

千葉の千倉に2千万円をつぎ込んだ彼の友達は
自然の過酷さと余りの寂しさに1年で東京に戻ったという。
田舎の閉鎖性、海から吹きつける砂混じりの風。
それは彼の想像を絶するものだったらしい。

「テレビの田舎番組に出たような人でも
出演後半年で都会に舞い戻った人もいる」
そう切り出したのは中学時代の旧友で唯一人農業をしているMくん。
「自給自足、田舎生活、リゾート暮らし、ログハウス
実に格好いい言葉がならぶテレビ番組って
そのいい面ばかりを強調するんだよね」

憧れと現実のギャップは相当なものだ。
だから、庵を建てる前に経験者の仲間と話す機会を持ち、
事前に沢山の情報を仕入れてから決断しないと
夢がとんでもないお金の無駄遣いに終わってしまうのだ。

※三戸浜の級友Mくんの畑
 村人は閉鎖的で浜辺への道は頑として広くしない。
 「都会の人には来て欲しくない」というのが村の総意だ。

カテゴリー: 不動産・ビジネス パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です