失政

心不全でも、家にいられる性分ではない。
今冬一番の寒さの中、たっぷり着込んで、
武蔵小杉の調査に向かった。

他人が認めようが認めまいが、
本人は「都市開発のプロ」を自認している。
実際に、本気で取り掛かっている仕事もある。
40年間、この仕事で失敗したことがない。

勿論、武蔵小杉について情報だけは集めていた。
しかし、車で調査に乗り込むのは初めて。
この手の「街研究」ほど面白いものはない。

大昔、木月に女友だちがいたので、
4丁目の交差点を通るとしめっぽくなる。
「あの頃は、色んな意味で若すぎたな」

綱島街道を上って、市ノ坪交差点を左折。
次の不動前の交差点を右折して、
予定通りグランツリーの駐車場に車を置く。

今日の調査対象は、規模の大きな商業施設で、
グランツリー武蔵小杉、ララテラス武蔵小杉、
東急スクエア、フーディアムの4つ。

デパ地下特有の大規模食料品売り場はないが、
それ以外は見事で、あらゆる店舗が軒を競い、
これほど店舗の充実した街を見たことがない。

三越でよく寄る「ディム・ジョイ」があり、
大好物のちょっと変わった点心を4品注文。
それにしても、若者ばかりが歩いていて、
景色にそぐわない爺さん、婆さんがいない。
そんな人通りに驚きながら、異邦人気分に浸る。

この街が、「住んでみたい街」ランキングで、
10年前の15位前後から最近は3位前後に。
その上昇の要因は計画的な街づくりと
地元に根ざしたネット活動家たちの功績。

ネット活動は意外と見落とされがちだが、
ここのコミュニティ活動家たちは優秀だ。
例えば、タウン情報サイト「武蔵小杉ライフ」
彼らの公式ブログ「武蔵小杉ブログ」が凄い。
本業でないのに、ほぼ毎日記事がアップされる。

今の時代、このような情報サイトなしに、
街の活性化は考えられないのだが、
横須賀市には、未だにその手のものがない。

恐らく、市の企画屋が時代遅れなのでは。
横須賀の魅力は基地などと言って、
「基地の外人から英語を習おう」なんて、
外人コンプレックスを煽っている。
それは絶対にやって欲しくないことの一つだ。
こうして、頓珍漢なことを売り込んでいるから、
日本一の転出超過都市になってしまうのだ。

情報を集めれば、この「基地の街」は
未だにおぞましい危険地帯であることは明白。
聞いて回れば、若い女性10人の内3人くらいは
米軍兵士からのセクハラを経験しているのだ。

例えば、街で抱きつかれたとか、
電車内で執拗にナンパされたとか、
暗がりで性器を露出されたとか、
勿論、私の身内もそんな被害者だらけだ。
夜、中央駅のYデッキに行けばその訳が分かる。
ドブ板通りなんて自分の子供には絶対行かせない。
そんな治安の悪い基地の街にスポットを当てるな。

そうではなく、素晴らしい武山ハイキングコース、
湘南随一の野比海岸、富士を望む長井の丘陵地、
あの芸能人が集う秋谷海岸をもっと売り込むべきだ。
本気で人を増やしたいのなら・・・

今まで以上に情報サイトを活用して、
この横須賀の長所を集め、広く知ってもらおう。
町の発展のキーワードは、今も昔も、
「楽しいか、便利か、儲かるか」の三つなのだ。

Let me tell you this. “No town developed
without profit, fun, convenience”

In other words, the key to growth of the town is
how to make a profit and pleasure.
And convenience is the most necessary
for developing the town

カテゴリー: 不動産・ビジネス パーマリンク

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