不動産売却のからくり

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小なりといえども
40年の経験を積んだ不動産活用家。
それなりに、不動産に関する相談を受ける。

その多くはお金にならない社会奉仕だから、
相手は超気軽、でも回答は真剣でなければならない。
日常は、そんな相談に多くの時間を割かれるから、
私は死後に必ず天国に行けると信じている。

特に多い相談は「どうしたら高く売れるか」
もちろん、その気持ちはよーく分かる。
私もいつも考えていることだから。

そんな方々の一番の過ちが
「大手に頼めば安心よね」
確かに、大手は騙すようなことはしない。
でも、法律すれすれなことは日常茶飯事。

その第一が「囲い込み」
不動産屋に行くと必ず言われる言葉が
「専属専任媒介契約でいいですね」

これが囲い込みの第一歩。
売る人と買う人の両方からこの契約をとる。
(これって凄い矛盾だということに気付きますよね)
そうしたら、次にするのは「放置」
つまり、何もしないで日が経つのを待つ。

当然、両者から「まだですか」との問い合わせ。
そこで、おもむろに売主に言う、
「もう少し下げれば買うお客様がいるんですが」

そこで、売主がその価格で売ってと言えば、
売買は成立する。まあまあの結果だが、
裏では、次のようなことが行われていた。

本当はもっと高く買うお客がいたのだが、
それはレインズを通した別の業者からの申し入れ。
で、もしこれをこの業者が受け入れると
「両手」にならなくなってしまう。

不動産の仲介料は片方から3%+6万円
売り手と買い手の両方からだと6%+12万円。
どんな馬鹿でも後の方がいいのは分かる。
これを「両手」と言う。

専任媒介の依頼を受けている業者は、
よその不動産屋からのいいお話しなど無視する。
つまり、こうして客を自分の檻に囲い込んで、
お得な情報を知らせず、上手に両手契約へと導く。

だいたい相場で5千万円のマンションなら
下手に売る人と上手に売る人の差額は1千万。
それがプロの世界の常識である。

私の投資用のマンション売却での経験だが、
3ヶ月違いで、隣室より1300万円高く売った。
もちろん、このときは色々なテクニックを使った。
この時の仲介業者は中堅の上場会社で、
社員は全員誠実で、情熱に溢れていた。

教育でも、不動産でも、何でも、
成功者は素晴らしい仲間に囲まれている。
だから、人を見る目だけは養っておきたい。
「大手なら」などという基準は間違っている。

Real estate intervening agency wants to get
an exclusive contract with a seller and a buyer.

As a rule, a buying and selling fee is 3% of
the real estate price.

So, most of real estate agents want to get
the intermediary commission from both a seller and a buyer.

As a result, they can get 6% of the price and 120 thousand yen.

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