言ってはいけない真実

成人してから事業家として生きてきた50年。
何度「自殺」を思い描いたことか・・・
苦しい局面では、いつも死にたいと思った。
それで、周りには随分と迷惑をかけた。

でも、古希を過ぎてまだ生きている。
30代、40代の莫大な借金が消えたからだろうか。
実際は、この過大な借金のお陰で今があるのだが。
正に、ピケティ理論の実践人生だった。

今年のお盆休みに、
「言ってはいけない」という本を読んだ。
自殺率や犯罪率も、
知能指数の良し悪しも、
身長や体重や身体能力も、
80%前後の確率で遺伝すると書いてある。
血液型に至っては百%の確率で遺伝するのだと。
勿論、科学的統計の根拠がある。

新しい友人が出来るとよく質問した、
「死にたいと思うことある?」
5人に一人は「ある」と答えた。
何と不思議なことに、
「ある」と答えた人との縁が長く続く。
「類は友を呼ぶ」とはこのことだと感心した。
ただ、本当に自殺した友人はまだいない。

苦しいときに「死んでたまるか」と思う人と
何とはなしに「死んでもいい」と思っている人。
これも遺伝子的には別々の人間なのだろう。
遺伝子ってどこまで細かく人間を分類しているのだ。

「死にたい」と軽々しく口にする私のような仲間は、
「生」は尊いと考えている人たちに嫌われる。
でも、嫌われても、何となく死んでもいいと考えている。
実際には死にはしないだろうが・・・

不思議なことだが、「死にたい」と口にする人には
頑張り屋が多く、成功者も多いような気がする。
(科学的統計の根拠はない)
この言葉が、苦しい思考をストップさせるようだ。
だから、この言葉は、嫌な思考を停止させ、
明るい未来を考えさせるスイッチなのかも知れない。

いずれにしても、
どんな遺伝子を持って生まれたとしても、
この「だめなら死ねばいい」思考で、
ケセラセラで生きるのが一番だ。
くよくよ考えてもしょうがないから。

でも、結婚相手を選ぶときには、
相手の家系を少しは調べた方がいい。
「愛」だけでは解決できない重い荷物は
出来るだけ背負わない方が賢明だと思う。
人生って、結構長丁場だから。

人には、言いにくいことではあるが・・・

Have you ever thought
you want to commit suicide.
I’ve ever thought so.
But I am still alive.

The word “commit suicide” means “a switch
to stop thinking seriously” in my mind.

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