忘れてしまえば天国

同じマンションの親しい老人が怒っている。
「年上のワシが挨拶しているのに挨拶もしない」
敢えてその老人の年齢は書くまい、
人物が特定できてしまうから。

この私も、取引先との電話でのやり取りで、
「では、当方の事務所でお待ちします」
なんて若い担当者が言ったりすると、
「百年早いんだよ、そっちから来いよ」
と無性にイラついてしまったりする。
イラついたら自分が損なのに・・・

街の馬鹿な若者やチンピラからの非礼も多い。
例えば、わざと道を塞ぐように歩いてくる輩に
「気をつけろ」といちいち文句を言っていたら、
いくつ命があっても足りなくなってしまう。

こんなときは、腹が立っても避けるのが一番だ。
それなのに、こんな場面で空気を読めずに、
彼らに長幼の序なんてまともなことを諭して
殺されてしまったインテリが何人いたことか。
大分前だが、あの新聞編集長が殺された
片瀬江ノ島事件は忘れることができない。

外国ではもっと気をつけた方がいい。
目を見ないで、ひたすら無視して歩くべきだ。
今回の沖縄の悲しい事件でも同様だ。
道を聞かれても無視すれば無事だったのに、
奴らを普通の人と勘違いしたのがまずかった。
親切で殺されるのが奴らの世界だ。

知人の妻は、白昼奴らにコンビ二で乳もみされた。
知人は怒っている、「奴らは人間じゃない」と。
でも、怒っている彼も心を傷つけられている。
これを怒らないで済ませられたら・・・

小料理屋での見知らぬ輩からの非礼もある。
これは自分がその店に行かなければいいだけ。
でも、自分が住むマンションでの非礼では、
その度にいちいち引っ越す訳にもいかない。
つらいところだ。

更に、気性の激しい人は、そんな非礼の度に、
「いつか何とか仕返しを」なんて考える。
でも、実際にいちいちそんな反応をしていたら
自分が癌になってしまうのがオチだ。

だから、何とか溜飲を下げたいなんて思わずに、
私は、ただひたすらに「忘れる」ことに徹している。
面白いことに3日もするとほぼ忘れてしまう。
その分楽しいことを考える時間が多くなる。
嫌なことは忘れるが一番。

忘れてしまえば、そこは天国。

My specialty is forgetting things.
Many people are worried about forgetting things.
But it’s nonsense.

If you remember everything,
your life will become harder than now.
So, it is so good to forget it.

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