無法自主管理ビル

最近、商業ビルのワンフロアーを購入した。
オーナー数7人の典型的な自主管理ビルで、
オーナーの平均年齢は65歳。

本来ならこんな危険なビルは購入しないが、
親しい人からの紹介だったので、
軽い気持ちで即決してしまった。

まだ、テナントも未定で成否の答えはでない。
ただ、親しい人の紹介で格安だったので、
手を入れてもそこそこの利回りにはなりそう。

「危険なビル」とは管理のことだ。
高齢者に属する7人のオーナーの中で、
「区分所有法」を詳しく知る者はゼロ。
つまり、非常識の無法地帯。

とある、付き合いのある業者に聞くと、
「あそこのビルとは付き合わない方がいい」という。
正規の理事長もいなくて、
「俺がやったる」という人が理事長。
その理事長に振り回されるというのだ。
ともかく議事録もない組合だと嘆いている。

つまり、いつ訴えられてもおかしくない組合なのだ。
悪いのは不勉強の組合員で、元理事長はとてもいい人。
理事長は一銭も貰わず汗を流したのだから。
私のように、ビル再生を仕事にしている者には、
それほど驚く話しではないが・・・・・・・。

これはとある投資用オフィスビルの話しだが、
世の中には、こんな無法地帯があちこちにある。
特に、知的職業に就く人ほど無法感覚の持ち主。
大人の世界は、結構子供っぽい世界でもあるのだ。

まー、それを知っていれば驚くには当たらない。
これからこの管理組合を急いで正常にし、
この建物の資産価値低下を防がねばならない。
忙しくなりそうだ。

Two months ago, I became the owner
of a condominium in Yokosuka.
There are no documents of this condominium
community union general meeting.
So in this case the condominium has a risk
of arrears of a condominium management fee,
a reserve fund for repair and other expenses.

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