無縁保険金

保険が嫌いだった私が保険を好きになった。
好きになった理由は、生命保険の優れた貯蓄性。
ただ、今でも、保険の補償は期待していない。

私的には、事業で、慢性的にお金が足りない。
ということは、慢性的に貯蓄額はゼロに近い。
事業資金の借入れ申込みのときに、
銀行からよく訊かれるのが「金融資産額」
回答は常に「ほぼゼロ」だから実に恥ずかしい。
でも、ないものは無い。

最近、こんな状態ではいけないと思い出した。
そして、調べているうちに分かったことが、
貯蓄型の生命保険の素晴らしさ。

10年で掛けた金額のほぼ同額が戻ってくる。
この保険の唯一の長所(短所でもある)は、
途中で解約すると、ペナルティがあること。
例えば、5年で解約すると半分はパー。
だから、始めたら必死で10年は続ける。

この「必死」というのが私の心を射たのだ。
「これなら私でもお金が貯められる」
更に、この保険は、現時点では、
マイナンバー制度で国に捕捉されることがない。
だから、資産課税の重荷からは逃れられる。

ところが、昨晩、悪夢にうなされた。
夢の中での話だが、10年して私が亡くなって、
子供がこの保険の存在に気付かず3年が経ち、
保険金を受け取る権利が失効したのだ。

少し前に、無縁マンションについて書いた。
そのことが記憶にあったからだろうか。
文字通り、「無縁保険金」の悪夢だった

すぐに保険会社に訊いたら、
保険金の受け取りの時効は3年だと。
更に、入院特約などの給付金の請求忘れは、
莫大な額になっているというのだ。
理由は、遺族が生命保険金を受け取って、
全ては終わったと勘違いするかららしい。

無縁保険を防ぐのに大切なことは、
掛けた生命保険についての情報は、
誰にも分かるようにしておくことらしい。
担当者との家族ぐるみのお付き合いも、
無縁保険を防ぐ有力な手段だという。

If you insure your wife’s life for a ten
million yen, you should put
the relevant documents in the place
that all of your family know.

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