無縁マンション

関内にある投資型マンションでの理事会。
管理会社から渡された議案書を見てビックリ。
「連絡不能な2名の管理費滞納について」

管理費が1年間滞納の所有者が2名いて、
その滞納額が2件分で、25万円。
両名とも、どうしても連絡が取れないという。

今後の流れと対策を検討した。
① このまま連絡が取れない場合を
二つのケースに分ける。
A:死亡の確定  B:行方不明の継続
② いずれの場合も
管理費を支払ってもらうための権利を確保するために、
弁護士に依頼して少額訴訟を起こすことにした。
③ 死亡している場合でも行方不明でも権利の時効が5年なので、
解決までには5年間かかることを覚悟した。

ワンルームマンション投資家は、
老後の人的相互扶助をあまり期待せず、
替りに個人年金目的で投資をしているので、
比較的親類縁者の少ない人が多い。

結果、そんな人が亡くなると、
マンションが無縁仏のような事態に陥り、
管理組合が最初に迷惑を受けることになる。

今回のような所有者は、
配偶者のいないことが多く、子供もいない。
よって、第一順位の法定相続人がゼロだ。
第二順位法定相続人である父母や祖父母も、
大抵は亡くなっている。
更に、現代の風潮から、一人っ子が多いので、
兄弟姉妹などの第三順位法定相続人も、
いないことがほとんど。

こうして、相続人がいないことが確定すると、
最終的にマンションは国のものになる。
結果、国に滞納された管理費を請求することになる。
ここに至るまでに5年かかるという。
兎に角、厄介なことが起きた。

時代の変遷と共に、
管理組合の直面する問題も複雑化している。
これからは、管理組合として、
所有者の縁戚を調べておく必要が出てきた。

Professional directors of condominium management union
would enable the condominium inhabitants to avoid
a risk of arrears of a condominium management fee
and a reserve fund for repair.

Anyway, they (including me) have a technique
to reduce the condominium management fee etc.,

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