優良会社の事業主は相続税を減らすために、
高すぎる会社の株価を下げることに知恵を絞り、
個人資産を圧縮することに東奔西走する。
ここでよく使われる手法が、
ビル建築と退職金控除を組み合わせた資産飛ばし。
退職金の所得控除額は勤続20年以下なら、
勤続年数×40万円。
勤続年数が20年超なら
(勤続年数―20年)×70万円+800万円
だから、会社設立後40年しての退職なら、
(40-20)×70+800万円で
2200万円の退職金が取得可能、
この退職金には税金がかからない。
これは勿論他の役員にも払える。
会社はこれだけの退職金を払うので、
ごっそり資産が減って、株価は暴落。
当然社長の持ち株も価値が目減りして、
社長の個人資産もごっそり縮小する。
更に、この受け取った金が邪魔なら、
夜の街などに繰り出さないで、
死ぬ前に土地を買いビルを建てれば、
受け取った退職金も雲散霧消してしまう。
勿論、子供からももっと尊敬される。
こうして、
法人も個人もどんどん資産を圧縮すれば、
日本の景気回復にも少なからぬ貢献をする。
これほど素晴らしい景気循環はない。。
更に、このとき、
社長さんが死亡保険金をかけていれば、
受取人は500万円の所得税控除が受けられる。
これに先ほどの退職金をからめれば、
なんと3千万近くの所得控除が発生する。
会社の資金は事業に使わなくてはならないとか、
利益や内部留保から支払うのには無理があるとか、
銀行口座だとすぐに使ってしまうとかいう人は、
保険を利用して退職引当金を作ればいい。
月掛けの保険を利用すれば
無理なく退職引当金が貯まっていく。
おまけに「おろしたい」と電話すると、
綺麗なお姉さんが出てくるからおろし難い。
更に、死亡保険金の控除と絡ませて、
子供にまでお土産をつくれたら最高である。
加えて、これをドル建て保険でやっている人は
もう笑いが止まらないと言っている。
4年前に加入した商品などは
それだけでなんと6割増しになっているという。
世の賢い社長さんたちよ、
退職金の原資作りには
このドル建ての保険を考えたらいかがか。
もしこの一石三鳥の所得控除作戦をしないで死んだら、
本当に本当にもったいないのだから。
The ignorance is stupid.
Let’s become a person to be able to say
“Please tell me how to do it.”