マンナンライフ現象

いよいよ大規模修繕の日が近づいてきた。
先日、管理会社による建物診断調査が行われた。
4メートルくらいの棒を使ってのタイル剥離診断。

剥離しているところはカラカラと異音がするという。
建物の北西の2階部分のタイルが少し異音を発している。
ということは、大規模修繕のときには張り替えろと助言するのだろうか。

私の所有しているビルでは、目視で検査・診断をする。
目視で分かるようになるまでそのままでいいのではないか言うと、
「剥離してそのタイルで住民が怪我をしたら大変だから・・・」
「では、建物竣工検査では異音はしていなかったんですね」
「いえ、竣工のときにはこの検査はしていません」
「じゃー、竣工時から異音がしていた工事ミスの可能性もあるんだね」
「いや・・・、それは・・・」

「来た、来た」と思った。
早め早めに且つ大規模に工事をやらせる管理会社の作戦が始まった。
始めからの工事ミスについてはその可能性にも触れたがらない。
逆に、「落ちたタイルで人が死んだら誰が責任を取るのですか」と言う。
「いいかげんな工事だったのならお宅でタイルを全部剥がせよ」と怒鳴り返す。
怒りの脳裏にマンナンライフ事件のことが浮かんだ。

あのときに野田議員が使ったことばと同じだ。
「マンナンライフでこれ以上人が死んだら、誰が責任をとるんですか」
数日後の記者会見で、とある記者が野田議員に質問した。
「13年間の窒息死は、こんにゃくが13件、餅がその20倍、
こんにゃくの販売を止めさせる前に、餅の製造を停止するんですね?」
この一言で、この事件はうやむやに。

事故発生率はマンナンライフが1億分の7で、他メーカーがその9倍。
マンナンライフがこうした数字による理論的な反撃をしなかったら、
今頃、この会社は野田という偽善議員に潰されていただろう。
マンション管理でも、この言葉はしょっちゅう使われる。

「避難路の確保は住民の生命線です」
「この避難路を泥棒が利用して人が死んだらどうするんだ」と反論した。
「じゃー、消防法違反の責任は誰が取るんですか」

「責任は誰が取るか」というのが善人の切り札だ。
その前に、安全の確率を求める面倒な作業など一切しない。
だから、今度もこう言ってやるつもりだ。
「信用できない工事屋の危ないタイルは全部剥がして、二度と貼るな」と。
タイルは落ちたら棄権だから「タイル張りのビル」は建築禁止にしなけけば・・・
「人の命は地球より重いのだから」


銀座三越のディム・ジョイ:関西に住む姉の希望で立ち寄った。
誰もが一度は行きたいという高級リゾート「アマンリゾート」の
創始者の息子であるゼッカ氏の店。
京都の食文化と中国飲茶を融合させたモダン飲茶の世界を目指したお店。
シンガポールに次ぐ二号店で、昼時はかなり待たされることを覚悟しておいた方がいい.

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