クリーンボケ

台湾で成功し、今はヴェトナムに進出した友人が曰く、
「日本企業の進出など中国や韓国に比べたら鼻くそです」
榊原英資氏が言うアジアでの活躍など大したことはないのだと。
原因は、日本人がアジア進出の基本である「賄賂戦略」を知らないから。
中国や韓国は、ハニートラップなどあらゆる手を使って進出してくる。
真正面からクソまじめにやっている日本人など勝てる訳がないのだそうだ。
ルノーの幹部役員4人が中国に企業機密を流したニュース。
日産のEV関連の最先端技術を狙ってあらゆる手を使う中国に、
「汚いぞ」などという日本人の子供じみた声は届かない。
彼らは思っているに違いない、
「お前ら日本人はいつまでそんな子供なんだ」と。
日本の常識なんぞ世界で、特にアジアでは通用しないのだ。
ましてや、政治を忘れて「政治と金」ばかりやっている菅政権の、
「クリーン、クリーン」日本に再び勢いが戻るとは到底思えない。
自社のクリーンは重要だが、競争相手がクリーンだとは限らない。
それを肝に銘じて商売をしないと、流した汗は報われない。
鈴木宗男を葬った日本の政治が北方四島を失ったのがいい例だ。
ロシア人は賄賂が大好きなのに・・・・・
「おもてなし」の心を忘れ、お茶も出さない銀行がある。
お茶汲み姉さんは大事なのに、それを置かない銀行が増えた。
こんな私ですら、お茶も出さない銀行とは付き合わない。
お茶を入れることと男女平等を混同する西洋ボケには呆れる。
そんな心の分からない会社がアジアで苦戦するのは当たり前。
人の心を知って、清濁併せ呑む大人の商売で勝ち続けたい。

秋谷のアリス・ヴィラ・リゾート:さいか屋が元気だった頃、その社長岡本氏の別荘だった。その前の所有者は伯爵だったとか。つまり、三浦半島でも由緒ある土地に建つ白亜のレストラン。同期の友人たちが好きで、彼らとの会合はいつもここ。かの石鍋裕シェフのディレクションだが、味的には驚くほどのことはない。東京から来る友人たちは異口同音に「いいところを教えてくれて・・・」とは言うが。

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