手賀沼サイクリングコース

この日は電車とバスで目的地へ、こんなことは初めて。
横浜駅から日暮里を通って常磐線の我孫子駅までが約1時間半。
我孫子駅から目的地の道の駅「沼南」までがバスで10分。
途中、バスから見る街の景色が得も言われぬ雰囲気で、
志賀直哉、武者小路実篤など文豪がこの地を愛したことに納得。
10時に横浜を出て、お昼には手賀沼サイクリングコースに。
この道の駅「沼南」では、自転車のレンタルが何と無料!
戦後、汚染湖沼ランキングで日本一汚いと言われた手賀沼ではなく、
サギ、アジサシ、鴨など多くの鳥が舞うサイクリング天国だ。

12月だというのに、頬をなでる風は春風のように気持ちいい。
先ずは進路を東へ、手賀沼曙橋から手賀沼フィッシングセンターへ。
予定通りここで昼食の「うな丼」を頂く、噂どおりの美味。
フィッシングセンターを境に沼の北側は「手賀沼遊歩道」
道幅が狭くなり、歩行者を気遣いながらののんびりサイクリング。
でも、ママチャリと見紛う自転車だから頑張ってもスピードは出ない。
沼の畔の家々が立派なので見慣れた日本の景色とはちょっと異なる。
風媒花のススキの花が飛びまくる、正確には花ではなくて種子なのだが・・・
侘びとか寂びに縁のない私だが、ちょっとセンチメンタルな気分に。

手賀沼公園で10分ほど遊んで、北柏駅まではほんの10分。
北柏橋を渡るとまた広い広いサイクリング専用コースへ。
一気に出発地点の道の駅「沼南」に、ここで無料の足湯に浸る。
サイクリストにこんなに優しい施設は初めて、一気に疲れが吹っ飛ぶ。
手賀沼で、感謝、感激、歓喜の20キロメートルを楽しんだ。

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