「責任は取れるのか?」

10年間の理事会経験は私の人生の大切な「宝物」
この無料奉仕で、実にいろいろなことを学んだ。
その中の一つが、使ってはいけない言葉の存在。
「そんなことを言って、責任は取れますか」
マンション理事会にこれほど不適切な言葉もない。
責任が発生するなら、「何もしなければいい」と何度思ったことか。
何代か前の理事長さんはこの言葉に激昂し、
「そんなことを言うなら私は辞める」と部屋を出そうになった。
言った本人が謝って事なきを得たが・・・
役員が株主や社員に対して責任を取る会社とは根本的に違う。
会社なら、社長が決めたことが裏目に出れば、
当然その責任を取って、退任ということもあるだろう。
しかし、理事会はMSをより良くするために合議で事を進めていく組織。
議論を重ね、最後は決を採り、理事会決議になる。
その決議が、時を経て悪い結果となることだってあるだろう。
でも、それが許せないというならもう何も決められない。
だから、この二つの組織の違いを知って理事会に出席して欲しい。
4年前、マンションでは聞いたことがないという挑戦をした。
「収納に困っている住民がいる」という意見を多数耳にし、
ならば、「トランクルームを作ってしまえ」という提案をした。
理事長も乗り気で、一気にその年度に建設してしまった。
今でも、申込みが多く、常に数人待ちの状態が続いている。
こんな他では聞いたことがないという増築など、
「責任を取れ」と言われたら絶対に取り組めない。
マンション維持で最重要だと言われているのは屋根と給排水管。
中でも難しいのが建物内給水管の赤錆対策、
放っておけば必ず水漏れの原因になる建物の生命線。
でも、答えが出るのが40〜50年先だから・・・
私は自分のビルに取り付けて、その効果を目の当たりにしているが、
ほとんどの人はそんな機器の存在すら知らない。
何回議論を重ねても、面倒だからなのか結論は出さない。
そして、最後は「効果がなかったら誰が責任を取るのか」
そんなことを言う前に、私のビルの給水管の中を覗いて見ればいいのに・・・
それから答えを出せばいいのだが、そうはいかないらしい。
本音は「答えを出すのが怖い」から?
8百万の投資で4千万が要らなくなるのなら「即実行」なのだが、
マンションという合議体では、物事はそれほど簡単には進まない。
「やらないことで蒙る不利益の責任は誰が取るんだ?」
これもやっぱり禁句です、私が言ってはいけません。
参考までに、コピペして下記のサイトを見てください。
http://www.jspkk.co.jp/product/product_NMR.html
「李下に冠を正さず」なのに,いつも余計なことをしてしまう私。
私のビルに取り付けたのはこの会社のものではありませんから念のため。
つまりは、私はこの会社の回し者ではありませんので。
あくまでも参考までに・・・

神楽坂の「石川」:とうとうミシュランの三ツ星レストランに。思えば7年前、理科大の生徒との待ち合わせに入ったときは開店してまだ2月目だった。「彼は凄い男だ」と感じた予感は見事に的中。今、東京でも一番勢いのあるレストランの一つに。2年前、毘沙門天近くに移転して石川の第二章が始まった。旧店舗は「琥珀」としてまた人気店に成長し始めた。

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