横浜、横須賀、湯沢、軽井沢
30年前、40歳のときに買った四箇所の不動産。
その価格の推移とそれが生んだ利益を分析しながら、
子供たちに残すべき不動産投資への格言を考える。
私の不動産投資の基本は「売らない」
しかし、時代の流れに応じて、売るべきときもある。
その売るタイミングの正確な判断のために、
一時も市場から目を離すことは許されない。
30年前、バブルのはじける前夜、
私は運よく、二つの行動を起こした。
一つは会社を売り、一つは不動産を買った。
買った4箇所の不動産の価格推移は、
想像をはるかに超えたものだった。
投資で買った横浜の中区は今でも2倍のまま。
その生んだ利益を算入すれば、5倍以上。
実業で買った横須賀は2倍になった後に元値に。
その生んだ利益を算入すれば3倍くらい。
今後どうなるかの判断が難しい。
子供とのスキーのために買った湯沢は、
15年間楽しんで、15年前に手放した。
個人的な実損はなく、今は金を払っても売れない地域。
同じリゾートでも全く違うのが軽井沢。
ここのマンションは2倍になって、今も同値。
さて、こんな過去のことはどうでもいい。
大切なのはこれからの日本の不動産。
私見では、やはり流れは4本。
緩やかな右肩上がりが東京・横浜
買っているのは中国人。
緩やかな右肩下がりが首都圏周辺。
急激な右肩下がりがその他の地方都市。
要するに中国人に人気の無い日本の8割は絶望的。
ひどいのはリゾートのマンション。
金を払っても売れない時代が続く。
その原因は修繕積立金を含む管理費。
でも、外国人の好きなニセコと軽井沢は別。
限界集落の土地も同じ状況になる。
固定資産税が重荷で買う人がいない。
持つだけで悲劇だから絶対に売れない。
そんな地域が激増する。
続く
15年前に買った上大岡のマンションから。
2割くらいは確実に値上りしている。
管理力で更なる値上りを工作中。
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