肌で感じる(1)

ロングスカートのおばさん、お婆さんが闊歩する巣鴨
へそ丸出しの短パン姉ちゃんがバカ丸出しでよたる横須賀
才色兼備の恵まれた人たちが足早に通り過ぎる丸の内
お金持ちそうでブランドコンシャスな女が溢れる青山や六本木
こんな文章を読んでも、本当のその街の姿は理解できない。
街を理解する、そこに集まる人を理解する、その人たちの文化を理解する
それにはその街に足繁く通わなければならない、好奇心むき出しで。
不動産活用にとって基本中の基本は今の街の全てを知り、明日を考えること。
ましてや、建物を建ててそれを賃貸することを考えるならなお更のこと。
だから、不動産活用を目指す人間はマメでなければならない。
「年収1億のカリスマ大家」の鈴木ゆり子さん、
埼玉県北部の羽生市という片田舎で成功した。
彼女はこの町の文化を知り、それを不動産活用に生かし、
そして、見事に且つ偶然に成功した。
でも、横浜で彼女の本に書いてあることを真似しても成功はしない。
否、成功したとしてもひどく無駄な汗をかくことになる。
横浜には横浜のやり方があり、それを知って大儲けしている人はザラにいる。
東京や横浜では「年収1億」ではカリスマとは呼ばれない。
斯くの如く、横浜の文化は羽生市とはかけ離れている。
さあ、明日も表参道の物件を調べに行ってくる。
無駄でも話があれば行く、懲りずに行く、古希が近くても行く、
そうして肌で感じることがいつか役に立つことを知っているから。

北鎌倉の東慶寺:姫蔓蕎麦と野生のリンドウが咲き誇る境内。徳政令で有名な北条貞時が開基。彼の父は1274年に元を退けた8代執権時宗。600年の間、駆け込めば離縁を支援してくれることで有名な「駆け込み寺」だったが、現在はそんな寺法はない。住職の奥さんが気さくな人で、寺の運営を詳しく且つ興味深く説明してくれ、2時間も話し込んでしまった。

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