丸投げ管理

あの野球選手から資産運用を頼まれたMマンションを調べた。
私のPマンションから徒歩3分の川べりで、見た目はかなりのもの。
ただ、管理費が高すぎる、築20年の78?で月34000円。
住民の怠慢が,相場より35%も高い管理費を生んでしまったのか。
私のような嫌われ者が口を出せば、2万円以下で済んだだろうに・・・
管理会社のいいなりの「丸投げ管理」の結果は恐ろしい。
これから先のPマンションも含め、こんなマンションが増えている。
案の定、Mマンションも毎年理事が全員交代し、管理知識のある者がいない。
だから、理事会運営は誰もが知る大手の管理会社の意のまま。
結果、2年に一回で十分な排水管清掃が年に2回も行われ、
各部屋の消防機器点検も年に2回というバカらしさ。
百万で出来る工事は2百万になり、無駄に管理費を食いつぶしていく。
「年とともに管理費は上がるもの」という馬鹿げた常識がまかり通る。
「管理組合便り」を見せてもらう。
マンション管理の主目的も分かっていないのがよく分かる内容。
「挨拶励行」などという小学校新聞と見まごうばかりの見出しが・・・
そんな教育をされるためにこのマンションを選んだ人などいないだろうに。
私のPマンションにも心配な兆候が・・・
10年後の管理費がとんでもないことになっていきそうな予感がする。
こうして管理費が高くなってしまうと、賃貸の客がつかなくなる。
114所帯のPマンションで賃貸に出されている部屋は15。
管理費が平均よりずっと安い今なら、どんどん借り手が見つかる。
しかし野放図な管理の結果、3万を越したら、そうはいかない。
結局は家賃を下げて募集するしかなく、持ち主である組合員の損となる。
その損害は莫大で、野球選手のMマンションを例に取ると、
14000円×12ヶ月×20年=336万円
彼が50歳になるころまでに失うであろう利益は300万を優に超える。
Pマンションなら114所帯で、その損失の合計は3億円を越す。
他人に騙されて失う300万円には目くじらを立てるのに、
怠慢でいつの間にか失う300万円には気付かない。
こんな無知蒙昧な住民の陰で、管理会社は儲けを膨らませる。
もちろん、悪いのは管理組合とその組合員たる住民の怠慢。
管理会社は何も悪くない、正々堂々と今のまま利益の追求をすればいい。
企業とは儲けられるところから儲けるものなのだから・・・

鎌倉は材木座の「光明寺」:誰もが知る法然が開祖の浄土宗の大本山。鎌倉幕府4代執権北条経時が開基。昭和の時代の秋の楽しみといえば「お十夜」 この寺のお十夜は盛大で、境内に並ぶ夜店の数は桁違い。私も子供の頃に何度か訪れた。鎌倉散策に欠かせない知識が北条氏の系図。経時の前が「承久の乱」の泰時で、彼が古都「鎌倉」の原型を築いた。

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