見栄とは
「実力以上に良く見せようとすること」
一般的に見栄にはネガティブなイメージが強い。
しかし、
成功者の多くはこの見栄をてこに利用する。
不動産の業界では特にその傾向が強い。
不動産屋ほど高級車を好む人種はいない。
彼らは大金を動かさなければならないので、
それが出来る証としてより高い車を乗り回す。
億単位のお金を自由に出来るんだから、
このくらいの車はなんでもないと嘯く。
しかし、実際は多くの場合、見栄である。
不動産屋はやっと1億しか動かせなくても、
5億動かせる振りをしなければならない。
そうでないと大きな話が舞い込まないから。
そうやって実力以上に大きく見せて、
後追いで一所懸命に努力して、
張った見栄の領域に近づこうともがく。
見栄をプラスのスパイラルの頂点に置くのだ。
こうして、大きくなっていく男はけっこう多い。
逆に、夜の街で馬鹿高い酒を振舞ったり、
ホステスに金を貢いでいる男がいたら、
こちらは正真正銘の破滅への見栄だから、
そんな見栄男には近づかない方がいい。
早晩、彼は破産して、遅かれ早かれ、
周りの人間に金を借りに来る筈だから。
私の横浜事務所のある駅から4分のマンション。
社会貢献のつもりで二度目の理事長になった。
ここまで深く管理組合に関わると、
もう管理プロの世界である。