日本の年間法人税収入が最盛時の三分の一以下の6兆に。
不景気と企業の国外脱出が原因なのは誰もが知っている。
日産が脱出し、三菱も逃げる準備に入った。
もう手遅れだ、土地も手当てしたから止められない。
受け狙いの森永卓郎は4年前、講演で言った、
「出て行きたい奴は出て行けばいい、何も問題ない」と。
そして、出て行った後には、若者の就職先がなくなった。
没落の責任は明白だ、そんな彼に惑わされる国民が悪いのだ。
政治を知った政治家がいれば、それを知らない政治家もいる。
蓮舫のような当選回数2回の政治音痴の政治家が大手を振って国を揺さぶる。
それを最高得票数で選んだのは日本国民、この衆愚政治の責任は重い。
似たようなことがマンションでも起きている。
マンション管理に精通した住民もいれば、それを知らない住民もいる。
管理の下手な人間が中心で動くマンションはその価値の下落が早い。
同様に、政治を知らない政治家が動かす国は急激に落ちぶれていく。
マンション管理と国家運営は本当によく似ている。
マンションは誰が理事になっても同じだなんて言う人がいる。
下手な管理をすれば10年で数千万は損をするというのに・・・
4年前の鉄部塗装もひどかったが、時の理事は誰も気付かなかった。
例えば、ある箇所の鉄部塗装が行われなかった家が6所帯。
そこに住む彼らはそれを知らない、修復不可能な程錆びているというのに。
マンションの前にある喫茶店のママが言う。
「あのプラスチックの植木鉢はお宅のマンションには不釣合い」
一事が万事、こうして見た目のグレードが落ちれば当然価値も下がる。
結果は売買価格が下がり、我々の資産の直接的な損害になる。
どこでもマンション住民の管理意識はピンきりで、
きりの意見でことが運ばれれば最終的には大きな損害だ。
これが今の法人税収激減の日本の姿とダブって見える。
我らのマンションから今年は裕福な3家族が転居した。
4台の車と共にこの3家族はグレード落ちのこのマンションを見限った。
誰も気付かない小さな流れの中で、管理組合の駐車場収入も減っていく。
それは優秀な日本人が海外へ移住するのとよく似ている。
頭のいい彼らは日本にはとうの昔に見切りをつけている。
結果として、国家が歳入不足に悩まされることになる。
For want of a nail the shoe was lost;
for want of a shoe the horse was lost;
for want of a horse the rider was lost ;
and for want of a rider the battle was lost.
(マザー・グースより)
※for want of 〜 〜が欠けて、nail 釘、shoe 馬の蹄鉄