面倒臭い

最近は面倒臭いことを殊更に避けるようになった。
例えば、人から物を預かること。
預かれば、それを置いた場所を覚えておかなければならない。
それがとても煩わしい。
昨日、10年も務めた管理組合の役員を強引に辞めた。
預かっていた役員の腕章もやっと返せた。
もうこれで何の責任もない、本当にさっぱりした。
感謝もされない組合役員はもう懲り懲りだ。
預かっているものはとにかく全てなくしたい、死も近いから。
「貸して」と言わないのに渡されるのが特に迷惑だ。
「面白い本だから貸してあげるよ」という親切がウザイ。
もう一歩進んで、「上げるよ」と言って欲しい。
自分もこれからは、「貸してあげる」でなく「上げる」に徹しよう。
それが本当の親切というものだから。
エロビデオを貸してあげるという70の爺さんにも参っている。
この爺さんの趣味にはどうしてもついていけない。
昔と違ってロマンチックになっている私には見る気が起きない。
だから、観ないで翌日返してしまう。
自分の部屋にこんなものがあること自体が気持ち悪い。
儲け話への勧誘も面倒臭い。
情報としての話はウェルカムだが、お誘いは嫌だ。
小料理屋でのこの種の話は特に迷惑だ。
「高木さん、調剤薬局をやりませんか、儲かりますよ」と言われるから、
ついつい「そんなに儲かるの?」と聞いたら最後だ。
病院の院長を紹介するだの、不動産屋を紹介するだの・・・・・
最後に彼の立場を聞けば、建物を建てたい建築屋。
要するに、自分の仕事の一環。
折角の美味しい食事が一気に不味くなる。
「もう引退したから、仕事の話はノーサンキュー」
なんて言えればいいのだが、実際は現役だからそうも言えない。
もちろん、自分も他人に「面倒臭いこと」をしないように注意している。

武山の隠れ家「さわ」:秋は「きのこつけ汁うどん」がお気に入り。冬メニューに変わる11月からはうどんが平打ちの「煮込みさわうどん」を目指す。グルメ用語を知らないのでその旨さを上手に説明できないが、冬だけで10回以上は訪れる名店である。

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