本性

犬の性格は犬によっても違うし、犬種によっても違う。
診察台に乗せられた犬の反応の犬種による違いには驚く。
「好きにして」と何の抵抗もしないボーダーコリーのような犬もいれば、
本性をむき出しにして、牙をむいて噛みつこうとする犬もいる。
訓練されてしまって、一様に見える人間様だって、
一皮剥けば、絶対に持って生まれた本性の違いは大きい筈だ。
人によっても、人種によっても。
それを「同じに考えろ」だの、「偏見を持つな」などと言うのは、
人類学的にもおかしいのではないか・・・・・・・
文化人類学者の梅棹忠夫先生が生きていたらその本音を聞いてみたい。
「いや、実は世界記録を出したあの人は元々人食い人種だったんだよ」とか、
「グレー・ハウンドとチワワを一緒に走らせるようなことをして、
これがオリンピックだなんて、バカらしくて興味も湧かない」と、
世界的に有名な梅棹先生が言ったらさぞかし話題になるだろう。
そうは言っても、偽善者ばかりの日本では、そんなことを言ったら袋叩きだ。
賢い梅棹先生のことだから、絶対に本当のことは言わないだろう。
せいぜい、こう言うのがいっぱいいっぱいか。
「中国のように人種改良して、日本も金メダルを増やしましょうよ」
だから、このグローバル化した社会で安全に生きていくには、
真実には蓋をして、本性の怖い人を避け、慎重に付き合う人を選んで、
交際範囲を広げすぎないようにして注意深く生きていくしかない。

西麻布の「徳山」:11月になれば待ちに待ったフグの季節の到来だ。
一人2万円は銀座相場より1万円は安い。とは言え、味は銀座以上で、
貯金を叩いて出かけるだけの価値はある。更に、かなりの確率で
芸能人に会える、梅宮辰夫、アンナ、萬田久子・・・
もちろん、このクラスの河豚はホルマリンと無縁なのでガンにはならない。

カテゴリー: こころ・人生 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です