人間失格

金を貸して返ってきたためしがない。
おまけに、貸したことで人間関係は更に悪化した。
しかし、私に金を借りにきた人間の中には
「あの人はいい人よ」と言われている人もいる。
私は、今でも知り合いに金を借りにくる人は
大人の人間としては失格だと思っているのに。

ここまでは私のブログに何度も書いた。
このお金を別のことに置き換えると
とたんに自分も悪人になることに気付いた。
例えば、人間関係に於ける言葉。

私は若い頃から随分と嘘をついた。
本当は嘘のつもりで話していないのだが
夢が多い分、現実と夢が混同して嘘っぽいことを言うことがある。
悪意がないとは言え、嘘つきには違いないので人間失格だ。

これを結婚生活に置き換えても大変なことになる。
明治・大正時代の大臣経験者で
二号さんがいない人はほとんどいなかったという。
あの松下幸之助にも世田谷に2号がいたらしい。
果たしてこれらの人はみんな人間失格なのか?

もちろん今の時代なら
二号さんなどいたら政治家をやっていくのは難しい。
ということは、社会規範が時代によって変わるということなのだ。

敵の大将の首をとって
その褒美として領国を与えられた時代もあった。
そう、殺人が恩賞の条件だったのだ。

本当にこの世は無常だ。
この度、私も人間失格者になってしまった。
だから、仕事を止めて田舎に行きたい。
(これも結果的には嘘になるかも・・・・・・)

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