歩行速度

最近、自分の歩行速度の遅さに愕然としている。
駅まで普通に歩いているとどんどん抜かれる。
悔しいから、抜き返すのだが、
辛いからすぐにもとに戻ってしまう。
そして、また、どんどん抜かれる。

15日前、このことを夜の小料理屋で話したら、
「それこそが老人の証なんだよ」と。
とうとう俺も老人かと涙が一筋・・・

10年前、現在傘寿になる姉の歩行速度の遅さにイラついた。
神楽坂の「石川」へのあのゆるい坂での出来事だった。
それから4年後、その下の姉の歩くのが遅いのに気付いた。
何と、みんな古希を境に遅くなり始めているようなのだ。

その後、誰に聞いても
歩行速度が健康のバロメーターだという。
健康増進には時速5~6キロが最適らしい。
健康維持には時速4キロがいいという。
時速3キロは家でのごろ寝と同じだと。

そこで、10日前から早歩きを開始した。
ところが、その翌々日からひどい筋肉痛。
腿から膝にかけてが特に凝っている。
揉んで見るとひどく痛い。

「どんなに頑張っても結局は死んでいくんだから
苦しい早歩きなんて止めてしまおうか」
そんな想いが頭をよぎる。

こっそり、Pマンションの仲間の歩行速度を観察した。
80歳のMさんはむきになって早足だ。
その後姿が何だかちょっと物悲しい。
60前なのにノコノコ歩いている人もいる。
遅いからって醜いというわけでもない。
逆に、早歩きのLさんは最近病気で入院した。

頑張って、人より10年長生きしたからって
それだけいいことがあるのだろうか?
結局は老化⇒老衰⇒他界のコースを辿るんでしょ。

「早歩きを続けるべきか、止めようか」

※今現在、5日間早歩きをしても筋肉痛にはなっていない。
慣れてしまえばそれほど辛いものでもない。
健康維持には怠惰でいたいのだが、
根が努力家だから・・・・

カテゴリー: 健康・趣味 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です