石丸電気と日本

約半世紀前、子供の頃の脳裏に焼きついた歌の一つが、
「でっかいわ〜 でっかいわ〜 まるまる でっかいわ〜 石丸電気は、秋葉原・・・」
団塊の世代にはお馴染みの石丸電気のコマーシャルソング。
子供ながらに、「大きなお店なんだろうな」と想像していた。
長岡塾を売った四半世紀前、
コジマ電気の新聞紙一面を使った宣伝がやけに目についた。
「売上高日本一」という言葉が社長の顔と一緒に踊っていた。
10年くらい前になると、ヤマダ電気が伸びてきた。
日本ビクターのサラリーマンだった山田昇氏が、
ヤマダ電機を起こして37年、あっという間に年商2兆円を突破。
特にこの10年の快進撃は驚異的で、ダントツの日本一。
小売業の二大勢力、セブン&アイやイオンの年商が5兆、
それを抜く日がいつなのか、楽しみだ。
ところで、あの石丸電気やコジマは何故抜き去られたのか。
あらぬ想像が脳裏を過ぎる、
「きっと店長クラスが毎日ゴルフに明け暮れていたんだろう」
「毎晩、役員が銀座で飲んだくれていたのか」
「社長が二号さんと遊び呆けていたに違いない」
などなど・・・・
この量販店業界の覇権争いを見ていると、世界の覇権争いに思いが重なる。
偽善に満ちた色気違いの民主主義の国々が抜き去られ、
中国一国支配の世界がもうすぐそこまで来ているような気がする。
時代の変遷は目にも留まらぬ速さだから、
もう10年もすればそんな時代になっているに違いない。
尖閣も、北方領土も対馬もみんな取られてしまうに決まっている。
もしそれを阻止したければ、全く新しい国家像が必要だ。
任期5年の大統領制と4年間の衆議院解散禁止などなど・・
世論に振り回されない中国のような体制作りが急務だ。
大きな方向性はなに一つない悲しい日和見政治の日本。
半世紀かけてもハブ空港一つまともに作れないこの国には、
大卒者の働く仕事場も無い悲しい未来が待っている。
それはまるで独立しては生きて行けなくなった石丸電気のようだ。

京都は南禅寺の「日の出うどん」:京都に行くと必ず一度は寄る。
なんてことないカレーうどんだが、行列がなかった日がない。
実に不思議な店で、一軒茶屋と同じ魔味を作れる店なのだろう。
※風味、滋味、旨味、そのどれでもない説明できない舌への感覚が魔味

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