地震に弱い街は?

地震に弱い街の基準は三つ。
建物崩壊危険度、火災危険度、津波危険度。

崩壊危険度は耐震基準に適合していないこと。
火災危険度は古い木造建物が密集していること。
津波危険度は海に近くて海抜が低いこと。

東京でこれらの要件を満たしているのは
江東区、墨田区、足立区あたりだろうか。
東京の不動産価格は西高東低と言われているが、
正にこの考え方に基づいていることは明らかだ。

東京都の資料からワースト5を拾ってみると、
やっぱり西高東低が浮き彫りである。
1 墨田区 墨田3丁目
2 新宿区 若葉3丁目
3 荒川区 町屋4丁目
4 足立区 千住柳町
5 足立区 千住4丁目

これらの街がもし中国にあったら、
即刻取り壊して、安全な建物群に変貌するだろう。
その点、日本は大地震が来ないと再開発は難しい。
大勢の人の命が失われないと政治は動けない。
何ともやるせない気持ちで、憂鬱になる。

今の土地制度っていい加減に変えて欲しい。
特に土地に関してはすぐに新しい概念を作らないと、
次に来る大地震の後に、日本が崩壊してしまう。
これでは、次の世代に申し訳ない。

日本は一度崩壊しないとだめなのだろうか?
それとも私が異常に心配性なのだろうか?
今出来ることは、ただただ祈ること。

津波災害、台風災害、地すべり災害、噴火災害、
次の大惨事の後のこの国は大丈夫なのか、
ただただ無事を祈るだけ。

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